今、最もエッチしたい力士は?【小説】二冊目at SUMOU
今、最もエッチしたい力士は?【小説】二冊目 - 暇つぶし2ch2:待った名無しさん
06/08/27 02:40:30
>>1
きめえ

3:待った名無しさん
06/08/27 02:41:47
前スレ主です。スレ立ててくれてありがとう(^-^)

4:待った名無しさん
06/08/27 03:04:05
盛り上がっていきましょう!
純愛、エロ、おkですよ~
あたしも書きますね

5:待った名無しさん
06/08/27 04:17:03
大増健以外ありえない

6:待った名無しさん
06/08/27 07:15:18
ひそかに今、最も相撲板でアツいスレ。

7:待った名無しさん
06/08/27 09:20:59
女の妄想のすさまじさを感じた。
スレの流れをねじ曲げたかと思ったら一気に暴走w

8:待った名無しさん
06/08/27 10:24:20
>>1>>3≠前スレ1

9:待った名無しさん
06/08/27 10:35:11
誰か甲神鵬と福田との3Pで書いてください…
レイプされちゃうのでもいいです…

10:待った名無しさん
06/08/27 10:38:03
このスレ見てるとつくづく女は下等生物肉便器だと思う

11:待った名無しさん
06/08/27 10:58:35
>>10
勃起したらオナってくださいね

12:待った名無しさん
06/08/27 21:25:05
夏休みも終わりに近いから、書く人いないね。
よかった、現実をしっかり生きようね!

13:待った名無しさん
06/08/27 21:54:46
夏休みは今日で終わりだよY(>ω<、)Y

14:待った名無しさん
06/08/27 22:36:01
ゆとり教育の思わぬ弊害で夏休みが短いらしいね。
二学期の始まりが早まるというか。

15:待った名無しさん
06/08/27 22:52:56
>>12 
何をおっしゃいますの?秋は恋をじっくりはぐぐむ季節ですよ。
わたしは書きますからね。ウフフフフ

16:待った名無しさん
06/08/28 00:37:41
把瑠都ストーリー長いけど書いていいですか?


17:待った名無しさん
06/08/28 00:43:30
恋人のカイドが綱とりを迎えた場所。
ある夜、突然携帯に電話が入った。「いまから来れる?」
「カイド・・めずらしいわね・・。どうしたの・・」
「負けが込んでイライラしてるんだ」
切羽詰った声がした。
綱取りのかかる9月場所。中盤戦を迎えて突然の連敗。
今日は平幕春日王を相手に惨敗だった・・。
彼らしくもない。

18:待った名無しさん
06/08/28 00:50:15
おおいい感じー

19:待った名無しさん
06/08/28 00:53:30
この二週間、相撲に集中するため会うのも連絡するのも控えていたのに・・。

久しぶりに会ったカイドはちょっと痩せたようだった。
連敗のストレスだろうか・・。
「綱取り、ストレスになってない?」
「父さんが死んでから学校もやめてボディーガードしてた。
酒もギャンブルもやった。あの生活が嫌だった。
日本には相撲取るために来た。横綱になりたい・・。なのに・・」
落胆しているようだった。前にもこんな顔見たことあったっけ・・
そうだ。この前の場所で優勝を前にして敗れたとき。
支度部屋で泣いてしまったんだっけ・・。
「横綱になんかならなくてもいいよ。カイドを苦しめるくらいなら
ならなくたっていい・・。」
気づいたら彼は私の洋服に手をかけていた。

20:待った名無しさん
06/08/28 00:58:10
大きい手がスカートのホックを外す。
「カイドのも、見せて」
彼が帯をはぎ取ると、トランクス越しに固くなったものが露になった。
逞しく、脈打つそれに私は釘付けになった。
明かりを反射してきらきら光る先走り液。
カイドの息はもう荒くなっていた。
カイドのをいじってあげると、日本人のものよりも遥かにたくましく脈打ち反応した。
下の先端でカイドのピンク色の部分をこすってあげると
透明な体液が量を増した。
「スゴいよカイド。
カイドが今こんなことしてるって親方は知ってるの?」

21:待った名無しさん
06/08/28 01:00:47
「・・うっ・・」
カイドの白濁した体液が私の口に、頬に飛び散った。
ティッシュを取り私の顔を拭いてくれた。
その手つきがやさしくてつい笑ってしまった。
ふふ・・カイドのこういう変なところでまじめなところが好き。


22:待った名無しさん
06/08/28 01:07:21
「俺の上にまたがって・・」
ついさっき射精したのに、それはもう硬くなっていた。

「このランジェリー、カイドに見せようと思って買ったの。」
しかもショーツは中心がぱっくり開いたデザインになっていた。
カイドのために自ら恥部を広げて見せてあげた。
「見て・・カイド・・。ここ
カイドのおチ0ンポ欲しいって言ってるよ」
カイドはもう限界まで大きくさせて待っている。
エストニア人男性のとてつもなく大きなものが私を貫くのを待っているんだ。
卑猥な言葉で彼を挑発した。
23歳の女の子が使ってはいけないような言葉。
でも、その何%を日本に来て三年程度の彼が理解してくれているのだろう。
エストニアの女の子ならこんなときなんと言えばいいのだろう。

23:待った名無しさん
06/08/28 01:12:24
「いくよ・・」
彼は後ろから私を抱えた。
「俺の000大きくて、君のココ壊しちゃわないかな?」
と、おどけた口調でいう彼に私は胸を締め付けられた。
カイドのこういうところが可愛い。
片手で私の体重を支えながら、もう片方の手で私の両脚の間をまさぐりはじめた。
カイドの大きな手でさわられて我慢したくてもつい声を漏らしてしまう。
それは彼も同じようだった。
カイドは『あっ・・あっ・・』と短い悲鳴を何度も上げた。
「そんな声聞いてたら、こっちがおかしくなっちゃうよ・・。」

24:待った名無しさん
06/08/28 01:20:25
彼は限界まで押し広げ入ってくる。
ゆっくりと抜き差しする度に私の内側からは愛の蜜が零(こぼ)れてくる。
ピチュ、チュク・・。
淫靡そのものの音を立てて
私とカイドは一つになっていく。
「んんっ・・カイドぉ」
徐々に激しく腰を動かした。
国技館にいるときの、テレビに映る愛嬌のある彼の姿からは想像もできないような烈しさ
だった。
バイキングの子孫だけが持つ、独特の荒々しさだった。
エストニア人男性の持つ性的魅力に 私は魅了されてしまっていた。
たとえば腰。
少年時代から柔道で鍛えられたカイドの腰は並みの白人とは比べ物にならない。
そのうえ四股や稽古で鍛え上げられているのだ。
突かれるたびにのけぞってしまう。
「こんなピ000されたら、もう誰ともできなくなる・・!」
そっと囁いてあげるとカイドは猛然と力を込めて貫きはじめた。
「カイド・・好き! 『把瑠都』としてのあなたじゃなくカイドが好き!」

25:待った名無しさん
06/08/28 01:25:38
「俺も・・!」
絶頂を迎えたカイドは叫んだ。
それから別の体位で抱き合っては 私とカイドは
幾度となくむさぼりあった。
足りないものを補い合った私たちはシーツの中に倒れ込んだ。
私の身体に全てを放ったカイドは、息を整えながらしばらく
私の頭を愛撫していた。
聖書にはなぜ肉欲が罪とあるのだろう?
この快感がなぜ罪なのだろう・・?
とりとめのないことが頭をよぎった。
久しぶりにカイドは安らいだ表情をしていた。
『エストニアの怪物』なんていわれていても
やっぱりまだ23歳の青年だよね。

26:待った名無しさん
06/08/28 01:28:07
鬢付け油で染め上げられたブラウンの髪は、本当はどんな金髪なのだろう。
女の私でも引け目を感じてしまうくらいきれいな白い肌。
でもなにより好きなのは彼のツンとした高い鼻。

27:待った名無しさん
06/08/28 01:30:13
とてつもない幸福感と安堵感を与えてくれた目の前のカイドが神々しくさえ見えた。
本当に、私にとっては彼が神だった。

(横綱になんてなってほしくない・・横綱になったら後援者や親方から
色んな女の人紹介されて きっと遠くへ行ってしまう・・)

28:待った名無しさん
06/08/28 01:38:21
やっと息が整いはじめた頃、彼は何か知らない言葉をささやいた。

「ねえ、さっき なんて云ったの?」
着物を直しているカイドに私は聞いた。
けらけらと笑うとカイドは『いつか教えるからね』と云い目を閉じた。

数ヵ月後、聞き慣れない単語の意味を私は知った。

新横綱となった彼はしばらくしてから 可愛い指輪をくれた。
有名になってから次々と舞い込んだ縁談を全て断ってくれた。
「いつかタリンへ行きたい。君と・・」
はにかみながらカイドはそう言ってくれた。
そう。彼はあのとき『好きだ』と言ってくれたのだ。彼の母語で。

29:待った名無しさん
06/08/28 01:40:54
小さな銀色の指輪はまるでバルト海の底に沈む
バイキング船の宝物のように
輝いていた。

思わず彼の大きな胸に飛びつくと、彼も私を引き寄せて笑ってくれた。


・・・以上バルト横綱昇進秘話でした。
バルトストーリー少ないので書いちゃいました。

30:待った名無しさん
06/08/28 02:13:22
>>16さん素敵です!! 聖書のところとか、とっても良かったです。
なんだか胸がいっぱいになっちゃいました。
私も指輪欲しいなあ~。。。

31:待った名無しさん
06/08/28 02:25:47
>>30さま こんな夜中に感想聞かせてくれてありがとうございます^^
個人的にラブラブが好きなのでこんな感じになちゃいました!
最初は白鵬のイメージで作ったんですよ。来場所のプレッシャーとか。
でも白鵬じゃ指輪を渡して僕とモンゴルへ行こう・・なんてイメージじゃないな
と思って・・。

32:待った名無しさん
06/08/28 05:30:31
なんだ、ホモネタじゃないんか

33:待った名無しさん
06/08/28 05:34:42
実際のところ女性人気が最もあるのは誰なんでしょう?白鵬?バルト?
だれか力士でファンと恋した人っていませんか?
・・バルトファンて意外に少ないのでしょーか?

34:待った名無しさん
06/08/28 19:42:17
祝!バルちゃんのエチーデビュ~。凄くイイです。お上手ですねェ。今夜も盛り上がってイキましょう!

35:待った名無しさん
06/08/28 20:20:45
ここsage進行の方がいいんじゃない?

