08/05/28 19:20:11 ptTiJ5fd
セルビアは初の五輪出場がかなった。2戦を残して出場を決めたセルビアは、五輪出場を決めた翌日のポーランド戦でスタメンの多くを入れ替える采配(さいはい)を見せた。
結果としてフルセットでポーランドに敗れ2位となったが、五輪を視野に入れての戦いをすぐに見せ、負けの中にも意図をはっきりと読み取ることができた。だてに短期間でヨーロッパの強豪となり、2006年の世界選手権で3位となったわけではないと感じさせる動きだった。
最終の日本戦では単調な攻撃とサーブミスの連発でフルセットと大苦戦したが、試合後の会見でテルジッチ監督は「今日は日本のバレースタイルにアジャストするのに2セットかかったが、次回は1セットだけかもしれないね」と語った。
今のところアジアの国との対戦が少ないセルビアだが、今後慣れてくればもっと楽に勝てるとの自信をうかがわせる一言だ。
サーブレシーブが安定し、セッターのオグニェノビッチがもう少していねいなトスを上げ、センターを多く使う展開ができれば、北京でもメダル争いに食い込めるチームであることはここ1~2年の大会で実証済みだ。
女子バレーは現在のところヨーロッパに好チームが集中している。オランダなどが最終予選にまわってくることがあったら全体の順位も変わっていたかもしれない。ヨーロッパの枠や、世界ランキングについても再考する時期かもしれない。