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名物力士柳川嘆く 「最近は面白い力士がいなくなった」
5月2日18時2分配信 ZKN
現地時間１日、奇抜なパフォーマンスで知られる元十両力士柳川信行（34）が、「最近は面白い力士がいなくなった」と語ったことが分かった。ロイター通信が報じている。
つきひざや、高島審判への砂かけなど、ユニークなプレーで知られる柳川は、ロイター通信との電話インタビューで「相撲は増す増すビジネス化してきているね」とコメント。
「親方が結果を求めるから、力士は面倒な事態になるのを避けようとして、立ち合いから一気に突き押しするとか、とにかくシンプルなことだけをやろうとする」と批判的な言葉を口にした。
柳川は「私の好きな力士とは、結果を求めて八百長し、自分の立場を真剣に捉えているが、同時にお金を払ってチケットを買ってくれている厨を楽しませようという気持ちのある人間」とコメント。
自身に匹敵するほどのエンタテイメント性に優れた力士は現在いるかと問われると、「ひとりもいないね」と答えた。
自身の誕生日に無気力相撲をし、ときには親方に「放送するなら顔にモザイクを入れてください」とまで言わせたこともある元祖「ネ申力士」の柳川。
2003年7月場所に行なわれた北桜との取組では、北桜の変化に対応しきれず、土俵に膝を投げ出し、一瞬で敗戦。これがいわゆる「つきひざ」として、一躍有名になった。
また、この場所では、増健の成績は10勝5敗で、垣添の11勝4敗での十両優勝に“貢献”した。
現在は三保ヶ関部屋でプレーする柳川は、先ごろ、日大相撲部および幕下付出力士のコーチの任を受けている。
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