36:待った名無しさん
06/08/28 21:08:22
そうですね、sageて行きましょう!
バルト作家さま素敵!聖書のくだりも、バイキングの話もロマンチックですね。
私は白鵬が好きですが、確かに「モンゴル行こう」じゃあね。
「タリンへ行こう」って、なんか白夜が浮かぶようです。

2スレ目記念で私も書きます。
皆さんお好きな力士と、得意技、苦手な相手、彼の来場所にかける意気込みをご用意してお待ちください。
(置き換えて読んでください)

37:待った名無しさん
06/08/28 22:03:25
今、嘉風が部屋にいる。台湾のお土産を持って来てくれた。
「嘉クン、これどうするの?やって見せてよ」
「こうやってお湯を注いで・・・でこっちの湯飲みは残り香を嗅ぐんだ」「わぁ、いい香り」
お土産は、中国茶セット。二人で飲む凍頂烏龍茶はとても美味しい。
秋場所の話になった。少し番付を下げてしまった嘉風。

「今場所はゼッタイ勝ち越す!先場所、序盤は良かったんだよなぁ。あれが俺の相撲だからさ。
まず突き押しで相手の上体を反らして、その隙に懐に飛び込んで一気、あれだよ」
「へぇ~」
「だからさ、立ち合いが肝心なんだよね」
「ふぅーん」
嘉風は、相撲について熱く語りだす。なんてったって、彼の趣味は相撲談議。。。
「ねぇ、相手が嘉クンより大きくて重い人の場合はどうするの?岩木山さんとか」
「岩木山関対策は、もうカンペキ。」
「へぇ~私には思いつかないな」
「ちょっと立って」

38:待った名無しさん
06/08/28 22:05:04
「こうやって構えてみてよ」
「え?」嘉風に体をぎゅっと掴まれ、なんだか技をかけられて床に転がった。

ドシーン。

「痛~!」「だ、大丈夫?ごめん俺お前相手に本気出しちゃって」
嘉風が心配そうに私の顔を覗き込む。「おい、どっかぶつけたか?」
ちょっと痛かったけど、大丈夫。それより、目の前の心配顔の嘉風がかわいくて、ドキドキしてしまう。
初めて見る嘉風のこんな表情。
「・・・わかんない」うそぶく。「どこだよ?頭か?腕か?」「うーん・・・」


「とにかく、よいしょっと」嘉風は軽々と私を抱えてベッドに運ぶ。
「ゴメンな、今タオル冷やしたの持って来るから」そう言ってキッチンに向かおうとする嘉風。
その浴衣の袖を私は捕まえた。

嘉「ん?どした?」

39:待った名無しさん
06/08/28 22:07:26
「嘉クン、キス」 「は!?」
「だから、キスしてよ」
「・・・何だよお前、心配したじゃねぇかー」
への字眉が元に戻り、顔に笑みが戻る。
チュッ。軽いキスをくれた。
今度は私から、嘉風の首に腕を回して上下の唇で嘉風の下唇をゆっくり挟む。
ゆるーいくちづけ、嘉風も私の下唇をやさしく吸う。とろけるような甘美なくちづけ。舌が絡む。

「嘉クンが抱いてくれたら許してあげる」上目遣いに嘉風にねだる
すると嘉風は私の耳にスしながら囁いた。「許してくれなくても、お前を抱く」

嘉風の帯を解き、浴衣を剥ぎ取った。「嘉クン、日焼けしたね」
私は嘉風の体の隅々まで確かめるようにキスする「ああ、北海道巡業で焼けたんだ、・・・ああっ!」
あっと、ここは後でたっぷり愛してあげよう。

嘉風が下になったまま、私はキャミソールを脱がされる。
ブラのホックが嘉風の手で外される。嘉風の顔の前で、乳房があらわになる
「あっ」その瞬間、嘉風の唇が私の乳首を捉える。
優しく、吸われながら、舌の先で転がされる
「あぁん」声が出てしまう。一方の手がスカートの中に入り、下着の上から敏感な部分を撫でる。「嘉クン・・・」
最後の一枚を脱がされ、二人とも生まれたままの姿になった。

40:待った名無しさん
06/08/28 22:12:55
好きで好きでたまらない嘉風、それから嘉風のこのいたずらな子。
大きく立ち上がっている。口に含み、愛撫する。舌の先で、裏の部分を舐める。
「うっ・・・」声を漏らす嘉風。丁寧に舌を這わせた後は、もう一度口に含み、緩急をつけながら吸いあげる。
「もう、ダメだよ、イクよ」「まだダメ、嘉クン」「じゃあ下になれよ」

嘉風の愛撫。乳房をまさぐりながらキス。手は下にのびて、茂みの中を探る。
すぐに私の泉は探り当てられてしまう。だって、もうたくさん濡れているから。
「すげぇピチャピチャいってるよ」「もう、言わないでよ、ああっ・・・」
大きな嘉風の手だけれど、優しくヒダを開かれて露にされた秘密の場所へのタッチはすごく繊細。
「嘉クン、もう欲しい」「俺も、待てない」
嘉風に腰を持ち上げられる。嘉風が入ってくる「はあっ・・」「うっ、ヤバイよ。もうイきそう」
奥までゆっくり、時間をかけて全部挿入された。幸せと快感で、ひくひくしてしまう。
「お前、わざと締めるなよ」「ち、違うってもうっ・・」
ゆっくり、嘉風が腰を動かしはじめた。二人の息遣いが荒くなる。嘉風の汗が私の体にこぼれ落ちる。
「嘉クン、すごい、ああっ。。。」
それから、入れられたまま私は体を抱き起こされ、座って嘉風と対面する格好になった。
「お前の気持ちいいように動いてごらん」


41:待った名無しさん
06/08/28 22:21:02
「恥ずかしいよ嘉クン」「いいから、早く」
だってこの格好、嘉風と私の、くっついてる部分が見えるし、なんだか、すごくエッチな気持ち。
「あっ、あっ・・」私は、嘉風に言われたとおり、動いてみた。こんなの・・・初めて。「嘉クン、イっちゃう」
「お前の悶える顔、すごくかわいいよ。」嘉風にぎゅって、抱きしめられた。
「嘉クン。。」「今度は俺の好きにしていい?」「うん、いいよ」
嘉風は再び私をベッドに横たえると、もう一度私の奥まで入ったのを確かめ、ゆっくり動き出した。
次第に、早くなる。とめどなく押し寄せる快感。その高まりに、もう耐えられなくなった。
熱い吐息が漏れる。「嘉クン、はぁ~っ。すごい」「俺、もうダメ。イっても、いい?」「いいよ」
嘉風の腰の動きがさらに早くなった。「あうっイくよ」「嘉クン、今日は中にしていいよ」「・・いいの?」「うん」
「うっ、ああああ!!!あっ!!!!!!!!」「はぁ~~ん!!」
私の中で、嘉風が暴れるのがわかる。ビュンビュンって、音が聞こえるよう。
私も、絶頂に達して、中がヒクヒクしてる。止まらない。
二人とも言葉が出ず、荒い息を吐いている。まだ、嘉風のが、中で時おりビクッと動いて、分身を吐き出している。

数分後・・・・・
「嘉クン、すごい、いっぱい出てる。ほらこんなに溢れて」
「いやぁその。お前のこと、ずっと考えてたからさ、会えない間」
「嘉クン!」汗ばんだ体で、嘉風に抱きついた。「嘉クン、嬉しい。好きよ、だぁい好き」
「俺も、好きだよ。女はお前だけでいい」そう言うと、嘉風は私のまぶたにキスした。
わたしの、いちばん幸せな時間。

オ・ワ・リ


42:待った名無しさん
06/08/29 14:26:13


43:待った名無しさん
06/08/29 15:30:45
バルトの所、女の穴あきパンツは下着の役目果たしてないじゃんw
ちょいスケ薄めのレースの下着なんかいいと思う
これは実性活でも言えるな
嘉は人気No.1だ、、、
故に過激度が増してるが、もっと見たい

44:待った名無しさん
06/08/29 16:01:31
ぶはははは~
バルトの小説、悲恋のにほいがしてイイ!
すごく面白かったです!

45:待った名無しさん
06/08/29 17:53:44
嘉風ってやっぱ人気なのね。

46:待った名無しさん
06/08/29 18:21:12
今夜も待ってまっせー♪

47:待った名無しさん
06/08/29 18:54:14
今夜はちょっと違う趣向でお届けしようかと考えています。『忘れられない恋』がある全ての方に捧げます。例によって長遍になってしまい、今削っているところです。

48:待った名無しさん
06/08/29 19:22:06
楽しみ~(^-^)

49:待った名無しさん
06/08/29 19:22:40
おお、待ってるお

50:待った名無しさん
06/08/29 22:24:27
20XX年9月

かつての恋人、白鵬との思い出の部屋へ、私はタクシーを走らせていた。
雨がフロントガラスを激しく叩いている。

彼と別れて、(正確には別れさせられて)もう7年?いや8年だ。
白鵬は、一昨日終わった9月場所で、10場所連続制覇という偉業を成し遂げた。
この過程では年間87勝、74連勝という記録も樹立し、双葉山、千代の富士を追い越す
伝説の横綱になろうとしている。・・・らしい。さっきテレビで言っていた。
随分、遠くの人になっちゃったな。

トントン・・・
「はい」「あ、私だけど」
静かにドアが開き、白鵬の笑顔が私を迎え入れる。
「ダヴァ・・・・」
“優勝おめでとう!”って言おうと思ったのに。とびっきりの笑顔で会おうと思ったのに。
白鵬の顔を見た途端、言葉が出なくなってしまった。
「来てくれて嬉しいよ。でも久しぶりに会ったのに、何て顔してんの?ハハ、変わってないね」
白鵬は笑いながら私を部屋に招き入れた。

51:待った名無しさん
06/08/29 23:08:44
「ダヴァ、子供はいくつなの?」
「ああ、上が2年生。なのに4年生より大きいんだよ。上にも横にも(笑)走るのも早くて。
バスケやってるんだ。下は幼稚園。女の子だからかわいくって。」
「で、今度生まれる子はどっちなの?」「男。こないだの定期健診でわかったんだ、今度こそ相撲をやらせるよ。
親父喜ぶだろうな~、親子3代で横綱だって言い残して逝ったから」
「そっか、楽しみね」(ダヴァ、嬉しそう・・・)
「あゴメン俺喋りすぎてるな」「・・・。」

「君とあんな風に別れておきながら、子供3人も作って、呆れてるだろ」
「・・・そんな事ないってば、幸せそうで良かった。」
白鵬の横顔は、あの頃の少年のような面影は薄れ、精悍な男のそれに変わっている。

あの日から、私たちの運命ははぐれてしまった。

===============================================
その日私は、白鵬に連れられて熊ヶ谷親方に挨拶に行った。
「彼女と結婚しようと思います」と白鵬が言うと、親方は大いに祝福してくれた。
「今まで同様、白鵬をサポートしてやってください」と。
その足で部屋の宮城野親方の所へ行った。「そ、そうか。。」
なぜか親方は黙り込んでしまった。

