08/07/08 12:14:50 WIbVJEaE
そもそもナダルはフォアのクロスで相手のバッグに楽々ボールを運んでいける。
左利きだからね。クロスとストレートではクロスのほうが数段楽なのは周知の事実。
しかもトップスピンプレイヤーだからミスが少ない。
対するフェデラーは片手バックハンドのプレイヤー。
どうしても高い位置でインパクトしなければならない。
加えて会場は来年からリニューアルするため、芝の手入れはほとんどされておらず、
例年に増してイレギュラーが多い。
この3点を加味すると同スキルのプレイヤーが対戦した場合、どんなに転がっても
ナダル優位という意見になるだろう。
左利きのトップスピン系プレイヤーなんて、ほとんどいないし、ナダルが幼少の頃に
大好きなサッカーを取り上げられ、右利きだったのを無理やり左利きに矯正されたのも
トニー・ナダルによる野望の産物だと思われる。
形式上の勝敗はナダルに軍配が上がったが、2セットダウンからタイブレーク2度制止して
チャンピオンシップポイントでダウンザラインのウィナーとリターンエースを決める選手の
どちらが凄いか、中身を見る視聴者ならすぐわかるだろう。
ちなみに記録に固執していたのはナダル。
インタビューで「ロジャーは5回制したけど僕は1回だからね」という発言にはぞっとした。
こいつ・・・連勝記録も狙ってる気だ・・・
某スポーツ誌にはこの発言を相手への配慮からの謙虚さと評価していたが、これは間違いなく
うれしさのあまりうっかり漏らしてしまった野望の片鱗であろう。
対してフェデラーは記録というものには一切触れず、すべてをやり尽くしたという感じで
素直に負けを認めているだけだった。そこには記録に対する未練も感じられなかったし、
ナダルの持つトロフィーをうらやましそうにする気配もまったくなかった。
そういうフェデラーを見て、あ、フェデラーは記録にこだわりを持っていなかったんだな、と。
そしてこれまで5連覇なんて偉業を成し遂げられたのは、記録に対する執着心がなかった
からなんだなと、理解できた。
記録なんて後からついてくるものだと知ってる数少ないトッププレイヤーであると再度
驚かされた。
これから先、どんな対策を立てていくのか楽しみ。
来年もまたウィンブルドン決勝でナダルとフェデラーの対戦があるでしょう。
そのときフェデラーは対ナダル用に何か秘策を持ってきているはず。