07/05/18 23:54:45
月桂冠は、独自の清酒醸造法「融米(ゆうまい)造り」の過程でできた酒かすを乳酸菌発酵させた
「乳酸菌発酵酒かす」に、肥満、健忘症、脱毛の抑制機能があることをマウス実験で確認したとして、
19日に国立京都国際会館(京都市左京区)で開かれる日本栄養・食糧学会大会で発表する。
健康食品などへの応用を目指す。
融米造りは、酒米を溶かしてから仕込む製法で、同製法でできる酒かすには通常の酒かすに比べ
約2倍のタンパク質が含まれているという。タンパク質の質を高めるため、キムチから取り出した
発酵力の強い乳酸菌でタンパク質を分子の小さいペプチドやアミノ酸に変え、マウスで機能性を
評価した。マウス5匹を1グループとして実験。肥満に関する実験では、糖分や脂肪を多く含む
えさを与え、えさに同酒かすを混ぜたグループでは体重減少や中性脂肪上昇が抑えられたという。
健忘症関連では、マウスが迷路を通過する実験で、影響があることを確認。毛が抜ける副作用がある
抗がん剤を投与したマウスに同酒かすを投与すると脱毛が抑制されたという。「主食のコメ由来で
安心して食品に利用できる」(月桂冠総合研究所)とし、今後の製品化を目指す。
◎ソース 京都新聞
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