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講師は作家 人気の文章講座
「説明ではなく、雰囲気の描写で臨場感を出したらどうでしょう」
「句読点が必要かどうか、文章を読み上げてください」―。
紫波町にある「野村胡堂・あらえびす記念館」で昨秋スタートした文章講座。
講師は、高橋克彦さんら県内在住の作家たち。
原稿用紙の使い方から文章の組み立て方まで、半年間で一通りを学ぶ。
同館は「銭形平次捕物控」で有名な同町出身の作家・野村胡堂(1882~1963)の
業績を振り返ろうと、1995年に開館した。高橋さんは名誉館長を務めている。
「苦学生のために財団を設立するなど、胡堂は教育熱心だった。
その精神を引き継ぎ、施設から文化を発信したいと思いました」
と野村晴一館長(69)。作家からじかに教えてもらえるため、昨年は申し込み開始の3日後には、
50人の定員が埋まった。
今年5月からは2度目の講座がスタート。
作家の斎藤純さん(50)ら2人が講師を務める。斎藤さんは
「算数と違って、文章の答えは一つではありません。みんなで学び合う場にしていきたい」
と意気込む。同館は今後も講座を続けていくことにしている。(2007年8月4日 読売新聞)