数日後、私は故・北の湖理事長(当時)に呼び出された。
ホテルのティールーム、札束の入った封筒を差し出し言われた。
「白鵬には、こちらが決めた相手と結婚してもらう、どうかこれで身を引いて欲しい」「え、今何て?」
「大相撲の世界は、古い伝統としきたりを重んじるところで、あなたのような普通のお嬢さんには・・、
とにかく、申し訳ないが」

私は、ニューヨーク行きのの便に乗った。
北の湖に渡された封筒は、空港のゴミ箱に捨てた。

52:待った名無しさん
06/08/29 23:10:55
NYで彫刻の勉強をすると周囲には言ったが、本当は白鵬の事、白鵬のいる日本を忘れたかったから。
彫刻に没頭して年月が過ぎた。こちらで認められ、日本にも時々帰るようになっていた。
もう心の整理はついていたが、白鵬が北の湖の息のかかったさる親方の娘婿に入り、
日本人となった事を知った時、やっと事情が呑み込めた。
北の湖シンパである宮城野親方のあの時の反応は、そういう事だったからなのか。

いずれにせよ、もう私には過去の話だけれども。

その年の9月、銀座のギャラリーで初の個展を開いた。
最終日、たくさんのお客様の中に、背の高い人影を見つけた。私のほうに近付いてくる。
周りの人が言う「あれって横綱じゃない?」(うそ、まさか・・・)
うそでもまさかでもなかった。白鵬だった。

「個展、おめでとう、新聞で読んで来たんだ」
足がすくんだ。何か言わなくては。しかし焦れば焦るほど、体が硬直する。
やっとのことで搾り出した言葉は、「・・・久しぶり」

その月の場所、白鵬は全勝して10場所連続となる優勝をした。
ものすごい白鵬フィーバーが起こっていた。
私は滞在しているホテルのテレビでその様子をぼんやり見つめていた。

その時、携帯が鳴った。

53:待った名無しさん
06/08/29 23:12:34
NYで彫刻の勉強をすると周囲には言ったが、本当は白鵬の事、白鵬のいる日本を忘れたかったから。
彫刻に没頭して年月が過ぎた。こちらで認められ、日本にも時々帰るようになっていた。
もう心の整理はついていたが、白鵬が北の湖の息のかかったさる親方の娘婿に入り、
日本人となった事を知った時、やっと事情が呑み込めた。
北の湖シンパである宮城野親方のあの時の反応は、そういう事だったからなのか。

いずれにせよ、もう私には過去の話だけれども。

その年の9月、銀座のギャラリーで初の個展を開いた。
最終日、たくさんのお客様の中に、背の高い人影を見つけた。私のほうに近付いてくる。
周りの人が言う「あれって横綱じゃない?」(うそ、まさか・・・)
うそでもまさかでもなかった。白鵬だった。

「個展、おめでとう、新聞で読んで来たんだ」
足がすくんだ。何か言わなくては。しかし焦れば焦るほど、体が硬直する。
やっとのことで搾り出した言葉は、「・・・久しぶり」

その月の場所、白鵬は全勝して10場所連続となる優勝をした。
ものすごい白鵬フィーバーが起こっていた。
私は滞在しているホテルのテレビでその様子をぼんやり見つめていた。

その時、携帯が鳴った。

54:待った名無しさん
06/08/29 23:47:42

画面に躍る知らない番号。どうせ仕事の話だろう。
「もしもし」「俺だよ」
「え、ダヴァ?」

「ごめん、ギャラリーで君の番号聞いて」「・・・」
「あのさ、今あのホテルにいるよ。あの東京タワーとレインボーブリッジの見えるスイート。
覚えてるだろ?君に会いたい」「そんな・・」
「やっぱりダメかな。でも俺は待ってるよ。君が来なくても、ずっと待ってるよ」
行けるわけ、ないじゃない・・・今さら。

しかし、気がつくと私はタクシーの車内にいて、
今ここに二人でいる。
===============================================

「君の旦那さんは、何してる人?」
「私?私は独りよ。彫刻が彼ってとこ」
「・・・俺のせいで、すまない」
「アハハ、ダヴァのせいなんかじゃないって。私にはダヴァより彫刻のほうが魅力的だったのよ。」
強がって答えた。白鵬は私を見つめて黙っている。

「無理、してないか?」「・・・」
「聞かせてくれよ、今君は幸せなのかい?
俺が傷つけてしまった君の心は、彫刻で修復されたのかい?」


55:待った名無しさん
06/08/29 23:59:04
この時点で、涙目(:_;)

56:待った名無しさん
06/08/30 00:00:41
お前上げるなよ
携帯だと今スレがどこらへんにあるのかわかんなくて空気読めない人おおいよな

ひっそり読んでるよ、神

57:待った名無しさん
06/08/30 00:04:29

「当たり前じゃない」
「嘘だ!」強い視線。思わず逸らしてしまった。

「嘘じゃないわよ、どうしてダヴァにわかるのよ!?」私はソファから立ち上がっていた。
声が震えているのが自分でわかった。
「君の目を見て、わからない俺だと思うの?俺があの時どれだけ探したか・・・」
白鵬に強く抱きしめられた。もう限界。涙がこぼれる。嗚咽が止まらない。

「ダヴァ、ずるいよ。・・・今さら現れないでよ。せっかく忘れたのに。
こんな風に抱くくらいなら、あの頃に戻してよ。・・・ううっ」堪えていた言葉たちがとめどなく溢れ出す。

私たちは、若かったあの日にタイムスリップした。
はにかんだような白鵬の笑顔、背伸びしてキスする。すぐに抱き上げられる。
じゃれあって、くすぐりあって、笑いながらベッドに倒れこむ。
白鵬の柔らかな肌の感触を、目で指で肌で唇で、五感で確かめる。
あの頃と何も変わってやしない。
「ねぇダヴァ、ダヴァは私のものよね」「そうだよ、もう離さないよ」
指と指、唇と唇、脚と脚、何度も絡め合わせる。

58:待った名無しさん
06/08/30 00:06:39

「今度こそ、ちゃんと私を掴まえてくれなきゃ嫌よ」
「もうどこにも行くなよ」
「行かない、ずっとこの部屋でダヴァとこうしてるから」
「それじゃ相撲が取れないよ」
「取らなければいい」
「バーカ」「バカでいいもん」
「アハハ、言ってくれるね」

時間を忘れた。
それは、セックスであってセックスでない、不思議な交わりだった。
まるで8年間で無くしたパズルのピースを1ピースずつ、お互いの体から探しては
自分の体に埋め込むような作業だった。
私が白鵬から探して自分に埋めたあとは白鵬が私から探して自分に埋める。
それが終わるとまた私の番がやってくる。
パズルが完成するまで、何度も何度も確かめて、愛し合った。
真夜中の海の、どこまでも続く柔らかな波に二人でたゆたっているような、安らぎに包まれていた。

「もう、離さないから」「本当かなぁ?」
「君はホント変わってないね、ハハ。、ふぅ~、少し眠ろうよ」「そうね」
「朝が来ても、そばにいてくれるだろ?」「いいわよ」
指きり。


59:待った名無しさん
06/08/30 00:12:11

白鵬が眠りに落ちると、私はその寝顔をずっと見つめていた。
(いつか、白鵬を作品に・・)もしそんな日が来たとしたら、それはいつになるのだろう。
いや、永遠にそんな日は来ないのかも知れない。ぼんやり、考えていた。
夜が白々と明け出し、私は我に帰った。
私はバッグの中からあるものを取り出し確かめた。
それはローマ行きの片道航空券。

明日、イタリアに発つ。

あちらでアトリエを構え、本格的に創作に打ち込むのだ。これは前から決めていた事。
ホテルの便箋に、万年筆でダヴァへの別れの言葉を書く。
何度も筆が止まってしまう。
破いては捨て、破いては捨てる。
最後にやっと書けた。
とても陳腐な言葉の羅列だけど、これがわたしの言いたい事なのだから仕方ない。


60:待った名無しさん
06/08/30 00:14:03

【最終章】

「ダヴァ、今夜は久しぶりに会えて嬉しかった。随分立派になってしまって驚きました。
あなたとの思い出は美しい私だけのの宝物です。

今夜の事は、忘れました。あなたも忘れてください。

あなたがもし何か覚えていたとしたら、それは夢です。或いは幻でしょう。
優勝おめでとう。できることなら、これからももっと活躍して下さい。

でも何より、家庭を大切にして。
あなたを待っている人がいて、あなたでしか幸せにしてあげられない人がいるなんて
とても素晴らしいと思う。

私は再び自分の道を歩みます。嘘をついてごめんなさい。
あなたの健康を祈ります。さようなら」

身支度を整えると、私は歩き出した。
白鵬の方は一度も振り返らず、ドアを開け、そして閉めた。

ガチャッ。

さようなら、ダヴァ。
さようなら、わたしの青春。



(*)時間の経過を強調する為、匿名掲示板の特性を利用して
   登場人物の寿命を操作してしまいましたことを深くお詫びいたします。
   また、ストーリーに重点を置いた結果、性的描写は抽象的になりました。
   ソレを楽しみにしてくださった方、ごめんなさい。

61:待った名無しさん
06/08/30 00:21:38
>>60
ストーリーはめちゃくちゃ完成度高いけど
ものすごい妄想だよねww
でも文章上手いね。

62:待った名無しさん
06/08/30 00:23:54
確かにものすごい妄想だけどw 泣けた。乙です!

63:待った名無しさん
06/08/30 00:25:46
ここでも北の湖と宮城野はあまりいい役じゃないね。
そこがよかった。
映像にしてもいいくらい、せつなくてセピア色したストーリーでした。
白鵬はもそもそっと、愛の言葉をささやくんでしょう。

64:待った名無しさん
06/08/30 00:35:27
なんか有り得そうな話で恐いな。

65:待った名無しさん
06/08/30 00:55:04
>>白鵬ストーリーいい!
もうプロローグから泣いてしまいそうになりました
実際にありそうだからいいんですよ。。
すごい横綱になれますもんね。。
バルト・ストーリーも皆さんに読んでもらえて
そのうえ「白夜が浮かぶようだ」なんていってもらえて
うれしいです!

66:待った名無しさん
06/08/30 01:06:09
>>文豪の神さま 切なかったですよ。。
北の湖が縁談を断るとこととか
子供の話するところとか。。
力士に恋する女の子には共感×100ですよね!!

67:待った名無しさん
06/08/30 01:21:52
「随分遠くの人になっちゃったな」
のくだりがすごい好き。(泣)
そういえば台湾で露鵬と黒海がなにかやらかしたとかいわれてますね(汗)
琴欧州はお土産やさんでチャイナドレスを手にとってるし・・(汗汗)
女にプレゼント? みたいな。
バルトは何かやらかしてないか心配です(笑)
女の穴あきパンティは実際ありますが・・ 実際どこで履き替えてるんでしょうね。
白鵬はほんとに「いい男」といった感じ。きのうの記者会見見ましたか?よかったです!

