10/07/23 22:44 EZNzli.o
■問題視されない政教関係事象の数々
東京都墨田区には高さ41メートルにも及ぶ三重の供養塔を背後にかかえた壮大な寺院様の建物
―東京都慰霊堂が聳え立っている。関東大震災と戦災で亡くなった人々の遺骨のうち、引き取り
手のない16万2800体を収納し供養する都有の施設である。
法要は東京五山と呼ばれる著名な寺院(護国寺・増上寺・浅草寺・本門寺・寛永寺)の住職が
輪番で大導師を務め、東京都仏教連合会が協力して行うことが慣例となっている。式次第も僧侶
の読経、都知事・都議会議長・墨田区長・墨田区議会議長(代理を含む)の追悼の辞、参列者の
焼香と続き、最後に大導師の法話によって結ばれる厳粛な仏教儀式。
都有地に都有財産である仏教的慰霊施設が存在し、民間団体の主催とは言いながら、慰霊法要
には都と墨田区のトップが公式参列し、その準備や執行には都や区の職員が協力しているという
事実は、東京都と墨田区が震災・戦災犠牲者の慰霊という営みを通して仏教と深く関わっている
ことを示している。
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