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野口英昭の怪死
ライブドア事件の争点となった投資事業組合の関係者で組合運営を主導をして
いた思われるのが当時エイチエス証券の野口英昭である。彼は検察によるライ
ブドア強制捜査後に沖縄で”自殺”をした。ところが、この自殺については当
時より多くの疑問が投げかけられ、マスコミでも話題になった。
検案書が不審死の死体をなぜか司法解剖ではなく事情も分からない遺族に了解
を求めて行政解剖、最重要証拠である血のついたサッカーシャツが所在不明、
野口の知人H氏が広島の知人に電話で話したという”野口が殺された、自分も
危ない”という会話、なぜか空港カメラの捜査をしない沖縄県警（野口と謎の
４人）、取材に訪れた記者に土下座し警察の判断を覆すことはできないと20分
に渡り土下座する現場のホテル経営者、自殺とは思えない頚部を含む深い傷口
の数の多さ、”自殺”後の非常ベル押下。投資事業組合をめぐる会計の連結が
争点となった裁判でグループ外の人間で投資事業組合を動かしていたと推測さ
れている野口英昭。
怪死の原因が、検察の情報操作に追い詰められた上でと見るか、それ以外の要
因と見るかに関わらず、検察のあり方に大きな波紋を投げ掛ける事件となった