68:待った名無しさん
06/08/30 01:43:45
白鵬ストーリー、凄く良かったです!!!
素晴らしい!!!
でも何故かしらん、
相原勇の顔が浮かんだのはなんでだ!?

69:待った名無しさん
06/08/30 02:26:18
皆様、誠に恐縮しております。ありがとうございます。
今回はごうふう関結婚のニュースにinspireされて書き出したのですが、
自分でも書いてて切なくなってしまいました。
好きな力士もいつかは結婚してしまうんだな、、、って。
それが現実になって、本気で傷つく前に
妄想ストーリーで擬似失恋をしてみました。 といった感じです。
今日はスレを独占してしまってゴメンナサイ!


70:待った名無しさん
06/08/30 02:37:46
いえいえ!でも最後の方「白鵬の方は振り返らず」ってところ
ダヴァじゃなく四股名で読んでるんですよね。深いなあ・・。
豪風、結婚するんですか?
つい最近きょくてん鵬関が結婚してしまって寂しかったです。
皆どんな人と結婚するんでしょうね・・(しみじみ)
曙は親方の決めた人ではなく自分の愛した人と反対を押し切って入籍したことから
角界を半追放されたのだとか・・。曙こそ純愛ですよ
私もモンゴル力士でストーリー考えたんです・・。

71:待った名無しさん
06/08/30 02:41:28
相原勇って曙と付き合ってた人ですね。
あれじゃあクリスティーン・麗子は??
曙よどっちが純愛なんだ?
宮沢りえや千代大海と川村光は相撲協会に別れさせられたってほんと?

72:待った名無しさん
06/08/30 02:47:47
ドルジが旅立つ数日前。
私たちはほんとうに久しぶりに会った。
「タミル!待ってたよ」私を見つけると彼は駆け寄ってきた。
「久しぶりだね」
細い目でドルジは笑う。
笑うとほんとうにかわいくて、私の胸は高鳴ってしまった。
一度、同級生にドルジのどんなところがいいのかと聞かれたことがある。
突然そんなことを尋ねられ そのときは困ってしまったのだが
今考えるとそうだ。私はこの笑顔が、好きだったのだ。

少年時代からナーダムでずっと頑張ってきた。

73:待った名無しさん
06/08/30 02:51:45
お父さんが有名な大関だったから、家族からの期待に応えなければと思っていたのかもしれない。
彼は父親を本当に尊敬していたから。
そういう話はあまりしたことがないけれど、きっとそうだと思う。

でも、たぶんこれが二人で会える最後の日になるのだ・・。

彼は明日遠い国へ行ってしまう。
日本という国へ・・。

飛行機で10時間以上もかかる国だという。
一度行ったら簡単には戻ってこられない。

74:待った名無しさん
06/08/30 02:57:58
日本の学校(明徳義塾)へ行かないか?というスカウトが来たときも
あまり相談してくれなかった。一人で受けて、一人で決めた。
そんなところへ行ったら、もう会えなくなるのに・・。
今日はきっと私と別れるつもりで呼び出したのだ。
「何を考えてるの?」
つい神妙な表情をしてしまってでもいたのだろうか?
ドルジが察して私の顔を覗きこんで云う。
「そういうわけじゃないの」
私は笑顔を造った。
でもドルジはその下の、私の本心を見抜いていた。
「不安にさせてごめんね」
思いがけない言葉をいわれて『えっ?』と言ってしまった。
ドルジは続ける。
「でも、オレ タミルと別れたくないから、、絶対。
日本へ行って・・成功して戻ってくるよ。モンゴルに」

75:待った名無しさん
06/08/30 03:06:23
「でも・・・・」
日本へなんか行ったら誘惑に負けて私のことなんて忘れてしまう。
そう続けたかったけれどドルジの目がいつもより真剣で
私はその先を飲み込んでしまった。
代わりに彼の唇に自分のそれを押し当てていた。
初めてのキスではない。
ドルジと冗談半分でしたことは何度もあった。
でも、こんなに長いキスは初めてだった。
「タミル・・・・いい?・・」
モンゴルではそんなこと軽い気持ちでなど出来ない。
私はうなずいていた。
「私もドルジが欲しい」

まずはディープキス。
柔らかな舌が絡められ興奮してしまいそうになる・・。
その最中にドルジは私の乳房を触れてきた。
こんなところもし両親に見られたら大変なことになっちゃう・・・。
ふと頭をよぎったがやめることなどできなかった。
ドルジは私を抱えた。
花嫁を抱くように、優しくシーツの上に降ろしてくれた。

76:待った名無しさん
06/08/30 03:54:32
一枚一枚服を脱がせるとパンティはすっかり濡れてしまっていた。
「あのさ・・・ タミル どうすればいいの?」
十六歳のドルジは童貞だった。
私もそういうことには詳しいほうではないが女の子同士で冗談まじりにそういう話しを
していたからなんとなく手順だけは知っていた。
意外と男の子の方が、奥手なのかもしれない。
赤面したままのドルジに私は笑みを誘われた。
ドルジはショーツを脱がせ熱くなったク〇〇〇スをゆっくりと噛んだ。
「あっ・・・・ド・・ルジ」
こみ上げる歓声を、こらえるのに必死だった。
息を切らしながらドルジは私を見上げた。


77:待った名無しさん
06/08/30 04:13:15
「もういいのかな・・・?」
私の両足をかかえ、筋の浮き立ったペニスを出した。それを私の秘部に突き立てると上下に動かしはじめた。「すごい・・・熱いよ。」
そして指とペニスの両方を使い私を刺激した。
はじめは我慢しようと思っていたが、ついに悲鳴のような溜息を漏らしてしまった。
「痛くない?」ドルジがやさしく聞いてくれた。
「うん・・・・」
そうは言ったが、紅い筋が大腿を伝うのを感じていた。
シーツの上に次々と赤い染みが出来る。
それに気づくとドルジは動きを緩めた。
〇型のドルジはこんなときですら 何気なく私を気遣ってくれる。
A型の私と彼は どうやら自然と互いに心地よくなれる空気を作れるらしい。
「いいよ 我慢しないで。タミル・・・・」
「大丈夫。でももっと強く抱いてくれる・・・?」
つながったまま私を仰向けにさせた。見慣れている部屋の天井すら涙目で滲んでいた。
(日本へなんか・・・行かないで)
云えない思いを込めて、彼の背中に腕を伸ばした。
爪がドルジの背中に、腕に、肩に紅い痕(アト)をつけてしまったがドルジはやさしいピストンをやめなかった。
私の乳房の間に液体を迸せると、情熱がさめるまで眠り続けた。


78:待った名無しさん
06/08/30 04:24:47
ついにこの日が来た。 ウランバートルの空港に着くと 待合室にはすでに彼の親族の他に、友達も何人か集まってくれていた。
彼は飛行機を待つ間、日本の相撲関係者と通訳を交え話をしていた。
ついに彼が乗る便のアナウンスが流れたとき、彼の両親はお別れを云った。
「じゃあ、行くよ」ドルジは立ち上がった。
急に私の方に向き直り「あのさ・・・タミル」と彼はかがんだ。声を小さくしてその先を続けた。
私はついぷっと吹き出してしまった。
大きな体に不似合いな小さな声がほほえましかったから。
「約束してくれるかい・・・?」怪訝そうな表情の彼に、「ええ。勿論」と笑顔で答えてあげた。

七年かかった。
青春時代のすべてを懸けて彼はその約束を果たしてくれた。

もちろん私は、彼の約束にこたえてあげようと思う。
今度は私が日本へ行くのだ。

79:待った名無しさん
06/08/30 04:38:12
『大相撲の横綱になる。
もしそれを叶えられたら 日本へ君を呼ぶ。そうしたら、日本で一緒に暮らそう』
私はその約束をいつまでも覚えていた。ドイツの大学に留学したりモンゴルでも、いろいろあった。が、その度に思い出しては刻銘に刻まれていた。

日本の親方や女将さんは、日本語の話せない私を快く迎えてくれた。
そして6月。仕立て上げられたドレスはデザインの華麗さとは裏腹に想像以上に重たく、歩くのにも裾を引きずった。
彼は向こうの部屋で待っている。この姿を見たらなんて言ってくれるだろうか。
あたたかい期待を胸に 私は真っ白いヴェールを上げた。


・・・うーん、ドルジっていっぱいいるんですよね。ここでのドルジは朝青龍のことです。というより、なんかモンゴルにいたころの夫人とのラブ・ストーリーになっちゃいました。
白鵬や他の力士でもいいかな?と思うんですけどね・・・

80:待った名無しさん
06/08/30 04:39:28
白鵬のせつない悲恋ストーリーのあとだったので、甘いラブ・ストーリーでいっちゃいました。
これでモンゴル力士 連続ですね!

81:待った名無しさん
06/08/30 06:36:19
昨夜は白鵬、今日は早朝からドルジストーリーに感動しまくりです。
こんなタイトルのスレで泣かされるとは思わなかったw みんなうますぎ!
入門するときこんな感じなのかなー。
確かカロヤンも彼女と別れて日本に来て、相手の人結婚しちゃったんだよね。

82:待った名無しさん
06/08/30 06:50:53
朝からしっかり読ませて頂きました!!切ないですねー白鵬ストーリー…もっと②見たいです!!私には文才がないので皆さん尊敬してます。琴欧州ストーリーも見てみたい!!

83:待った名無しさん
06/08/30 13:41:33
カロヤンストーリーひらめきました。

84:待った名無しさん
06/08/30 14:36:43
>>83 待ってるお

85:待った名無しさん
06/08/30 20:08:59
>>83です。ちょっと町内の集いが出来てしまったので深夜になります。
他の作家さまドゾー

86:待った名無しさん
06/08/31 01:38:10
削りに削ったのですが、とにかく長くなってしまいました。
わたし、なんだか勝手に盛り上がってしまいまして・・・
愚作、貼らせていただきます。カロヤンストーリーです。
ナナメ読みでもしてくださいね。


87:待った名無しさん
06/08/31 01:43:04
【序章】

「ニーナ、もう片付けは済んだの」「まだー」
「もうディナーの時間よ、ダイニングにいらっしゃい」
ママの作るカヴァルマ*のいい匂いに誘われ、作業を中断した。
(*カヴァルマ:ブルガリアの伝統的家庭煮込み料理)

「・・・アーメン。」
先日60余年の生涯を閉じたグランマに祈りを捧げて、家族で囲む食卓。
「おっと、『Today’s SUMO』の時間だ」パパがTVをつける。
「パパ、スモウは後で見なさいよ。天国のグランマが嫌がるわよ」と、ママ。
「いいじゃないか、グランマが生きていたころは見せてもらえなくて、
友達の家に行って見ていたんだぞ。やっと堂々とスモウが見れるよ」
「ねぇ、グランマってスモウが嫌いだったの?」と、私。
「ああ毛嫌いしていたなぁ、わしがグランマと結婚した頃はコトオウシュウが大人気でな。
皆スモウを見たものじゃったが。」こう言うのはグランパ。
「ふぅーん」

