06/08/02 02:32:23 qmc7n7je
シンジ「僕が、治療交代で出ます！」
冬月「いかん！ 目標はプレイヤーの精神を侵食するタイプだ！」
ゲンドウ「今、ネット際を侵食される事態は避けねばならん」
シンジ「だったら…詰められなきゃいいんでしょ！？」
ゲンドウ「その保証はない」
シンジ「でもっ、このままじゃアスカがっ…！」
ゲンドウ「構わん。レイ、ベンチに下がって木製を使え」
冬月「…！ ロンギヌスのラケットか…！？ 碇、それは…」
ゲンドウ「サーブの届かぬクロス軌道上の目標を倒すには、それしかない。急げ…！」
ミサト「しかしっ、出場者とメーカーの接触は、癒着疑惑を引き起こす可能性が…！ 余りに危険です！ 碇コーチ！ 辞めて下さい！」
ゲンドウ「…」
ミサト「（…ウソ。欺瞞なのね…２回戦敗退は、コーチと業者の接触が原因ではないのね…）」
冬月「碇…まだ、早いのではないのか？」
ゲンドウ「大会運営本部は身長２ｍシリーズの量産に着手した。チャンスだ、冬月…」
冬月「しかし…なあ。スポンサーが黙っていないぞ？」
ゲンドウ「コミッショナーが動く前に、すべて済まさねばならん。今、後衛を失うのは、得策ではない」
マコト・シゲル・マヤ「レイ、サーブ体勢」「目標確認、誤差修正よし！」「カウントダウン入ります」
マヤ「１０秒前…９、８、７、６、５、４、３、２、１、０！」
レイ「…っ！」
敵手「―！」
シゲル「目標、消失」
マヤ「アスカ、開放されます」
冬月「ロンギヌスのラケットは！？」
マコト「第１宇宙速度を突破。現在、ウィンブルドン軌道に移行しています」
冬月「…回収は不可能に近いな」
マコト「はい…あの規定違反を持ち帰る手段は、今の所ありません」
ミサト「…」
マコト「アスカの生存は確認。汚染による貿易隔離は解除されています」
ミサト「…そう」
シンジ「よかったね…アスカ」
アスカ「うるさいわね…！ チッともよくないわよ！ よりにもよって…あの女に助けられるなんて！
こんな事なら、フォルトした方がマシだったわよー…っ！」
アスカ「嫌い、嫌い、みんな嫌い！ 大っ嫌い…！」
つづく