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第29話 国崩しの大筒
大砲も時代がたてば進化する。
天童勢と近江勢の戦にカナは復帰し、父から託された「国崩しの大筒」
を携えて出陣した。
カナ「これさえあればメグも粉砕できるわ」
獅子頭「なに?敵が大筒を携えてきたと?」
庄司「間違いございません。しかも一発当たれば国が滅ぶという
国崩しの大筒にございます」
獅子頭「うむ・・・わが方にも大筒はあるが、小口径砲じゃ。まずいな」
カナとミキの姉妹は小高い丘に陣地を築き、大筒の照準を天童勢の方向へ向けた。
カナ「弾込め!!」
ミキ「アイサー」
カナ「火薬込め!!」
ミキ「アイサー」
カナ「撃て!!」
ミキ「アイサー」
まるで雷が鳴ったような轟音がし、驚いた天童軍の諸将は外へ飛び出した。
獅子頭「まさか、大筒か?」
着弾地点は彼方の海だった。
獅子頭「フ!!どんな大筒であっても当たらぬ届かぬでは意味がないわ」