それでは、私がさっき見たものは何だったのかしら?
グランマの遺品を片付けている時に見つけた小さな赤い箱。開けてみると、
黄ばんだページに文字がビッシリ書かれた日記帳。そして数枚の褪色した写真が入っていた。
それはスモウの写真で、全て、コトオウシュウだった。

家のみんなが眠りに付いた後、暖炉の前で再びグランマのあの赤い小箱を開けた。
グランマの日記を繰ると、たちまち私は夢中になってしまった。
そこには、全く知らなかったグランマの初恋の思い出がつぶさに綴られていたから。

88:待った名無しさん
06/08/31 01:44:24
「2000.6.2 Dear カロヤン
今年もベリコ・タルノヴォにバラの季節がやってきました。女の子たちは皆着飾って、
収穫祭の準備に大忙しです。今年のバラは香りがとてもいいのよ。
パパが言うには、10年に一度の出来なんですって!まるであなたのキスのように甘いわ。
香水が出来たら、私は毎日つけるわ。なぜかって?
だって、そうすれば、離れていてもカロヤンとずっと一緒にいられる気がするんだもの。
今年の収穫祭にはソフィアから帰って来れるそうね。
昨日あなたのお兄さんに聞いてから私はもう胸がドキドキしています。 Love エレーナ」

「2000.6.14 Dear カロヤン
今日の出来事、私は一生忘れないわ。収穫祭の最後の晩にカロヤンとしたこと。
歌い踊る村の人達を避けるように、あなたに手を引かれて入った村はずれのバラ園の小屋。
カロヤンは私にキスして、“愛してる”って何度も言ってくれたわね。
それから藁の上に寝かされて、お祭りの衣装をあなたに一枚ずつ脱がされたわ。
私はカロヤンを愛しているから、いずれは捧げるつもりだったけど、
でもそれは花嫁衣を着てからだと思っていたの。だから恥かしくって。
カロヤンは『大丈夫だよ』って優しくしてくれたわね。

カロヤンが入ってきたときには、思わず『痛いっ!』って言っちゃった。だって、初めてなのよ!
クラスメイトもまだ誰も経験してないんだから。
カロヤンは慣れた感じだったから、ソフィアでもう経験しちゃったのかと不安になったわ。
でも後でカロヤンったらこう言うんだもの『初めてだったから、下手でゴメンね』って。
おかしくて、二人で笑ったわね。今度会えるのはクリスマスね。
レスリング頑張って Love エレーナ」


89:待った名無しさん
06/08/31 01:46:56
ページからバラの香りが立ち昇ってくるような、甘い恋物語が次々と繰り広げられていた。
その時は、まだ私はあのことに気付いていなかった。
次はどんな展開になるのだろうかと、恋愛小説を読んでいるかの如く、心がはやった。

「2001.12.25
今年のベリコ・タロノヴォのクリスマスはもう大変な大騒ぎ。
だって、カロヤンがニッポン式レスリングの大会でヨーロッパチャンピオンになったんだから!
『私の彼なのよ』って、クラスメイトに自慢しちゃったの。そしたら皆こう聞くのよ。
『もうキスはしたの?』って。おかしくなっちゃう。
『キスどころか、とっくにヴァージンを捧げたわよ』ってもう少しで言いそうだったわ。
パーティーが終わって家族が寝静まった後、カロヤンが私の部屋に忍び込んで来たの。
今年のバラ祭りには帰ってこれなかったから、久しぶりで、たまらなくって。

・・・何がって、もちろんあのバラ園での出来事。
カロヤンも同じ気持ちだったみたい。
ギュって抱きしめられたら、お腹のところに堅いものが当たるの。
それが何かは、服を脱いで初めてわかったんだけど。
でも明るい部屋で初めて見たからちょっとびっくりしちゃった。
カロヤンは”愛してるよ、エレーナのことだけ考えていたよ”って言いながらずっと・・・
結婚前の私たちがこんなにたくさんしても、神様怒らないでね。」

「2002.1.1
ニューイヤー。今年もカロヤンとたくさん一緒にいられたらいな。
カロヤンがニッポン式レスリングでたくさん勝てますように。
それ、”スモウ”って言う名前なんだって、ヘンな名前。」



90:待った名無しさん
06/08/31 01:47:09
白鵬ストーリーの神サマ、続編書いてください。
ありえない話でもいいので、白鵬に追いかけて行ってもらいたいです。
このままでは悲しすぎます・・・
ハッピーエンドにしてください。お願い。

91:待った名無しさん
06/08/31 01:48:36
え、スモウ!?
この日記に出てくるカロヤンって、スモウの、あのコトオウシュウのカロヤン!?
まさか・・・私のグランマの初恋の相手はコトオウシュウ!?
私は急にドキドキしてきた。次々とページを捲る。

本当だった。グランマの初恋の人は、コトオウシュウだった・・・

「2002.6.2
カロヤンから、今年のバラ祭りには帰ってこれないと電話。
”スモウ”が忙しいみたい。さみしいな」

「2002.9.10
カロヤンから、久しぶりの電話。なのに
”ニッポンに行く。エレーナとはもう会わない”って一方的に言って切られた。
どうして・・?今はただ、頭が混乱して訳が分らない。」

「2002.9.11
カロヤンのママに会いに行った。
”カロヤンはニッポンのプロのスモウレスラーになりに行ったのよ、今までありがとう”
って。それだけで、私たちは終りなの??ねぇ神様どうして??」

その日を境に、日記は急に味気ないものに変わった。
「特になし」「昨日と同じ」の繰り返し・・・

これで終わりなのかと思うと、最後にテープで留められたページが出てきた。
カッターナイフで、丁寧に開けた。すると・・・



92:待った名無しさん
06/08/31 01:50:29
「未来の私へ
このページを開けたということは、今のあなたはもうカロヤンのことを
綺麗な思い出として、昇華させる事ができたのでしょうね。
今のあなたは、きっと幸せなんでしょうね。
あなたの隣には今、誰がいるの?そして子供はいるの?

これは私のお嫁入り前の最後の日記です。
今のあなたがどんな顔をして読むのかしら?私には想像もつかないわ。
もしかして誰かと一緒に、笑いながら読んでいたりして・・・

2004.2.18
私は明日、パパの決めた相手のもとへお嫁に行きます。
ベリコ・タルノヴォにはもう戻る事はないでしょう。
ここにはカロヤンとの思い出がありすぎるから、遠く離れることはいい考えかもしれません。
ああ神様、花嫁になる前の晩だというのに、
まだカロヤンを忘れられないでいる私をどうかお許しください。

奇しくもカロヤンの21回目の誕生日に他の男性のものになるだなんて・・・。
心も体もカロヤンのもののまま他の男性に嫁ぐ私を、寛大なみ心でお包みください。

明日からは、夫に尽くし、夫の両親に尽くし、ゆくゆくは子を育み、よき妻よき母になるよう努めます。
だから今晩、せめて最後に夢の中でカロヤンと会わせて下さい。
アーメン。エレーナ」



93:待った名無しさん
06/08/31 01:52:10
愕然としてしまった。
何だろう、こみ上げてくるこのやるせない気持ちは・・・
グランマは、こんなに悲しい思い出を抱いてお嫁に来たなんて、全然知らなかった。
いや家族の誰も知らないはず。

だって、最後の日記の通り、幸せな家庭を築き、子供を育て、私たち孫の面倒も見て、
優しくて大きな心の持ち主の、大好きなグランマだったから。

でも死ぬまでこのページを開けなかったということは?
私は開けてはいけない扉を開けてしまったのだろうか。
グランマは、最後に夢でコトオウシュウと会えたのだろうか。

グランマの葬送に関する一切が終わると、私はソフィアの大学に戻った。
そこで、運命と言えるような出会いがあった。
「ニーナ、うちの大学でスモウのナショナルチームが合宿してるから見に行こうよ」
「(スモウかぁ・・・)うん、いいよ」

体育館。大柄な男の子達が組み合っている。
そこに現れた白髪のノーブルな雰囲気の老紳士。上着を脱ぐと、選手に手取り足取りで指導を始めた。
何度も何度も、丁寧に技を教えている。あれはもしや・・・



94:待った名無しさん
06/08/31 01:53:41
「ねぇ、あれってカロヤン?コトオウシュウの」
「そうよニーナ、カロヤンさんよ。今年のチームの監督よ。優勝間違いないわね。
だってあのカロヤンさんだもの。後でサイン貰いに行きましょうよ」

次の日、私はあの赤い箱を持って、スモウの練習が終わるまで一人で待った。
練習が終わったようだ。選手たちが引き上げてくる。
あの人は、あの人は・・・いた。

「カロヤンさん!」
「うん?私を呼んだかな。」
「はい、私はニーナと言います。は、はじめまして」「ああ」
握手してくれた。大きな手。この手で私のグランマ、エレーナを抱いたの・・・?

「私、エレーナの、エレーナ・○○○○の孫なんです!」「ん?」
カロヤンさんはそのハンサムな相好を崩さなかった。
「エレーナさんか、懐かしいなぁ。お元気?」
「先月、亡くなりました。」
「えっ!」眉がぴくっと動いた。カロヤンさんが私の顔を見て言う「エレーナが、亡くなった?」
「はい。それで、遺品の中に日記を見つけて、そこにあなたの事が・・・」
私は手短に用件を話した。そして半ば強引に、赤い箱をカロヤンさんに押し付けた。
せめて、グランマの思いを知ってもらいたくて。


95:待った名無しさん
06/08/31 01:55:39
数日後、カロヤンさんの自宅に招かれた。
国民的英雄の家はとても大きく、トロフィーや楯、大きな写真額が飾ってあった。
「ようこそ、ごゆっくりなさってね」真っ直ぐな黒髪が印象的な、
スリムな奥様が紅茶を淹れてくれた。日本の女性って綺麗だな。
「君は、ちょっと買い物にでも行って来なさい」

カロヤンさんと二人になった。
「日記、読ませていただいたよ」「すみません、ご迷惑でしたよね突然」
「そんな事は断じてないよ。それより君は私をどんなひどい男だと思っているだろうね」
「そんな・・・」

「日本に行く事は、私の人生で最大の賭けだったんだ。日本に行って、スモウで成功したい、
そうすれば家族を助けられる、あの頃は今と違ってブルガリアは貧しくてね。
私の肩に家族の運命がかかっていたんだ。」「そうですか。」
「しかし、エレーナは優しく、そして太陽のようにまぶしかった。
その優しい光に、心の弱い私は甘えてしまうと気付いたんだよ」「・・・」

「ただ、今となっては言い訳にしか聞こえないかも知れないが、成功して、”セキトリ”と言うんだがね、
給料が貰える身分になったらエレーナに堂々とプロポーズして、
一緒になりたいと思っていたんだ。」「え!」
「そうだよ。しかし関取になって初めて帰国した2004年の夏、
既にベリコ・タルノヴォにエレーナはいなかった」

