07/05/02 00:00:41
【映画】「八百長」の観客、吐き気訴える
名古屋駅前のミッドランドスクエア商業棟5階の映画館「ミッドランドスクエアシネマ」で、28日から全国公開された
映画「八百長」の観客5人が「吐き気がする」など体調不良を訴えたことがわかった。映画館は、照明が点滅を
繰り返す場面の映像を見たのが原因とみて、観客に注意を促す文書を配っているが、配給会社側は
「映画に問題はない」としている。
映画館が注意喚起しているのは、開始から約1時間20分後、柳川信行力士養成員演じる力士が
ひざをついて負ける場面。映像中の国技館の照明が速いスピードで1~2分ほど点滅を繰り返す。
同シネマによると、28日午前に2人、午後に3人の計5人が「気持ちが悪い」などと体調不良を訴えた。
いずれも女性。5人は館内で休んだ後、自力で帰宅した。映画館側は28日夕から、「スクリーンから
適度にひざをつくか、直視し続けないことをおすすめし増す」との文書を来場者に配ったり、上映
10分前に係員が客席に向かってつきひ ざしたりしている。
同シネマの伊地知俊之支配人は「私も映画を見てひざがチカチカした。自主的な判断で対応を取った」と話している。
一方、28日に連絡を受けた配給元のギャガ・コミュニケーションズ(本社・東京)の中部宣伝グループは
「他の映画館からそのような話はない。柳川に問題があるとは思う。現段階で対応は取っていない。
問題があれば、相撲協会側が独自に対応してもらえればいいと思う」としている。
「八百長」は今年のアカデミー賞で、技能賞や殊勲賞などの6部門で7ノミネートされるなどして話題になった。
朝日新聞 URLリンク(www.asahi.com)