04/04/22 06:43
地域ぐるみの抵抗運動か 3邦人解放から1週間
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【バグダッド21日共同】 イラクで武装集団に拘束されたボランティア活動家
高遠菜穂子さん(34)ら3人が解放されてから22日で丸1週間。事件の全体像
は不明な点が多いが、人質の証言などから、犯行は地域ぐるみの「反米、反占領」
の抵抗運動の一環であることが次第に明らかになってきた。
高遠さんら3人が拉致されたのは、米軍が大規模な包囲掃討作戦を続けている
中部ファルージャの手前。その後、フリージャーナリスト安田純平さん(30)ら2人
が拉致されたのもそこから東方にわずか20キロのアブグレイブで、ともにイラク
国内でも住民の反米感情がひときわ強い地域だ。
駐留米軍は、外国人を拉致しているのは一部の武装勢力だと主張してきた。だが、
日本人5人を含む人質の解放を呼び掛けてきたイスラム教スンニ派聖職者でつくる
イラク・イスラム聖職者協会の関係者は「米軍がファルージャで続けてきた大規模
掃討作戦で多くの子供や女性が殺害された。一部の武装組織だけでなく、住民全員
が米国に対する憎悪を抱いている」と指摘する。
(共同通信)[4月21日16時50分更新]