「すれ違いだったんですね」「ああ」



96:待った名無しさん
06/08/31 01:59:37
「で、エレーナは、君のグランマは安らかに逝ったのかな?」
「はい、数日寝込みましたが、全員の子供と孫に看取られて眠るように。まるで天使のような顔でした。」

「ううっ・・・、ちょっと失礼」
カロヤンさんは立ち上がると、向こうを向いてしまった。肩が小刻みに揺れている。
涙を、私のグランマの安らかな最期に涙を流しているのだ。

暫くして振り返ったカロヤンさんは、まぶたこそ赤かったものの冷静な顔つきで言った。
「君に会えて嬉しかったよ。本当にありがとう。
今、エレーナの声がしたよ。”そろそろその写真から卒業しなさい”ってね。
これを、君に託していいだろうか?」

カロヤンさんが胸ポケットの財布の、その奥から小さな写真を取り出して差し出した。
そこには、バラ祭りの衣装を着けた、10代の少女エレーナと少年カロヤンが収まっていた。
まるで純粋無垢な、幼い二人。はじける様な笑顔。

私は感極まってしまい、涙が溢れてしまった。
「カロヤンさん、もしかしてずっとこれを?」
「ああ、そうだよ。エレーナに君から伝えてくれ『もう少しでそっちへ行くよ、今度こそ、待っていて欲しい』って」
「カロヤンさん!」
カロヤンさんの胸に顔を埋めて、泣いた。ずっと泣いた。
こんなにも、こんなにもカロヤンさんに愛されていたのに、それを知らずに逝ってしまったグランマ・エレーナ。
なんという運命のいたずらなんだろう。



97:待った名無しさん
06/08/31 02:00:49
【終章】

翌日は、大学を休みただ一人、グランマ・エレーナのお墓を尋ねることにした。
グランマの好きな花をたくさん抱えて、今、故郷へ向かう電車に揺られている。
あと1時間で、グランマに、いい報告が出来る。

私の心は、その日の夏空のようにどこまでも澄み切っていた。



【日本語訳:妄村想美】


98:待った名無しさん
06/08/31 06:45:23
妄村想美さんw乙です!主人公が第三者になるとは思わなかった。
みんな文豪だなー

99:待った名無しさん
06/08/31 10:51:03
皆さんにつられて娘さん、どうぞ!の「星の砂」Part2を書いていますが、
送ってもいいのでしょうか?


100:待った名無しさん
06/08/31 12:38:27
どうぞ

101:待った名無しさん
06/08/31 13:36:26
>>99さん、嬉しい!
電車で何駅かの部屋の人にまた会えるのね!
でも渡辺淳一は勘弁な!

102:待った名無しさん
06/08/31 14:57:31
あれは村上春樹と書いたつもりでした。 手がすべったにしちゃ大きな違い
でしたけれど、ヒェ~イ。 力士編、出会い編、エッチ編の3つを書いてい
ますが、なぜだかエッチ編を先に書き終えました。 急いで全部仕上げます。

103:待った名無しさん
06/08/31 15:31:35
>>99さん、頑張ってね!
今晩、楽しみにしてます!

104:待った名無しさん
06/08/31 16:01:11
二日間の残業が決定したので今晩は無理ですが、日曜日までには頑張って
書き上げます。それにしても皆さん文豪揃いで凄いですね。 中には本物
の作家さんもいらっしゃるのでしょうか?

105:待った名無しさん
06/08/31 16:05:19
いね~だろ。ホジホジ

106:待った名無しさん
06/08/31 17:43:19
ホモが書いてるよ!

107:待った名無しさん
06/08/31 18:47:12
カロヤンは老紳士になってもカッコイイんだろうね~、乙です!

108:待った名無しさん
06/08/31 21:41:50
また安馬でもお願いします

109:待った名無しさん
06/08/31 22:07:27
同じく安馬に1票。
年上の女性に甘え上手という設定希望。文豪さんよろしく

110:待った名無しさん
06/08/31 22:55:26
>>104
お仕事がんばってね~
力士編他もよろしくね~

111:待った名無しさん
06/09/01 00:42:14
安馬「く、クルミちゃ~ん!会いたかった、早くしようよ!ねっ、早くぅ。」
クルミ「もう安馬ちゃんせっかちなんだからぁ~、まずはお風呂よ」
安馬「お風呂なんてイイ!早く早く脱いでっ。早くやろうよ!ほら見て!もうこんなにギンギン!」
・・・まっぱになって、誇らしげにあそこを見せ付ける安馬。
クルミ「こらこら、サービスには順番があるのよ、ダーメっ」
安馬「やだやだー(泣)、1週間も待たされて、せっかくクルミちゃんの予約取れたんだもん
   お願いお願い、こうへいタンのお願い聞いて。じゃなきゃ、ボク泣いちゃうからね!」
クルミ「もぉ~甘えん坊なんだから~。仕方ないなぁ、今日だけよ」
安馬「やった~、クルミちゃんだぁい好き、チュッチュッ」 
猛烈な勢いでクルミちゃんを浴びせ倒す安馬だった・・・

ちょっとしたお遊びネタです。てへっ。
他スレでご存知の方いるかな?伝説の「ホワイトスター」でのひとコマですよ。

マジなのは、思いついたら書いてみまーす。

112:待った名無しさん
06/09/01 00:46:24
>>111
あそこですね。
9月は営業するんですよね。


113:待った名無しさん
06/09/01 01:18:00
>>111
ガルルル乙

114:待った名無しさん
06/09/01 01:31:58
>>112 そおそお。112さんも早く予約した方がいいよ。
って言う俺はとっくに前金で「横綱コース」予約済み、楽しみだ~
ドルジより。

115:待った名無しさん
06/09/01 06:27:05
確かに甘え上手だw >>111さんGJ!

116:待った名無しさん
06/09/01 13:34:56


117:待った名無しさん
06/09/01 20:46:37
ちょっと調子にのってもう一本!
(あっちでエッチなの書くと怒られるし・・)
>>111からたった5分後

安馬「あ~、気持ち良かった!やっぱりボクはクルミたんしか駄目みたいでちゅ」
クルミ「安馬ちゃん、イっちゃうの早いんだからっ、ウフッ」
安馬「だってクルミたんがしゅごいんだもーん。ねぇねぇ、おっぱい吸っていい?」
クルミ「いいわよ」
安馬「うーん、パフパフ、やわらかいなぁー。ねぇねぇクルミたん、もう一回ぃ~」
クルミ「だぁめっ!安馬ちゃんは平幕なんだから、「平幕コース」は1回しか駄目なのよ」
安馬「やだやだバブー、あどねぇ、えっどねぇ、こうへいねぇ、お金ならあるよ、
    ほらぁ。(万札を取り出す安馬)ねぇ~いいでしょ。」
クルミ「おねだりしてもだめっ。お店のきまりで、番付以上のサービスするとクルミ、クビになっちゃうのよ。
   だからクルミの言う事聞いてね、いい子だからヨシヨシ。」
安馬「え!クルミたんがクビになっちゃうの!?そんなのヤダヤダー!!え~ん(泣)
   あ!いい事考えた。こうへいのお嫁タンになってよ!そしたら毎日、何回もできるよっ!
   朝から晩まで離さないよ!あぁ~、楽しいなぁ~。ルンルン♪」

クルミ、インターホンでボーイに電話「“ものいい”お願いします」
(*“ものいい”とは店の隠語で、部屋でごねる客を紋付袴の大男が5人がかりで強制的に帰らせること)

【休憩室】
エレナ「クルミ、なんか大変だったみたいね」
クルミ「はぁ、安馬には参っちゃう。指名してくれるのは嬉しいんだけどね、さて次のお客さんだわ。じゃあね」

・・・ナンバーワンは悩みも多いようです・・・

118:待った名無しさん
06/09/01 22:55:08
「ものいい」に特に大爆笑しますた。GJ!
しかも安馬がちょっと光司少年はいってるw →あどねぇ、えっどねぇ

119:待った名無しさん
06/09/02 00:48:05
>>118 気付いてくれましたか?嬉しいです。ウフフ
    偉大な横綱へのリスペクトとしてちょっと組み込んでみました。

120:待った名無しさん
06/09/02 17:30:25
>>90さん、リクエスト(?)ありがとうございます。
作家魂、くすぐられてしまいました。

構想丸2.5日、執筆足掛け2日。
”ありえない話”で”白鵬が追いかける”話を脱稿いたしましたが・・・
お読みになります?

ちょっと長いんですけど。


121:待った名無しさん
06/09/02 19:23:57
90さんじゃありませんが、ぜひ読みたいです!

122:待った名無しさん
06/09/02 21:27:00
【序章】
俺は、パリ・シャルル・ド・ゴール空港に降り立った。初めてのパリ。
思えば、日本に来た15の歳から今日まで、ひたすら相撲の日々だった。
休みは文字通り体の休息に充てたから、こんな私的な一人旅は初めてだ。
タクシーは郊外を抜け、パリ市内に入ってゆく。
俺はその壮麗な街並みに、この旅の目的をしばし忘れ見入ってしまった。
日本ならとっくに暗くなっている時刻なのに、まだ昼間のように明るい。
今すぐにでもこの足で彼女に会いに・・・気ばかり逸ったが、今夜は休むことにした。

翌日、タクシーでパリ郊外のとある美大へ向かった。
彼女が教鞭をとっている教室へ案内してもらった。
「It's time to close the class, just now.」「Thank you」
授業が終わったらしく、生徒たちが三々五々教室から出てくる。
この部屋の中に、彼女はいるのか・・・
俺は突然不安な気持ちになった。
こんな所まで突然追いかけてきて、拒絶されるかも知れない。いや、拒絶されて当然だ。
そうしたらおとなしく日本に帰ろう。
あれは・・・
細身の体から伸びる長い腕と脚。少し痩せていたが、紛れもない彼女の後ろ姿だ。
心臓が躍りだした。
俺は思い切って教室に足を踏み入れた。
「やあ。」何て野暮な挨拶だろう。しかし、咄嗟に口を突いて出たのはそれだった。
彼女がゆっくり振り返る。
俺を見ると、彼女の手から彫刻刀が音を立てて床に落ちた。



123:待った名無しさん
06/09/02 21:28:03
彼女の後について、大学構内の庭園を歩いた。
柔らかな木漏れ日を受けて、噴水の水がキラキラ輝いている。
さっきから彼女は何も言わない。俺は痺れをきらして口火を切った。

「すごいね、この年で教授なんだって?」「・・・」
「君の事は偶然知り合いから聞いてね。それで・・・」「・・・」
「前はイタリアにいたんだろ?で、大学に乞われてパリに」「・・・」
駄目だ、間が持たない。

