07/08/23 13:59
ティアナ「走るのは無理そうね。男波は抜けられない」
スバル「ティア……」
ティアナ「アタシが離れた位置からサポートするわ。そしたら、アンタ一人なら新刊買える」
スバル「ティア！」
ティアナ「ウッサイ！ 次のコミケの時には、アタシ一人で並ぶって言ってんのよ！」
スバル「次って…半年後だよ？」
ティアナ「迷惑な足手まといがいなくなれば、アタシはその方が気楽なのよ。
分かったらさっさと……ほら早く！」
スバル「ティア、あたし…前に言ったよね。
弱くて、情けなくて、スタッフに助けて貰いっ放しな自分がイヤだったから、
同人の購入部隊に入った」
ティアナ「…………」
スバル「同人誌を目指して、徹夜とチケット落札を習って、壁回りの仕事に入った」
ティアナ「知ってるわよ。聞きたくもないのに、何度も聞かされたんだから」
スバル「ティアとはずっとコンビだったから、ティアがどんな本を見てるか、
同人誌の確保と布教にどれくらい一生懸命かもよく知ってる。だから！
こんなとこで、あたしの目の前でティアが本をちょっとでも買えなくなるのなんてヤダ！
一人で行くのなんて、絶対ヤダ！」
ティアナ「じゃあどうすんのよ！ 走れないしバッグを抱えて、
残りちょっとの時間で、どうやって新刊を買うのよ」
スバル「裏技、反則取られちゃうかもしれないし、ちゃんと出来るかも分からないけど、
上手く行けば二人で新刊買える」
ティアナ「……本当？」
スバル「あ…えっと、その、ちょっと難しいかもなんだけど、
ティアにもちょっと無理してもらうことになるし、
よく考えるとやっぱり無茶っぽくはあるし、
その何て言うかもし良ければっていうか……」
ティアナ「だあーもうイライラする！
グチグチ言っても、どうせアンタは欲しい本を買うんでしょ？
どうせアタシは、アンタのサークル回りに付き合わされるんでしょ？
だったら、ハッキリ言いなさいよ」
スバル「二人でやれば、きっと買える。信じて、ティア」