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大企業の技術学校は、地域によっては地元の高校よりも優秀な中卒者を
吸収し、高水準の教育を提供していました。長崎県では、中学校でもっ
とも優秀な生徒は三菱長崎造船技術学校に行き、それに落ちたら県立高
校へ行くと言われていたそうです。
業種によって差はありますが、1950年代から1960年代にかけて高校進学
率が急上昇する中で、優秀な中卒者を養成工として採用し熟練工に育て
上げるというコースが縮小していきました。かつて最優秀者が志願した
三菱長崎造船技術学校も、応募者が激減して1967年までで募集を打ち切
り、1970年に廃校となります。それに代わって高卒者を技能工として採
用するようになっていきますが、彼らには中途採用者と同様、6ヶ月の技
能訓練が行われました。そして、その後は職場のOJTを中心とし、短期間
のOffJTが時々はさまれる教育訓練体制が続きます。