「なぁ、何とか言ってくれないか!」

「・・・何て言えばいいか、わからなくって」
「そうだよな、いきなり。ごめん」
「・・・どうして、どうしてここにあなたが。。」 
「正直に言うよ。君に会いに来た。ただ、君に会う為だけに」
「・・・訳がわからないわ」
「ちょっと、座らないか」
俺はすべてを話した。



124:待った名無しさん
06/09/02 21:29:39
「あの日目覚めたら、君がいなかった。置き手紙があった。何度も読んだよ。
悲しくて悲しくて涙が出たよ。
しかし、お互いもう違う世界に住んでいるのだから、君の言うとおりだと思った。
再び愛し合ったところで、お互い傷つけ合うだけで何にもならない。
だから俺は、横綱として、また一家の主として毎日を精一杯生きることにしたんだ。
同世代の力士が引退していく中、まだまだ綱を張り続けた。

しかし、終りは突然やってきた。
場所前の稽古で、左足の古傷を酷く痛めてしまったんだ。
そして初日からまさかの4連敗。
長年張り詰めていた緊張の糸がプッツリ切れた。

「お前は十分過ぎる程やったんだ。もう堂々と、肩の荷を降ろしていいんだぞ」
熊ヶ谷親方の遺影が、俺に語りかけてくれた。
記者会見の前の晩、独りになって自分の相撲人生を振り返ってみた。
相撲人生を振り返ると言う事は、俺にとっては人生そのものを振り返るのと同じこと。
色んなことが浮かんでは消えた。

その時君の顔が浮かんだんだよ。
君に、君に報告したい。

『俺はもう引退するんだよ。俺は、ただの男に戻るんだよ』と。

そしてあらゆるツテを辿り、君がパリに居る事を、調べたんだ」



125:待った名無しさん
06/09/02 21:38:44
「それで、ここに?」「そうだよ」
「なんだか、あなたらしくないわね。こんなやり方」
「なぁ、その”あなた”って呼ぶの、やめてくれよ。他人みたいな・・」
次の瞬間だった。衝撃的な言葉が発せられた。

「悪いけど、あなたの感傷に付き合うほど暇じゃないのよ。まぁ、長いこと頑張ったんじゃない?
この歳までその頭してるなんてね」
俺の断髪を待つだけの髷に一瞥すると、彼女はすっくと立ち上がった。
「じゃ、次のクラスあるから」あっさりと去ってしまった。

ショックだった。あまりに素気ない態度に、追いかけるのも忘れ立ち尽くしてしまった。
何だろう、この空しさは。俺は、何を期待していたのか?
あの夜のように、彼女が俺の胸に飛び込んで来てくれるとでも思っていたのか。
そうだ。俺は、彼女がまだ俺のことを愛し続けてくれていると勝手に決め込んでいたのだ。
なんて情けない男なんだ、俺は。ただの自己満足の為にこんな所まで来て。

失意のうちに大学を辞し、パリを発った。

日本に帰ったら断髪式と一代年寄襲名披露大相撲か・・・
ファーストクラスのシートに身を沈め、眠った。
もう何も考えたくなかった。



126:待った名無しさん
06/09/02 21:45:55
それから数ヶ月・・
断髪式まで1週間を切ったその日、それは届いた。
海外からの航空貨物。差出人は知らない外国人の名前だった。

「パパ何それー?」子供たちが珍しがって、包みを開けだした。
中には、エアキャップに何重にも梱包された重い何かと手紙が入っていた。
封筒に英文が綴られている。
「Hello, I was ○○'s roommate, Mary Allen.I will send this statue and letter to you on behalf of ○○.」
中学生の長男が得意げに訳す。
「○○のルームメイトだったメアリーさんで、その人の代わりにこれと手紙を送ります、だって」

それは彼女の名前ではないか!
「お前たち、ちょっと出て行きなさい」
俺は一人になって、手紙を取り出した。あの時と同じ、青い万年筆の字がそこにあった。



127:待った名無しさん
06/09/02 21:46:57
「ダヴァ、現役生活ご苦労様でした。本当に、長い間。
あの時、あなたが大学に突然現れた時ですが、言えませんでした。
せっかく来てくれたのに、ごめんなさい。

あなたが来た日の少し前に、癌が見つかりました。ステージ4といって、はっきり言って手遅れ。
こちらのお医者様は、日本と違ってあっさり教えてくれるから困っちゃいます。
まだまだ作品を作りたかったので残念ですが、これも天命ですね。
これから、南仏のホスピスに移ります。そこでいつまで持つか分りませんが・・・

最後の作品として、あなたの姿を彫ってみました。
私の記憶にあるのは、10年以上前のあなただから、ちょっと違ってても許してね。

私がこと切れたら、あなたに送るように友人のメアリーに頼みました。
だから、あなたがこの手紙を読んでいる今、私はもうこの世にいません。

何だか、とってもずるいわね私。
でも、痩せこけて死んで行く姿なんて見せたくないもの、女ですから。分かってね。

これからは親方になるのよね?
ダヴァならきっと、素晴らしい弟子を育てられそうね。
では、きりがないのでこの辺で。お元気で、本当にさようなら」



128:待った名無しさん
06/09/02 21:48:54
おい、ちょっと待ってくれよ。
彼女が死んだ?自分の頬を思いっきり張ってみる。
残念ながら夢ではなかった。

嘘だろ・・・悪い冗談はやめてくれよ・・・
いや、駄目だ。現実を直視しなくては駄目だ。彼女は天に召されたのだ。
もう、逝ってしまったのだ。二度と、会えないのだ。

エアキャップに包まれた”彼女の遺作”。その包みを丁寧に外した。
それは、綱を締め、不知火型で土俵入りをする俺の彫像だった。
彼女の性格そのものの、繊細で美しいラインの、しかしとても強さを感じる作品だった。

俺はそれを抱きしめ、泣いた。子供達に聞こえないよう、声を殺して涙が枯れるまで泣き続けた。



129:待った名無しさん
06/09/02 21:50:49
夢を見た。あの時の。

全勝優勝して横綱昇進を決めたあの晩。俺はそれを誰よりも先に彼女に伝えた。
マスコミの包囲網を掻い潜って、あのホテルで会った。「ダヴァ、おめでとう!良かった、本当に良かった」
「君のお陰、全部君のお陰。ありがとう、愛してるよ」
「ダヴァ・・・私もよ。ダヴァ、愛してる」
くちづけを交わし、彼女を抱きしめた。
「でも横綱になったらもっと大変になるわね。
ねぇ、私はどうしたらいいかな?ダヴァの為なら何でもするわ」

「何でもしてくれるの?」「うん、そうよ」
「じゃあ言うよ。結婚してくれ。ずっと一緒にいて欲しいんだ」
横綱になったら言おうと思っていた言葉を、遂に言えた。
「私でいいの?本当に?」「ああ」彼女の顔が笑みで溢れた。

彼女を抱いた。それは、肉体的な悦びでなく、愛し合う悦びに溢れたセックスだった。

俺は正装をして、教会に立っていた。背後のドアが開く。
父親と腕を組んだウエディングドレス姿の彼女がこちらに歩いてくる。
ヴェールの下の目が、優しく俺を見つめている。
早く、早く俺のところへ来て。俺はもう胸が一杯になっている。
早く・・・・・あっ。。。。 

急に息が苦しくなった。
胸が掻き毟られるように痛む。うっ、何だこれは。
手の平に血を吐いていた。痛い、体中にものすごい痛みが走る。あぁぁぁぁ・・・・



130:待った名無しさん
06/09/02 21:52:30
【終章】

「号外~、号外~」
”世紀の大横綱・白鵬が急死 断髪式目前に”

俺は三途の川を渡っていた。
流れが激しくてなかなか前に進めない。「よいしょっと、フゥ~」汗が滴り落ちる。
死んだ後なのにこんな疲れるなんて、知らなかった。当たり前か。

「ダヴァ!ダヴァーっ」「えっ!?」「こっちよ、早くー」
彼女が向こう岸に立っている。俺に大きく手を振りながら。「よーし、待ってろよ」
全力で川を渡りきった。
「ダヴァ、私がここに居ることもツテで調べ上げたわけ?アハハ」
「からかうなよ、もう」「だって、こんなすぐに会えるなんて!」
「おかしいね、死んだのにすごく幸せだよ」

「もう私、どこにも行かないわよ」
「今度こそ、本当なんだね」
「うん、今度こそね。ねぇ、早くこっちに来て」彼女が微笑みながら右手を差し出した。

随分長い道のりだった。遠回りをしたけれど、俺はやっと彼女のもとへ辿り着いた。
彼女が差し伸べた手を握り、彼女を強く抱きしめた。

「待たせてごめんな・・・」
「いいのよ。これからはずっと一緒なんだから、ね。」
「・・・ありがとう」





131:待った名無しさん
06/09/03 00:56:53
乙です!うわーそうくるか…ううう。

132:待った名無しさん
06/09/03 02:03:06
90です。
書いてくれてありがとうございました。
そう来るとは思わなかったけど、
自分のことのように読んでしまいました。
自分もいつか逢える日が来ることを信じて生きています。
でも、いつか逢えた時自分だけ年をとってるのはやだなぁ。
あっ、スレチでごめんなさい。
すごくよかったです。
ありがとうございました。

133:待った名無しさん
06/09/03 02:40:15
どもども、いつも長くなっちゃって反省してるんですが。ありがとうございます。
今回は私、完全に文中の”彼女”になりきって
「ダヴァにこんなにも愛される私!」って妄想してたら
なんかハマってしまい、書きながら泣いてました。
なにやってんでしょうねぇ、私は。我ながら。
白鵬が結婚でもした日には、どうにかなってしまうんでないかと心配です。

次回は久々にエロエロでも書きまーす。

134:待った名無しさん
06/09/03 15:00:54
今日は¨どうぞ、お嬢さん¨待ち ワクテカ

135:待った名無しさん
06/09/03 15:31:35
朝青龍ストーリー書いた者です。皆すごですね!感動ありなところがいい。。
私も近いうち黒海ストーリー書きます。
白鵬はいい男ですもん。。。。相撲界一いい男って言葉が似合うと思う!

136:待った名無しさん
06/09/03 15:48:13
この国で黒海という力士を知らない人はいないだろう。
グルジアではもちろんのこと隣国アルメニア、アゼルバイジャン・・・・コーカサス中に彼の名は知られていた。
日本という遠い国で、成功を収めたグルジア人。
かつて私の恋人だったレヴァンはいまや、コーカサスの子供たちの憧れだった。

そのレヴァンのお父さんが入院先で亡くなったという。
日本ではもうすぐ相撲が始まるらしいが、トレーニングを後回しにしてレヴァンは家族のために一時帰国していた。
まだ私たちが高校生だったころ、よくレヴァンが家に招いてくれた。彼のご両親は気さくな方でよくしてくれた。
トビリシにある彼の生家は質素そのものだ。
グルジアは欧米から見ればまだまだ後進国。停電・断水はしょっちゅう起こる。
それに比べたら日本での生活は天と地の差があるだろう。
日本で生活するようになっていた彼が、もうグルジアの女なんて相手するわけない。そう思っていた。
なにより昔の恩跡よりを戻そうなんて気はないだろう。
だからレヴァンと再開したときも変な期待なんてしていなかった・・・・。

137:待った名無しさん
06/09/03 15:56:18
レヴァンのお父さんが亡くなって数日後。
生前顔見知りだったのだ、せめてお墓参りぐらいはと白いカサブランカの花束を買い、レヴァンの父親にたむけるために町の墓地へ向かった。
ふと、新しい墓標の陰に人影があることに気づいた。あれは・・・・
「レヴァン!」すっかりテレビでおなじみになっていた彼の姿が、目の前にあった。
「えっ・・・父さんのお墓来てくれたの?」
「当然じゃない。お父さんにはよくしてもらったんだから。
もう何年も会ってなかったけどよく覚えているわ。いい人だった・・・・」
「うん・・・」「やさしかったわ」
「うん・・・」「あなたみたいに」
「・・・・・」そこでレヴァンはうなだれてしまった。
相当、父親の死がショックなのだろう。こんな精神状態で相撲になんて集中できるのだろうか・・・?心配になってしまった。
だからだろうか彼を私の部屋に誘ったのは。
いや、私がレヴァンのことを忘れられないでいたからだ・・・・。

138:待った名無しさん
06/09/03 16:00:59
>>111
そのぐらいのノリのはとっても読みやすいですね!
クルミちゃんもプロだから掛け合いが面白いw
やり取り間のキャラのままで他のメンバーのも読んでみたいかも

139:待った名無しさん
06/09/03 16:23:23
「日本はどうだった? とっても快適なんでしょうね」
「そりゃあ。まあ快適だけど、グルジアの方が空気や水は美味しいね。日本は少し窮屈な感じがする。」
枯れはチャイに口を着けた。アルメニア製のチャイグラスはもともと小さめだったけれどレヴァンの手によってさらに小さく見えた。
「だいぶ変わったね。君の部屋」「そうかしら?」
「カーテン昔は可愛いピンクだった。ぬいぐるみもたくさんあったし。本棚やベッドの位置も・・・」
その言葉で昔のことを思い出してしまった。
高校生だった私たちは毎日ここで愛し合っていた。
もうあのころとは違う。私も。世界も。彼の生活も・・・。
「日本の女の子はどう?かわいい?」
「小柄で清楚だしいいね。でも文化も外見もあまりに違うから・・・『外国のコ』って感じかな。
付き合うならやっぱりグルジア女性がいいね。まあ、彼女なんていないけどね」レヴァンは笑った。

140:待った名無しさん
06/09/03 17:40:16
レヴァンタン、愛を囁け!
GO!
GO!



141:待った名無しさん
06/09/03 23:26:07
黒海タンいいですね!!続きはどうなるんでしょう?楽しみにしてます。

ところで、龍二さん、アズマンはここでは人気ないですね。需要ありますか?
あと、みやび、みつき、しのぶ、ひとみさんの四天王とか・・・


142:待った名無しさん
06/09/04 00:32:01
みなさんは誰の話がききたいですか?みなさんに聞きたいのでアゲました!

143:待った名無しさん
06/09/04 00:44:24
・龍二さん!
・バルトの陽気なエッチ
・純朴なアミたん
そして・・
・ダンデーな勝昭サマ!!


144:待った名無しさん
06/09/04 02:00:25
エレナ「いらっしゃい、ねぇ初めて?」
稀勢「はははいっ!(緊張)あのその、安馬から券をもらって、それで」
エレナ「安馬は店いちの常連よ。じゃあエレナがその浴衣脱がせてあげる」
稀勢「は、はい!」
エレナ「ウフッ、もうこんなになってるわよ」
稀勢はエレナのランジェリー姿にすでに下半身が反応している稀勢。

(お風呂)
稀勢「ああ、うううっ・・・」
エレナの巧みな指、舌使いと、ローションでのヌルヌルプレイでたまらなくなっている稀勢
稀勢「うわあ~っ!エレナさんちょ、ちょっと待った!」
エレナ「だぁーめっ、”待った”はあんまり良くないわよ。立会いはちゃんと会わせないと」
稀勢(はて、どこかで聞いたことがあるような・・・)

(部屋の外)
ドタドタドタ、「お客さん、いけませんよ」「だってだってクルミたんがぁがぁー!」ドタドタ

稀勢「エレナさん、今の何すか?今すごい足音と叫び声が」
エレナ「あぁ、クルミんとこで”ものいい”があったみたい」
稀勢「(え、”ものいい”・・?)ものいいって何すか?」
エレナ「そのうち分るわよ、ねぇ、小結コースは選べるオプションがあるの。決めてっ」
メニューを渡される稀勢。しばし考えて、
「えっと、じゃこの”ろくじゅうきゅう”で」
エレナ「うふっ、ホント初めてなのね。それはシックスナインよ、じゃ、はじめるわね」

(数十分後)

稀勢「・・・ああああっ!エレナさん、もう俺ダメっす、あぅ~」
エレナ「いいわよ、思いっきりね」
稀勢「うあぁぁ~!んーん、くっ、はぁ~!!」

それが稀勢のホワイトスターデビューだった。 にゃはっ!

145:待った名無しさん
06/09/04 09:20:47
>>144
朝からこんな話読むのはアレだけど、続きが読みたい!!

146:待った名無しさん
06/09/04 22:58:50
文豪揃いだなぁ。琴欧州と白鵬の未来の話とか上手すぎて
妄想小説にするには違和感というか、もったいないよ。
パロディでなくてオリジナルでちゃんと何か書いたほうが良いんじゃないか?
や、ホントそのくらい上手いってばww

147:待った名無しさん
06/09/04 23:03:21
ごめん。あげてしまった・・・ところで鶴竜で何か書きたいんだが
需要は無いだろうか?十両だとやっぱりダメかね?
漏れは軽いノリのやつしか書けないけど。

148:待った名無しさん
06/09/04 23:09:16
自分でリクエストしといてアレなんですが、ひらめいたので龍二さんストーリー〔純粋編〕をうpしていいですか?

149:待った名無しさん
06/09/04 23:10:11
>>148
是非!!

150:待った名無しさん
06/09/05 00:02:40
>>147 書いて書いて!十両のお相撲さんはよくわからないから
お話書いてもらえると、見る楽しみが増える。

151:待った名無しさん
06/09/05 00:54:24
あれは、女子高に入ってすぐの初夏のこと・・・

1年生ながらレギュラー候補だった私は、先生に徹底的にしぼられて遅くなってしまった。
明日も朝練。近道をしようと考えてふと人気のない路地に足を踏み入れた。

すると、不良の高校生達がたむろして煙草を吸っているところに出くわしてしまった。
背筋が凍った。
気付かれないうちに立ち去ろうと踵を返したが遅かった。

「オイ、待てよ」「俺ら見て逃げてんじゃねーぞ」
これは逃げられない、咄嗟に思った。
不良たちが近付いて来る。

「○○高の女だよな」
「お嬢さん学校だからってスカしてんじゃねーよ」派手な化粧をした女もいる。
「ち、違います。道を間違えて・・・ごめんなさい」



152:待った名無しさん
06/09/05 01:04:06
怖い。私、どうしたらいいの!?

「なぁ、どうする?」「姦っちまえば」「へへへ、マジ?」
嘘・・・そんなの嫌! わあぁっ!
頭を金髪に染めた男に肩を掴まれた。
「や、・・・やめてください!」声をふり絞る。

その時だった!

「嫌がってるだろうが、やめろよ」

誰かが金髪男の腕を掴んで振りほどいてくれた。私は反動で転んでしまった。
思いっきり腰を打った。痛くて立てそうにない。

「大丈夫か?もう心配ないから」その人が優しく私に言った。



153:待った名無しさん
06/09/05 01:05:10
「なんだよお前相撲取りじゃねぇか、だっせぇな。邪魔すんなよ」
「俺はダサくて結構だが、大勢で一人をいたぶるお前らの方がもっとダサいぞ」
「何だとてめぇ」

剃り込みの頭、耳にボルトの様なピアスをつけた大きな男が、お相撲さんに掴みかかった。
しかしお相撲さんがそいつの腕を瞬時に掴むと、剃り込み男は全く動けなくなってしまった。

「ううう・・」
「・・・ケンジ、大丈夫か?」金髪が心配顔で剃り込みに聞く。
「やべ、こいつマジ強ぇ」

「どうした?さっきの勢いは。なあ」
お相撲さんは昂ぶる事なく、極めて冷静な声で剃り込みに言う。
「・・・。んぐぁっ、は、放してくれ」

「キバるのはいいけど、仁義ってもんがあるだろうが。情けねぇ事すんじゃねぇぞ、分かったか」



154:待った名無しさん
06/09/05 01:13:30
>>153
「俺はダサくて結構だが、大勢で一人をいたぶるお前らの方がもっとダサいぞ」
「キバるのはいいけど、仁義ってもんがあるだろうが。情けねぇ事すんじゃねぇぞ、分かったか」
ヤバい!!カコいいぞ!!!

155:待った名無しさん
06/09/05 01:16:10
「わ、分かった」
「お前らなあ、口の利き方も知らねぇのか?」
「分かりました、ごめんなさい」
やっと手を放して貰えた不良たちは、小さくなって走り去って行った。

「あ、ありがとうございます」
「どうしたの、どこか打った?」
「いえ、大丈夫です・・・ああっ。。。」
慌てて立ち上がってみたが、よろけてしまった。

「おっとっと」
お相撲さんの逞しい腕が瞬時に伸び、私を抱き抱えてくれた。
こんなシーンなのに、何だかドキドキしてしまった。
だって、こんなに男の人と接近するのは初めてだから。

「歩けないだろ、家どこ?」
「3丁目のローソンの裏です」
固辞したけど、「いいから」って、お相撲さんが私を負ぶって家まで送ってくれた。



156:待った名無しさん
06/09/05 01:17:39
家に着いた。
「本当に、ありがとうございました」
「いいって、この位慣れてるから。でももうあそこ通らない方がいいよ」
「はい、気をつけます。あの、お名前、教えてください」

彼は頑なに「俺なんか・・」と言い続けたけど、最後に
「あ、えっと・・・“ヒロシマ”」と照れくさそうに答えた。

それが、彼との出会いだった。

(続きは近日中? こんどこそコンパクトにします!)



157:待った名無しさん
06/09/05 01:19:12
>>156
良いね良いね!!カコ良いよ!!

158:688
06/09/05 01:31:24
どうも。前スレでキセノンの初めてストーリーを書いた者です。
久々に小説を投稿したいと思います!
本当はあの続きを書きたかったんですけど、ちょっと思いつかないので
今回は鶴竜で行きたいと思います!!それではどうぞ!!

午後1時、私は遅い昼食を摂るために、オフィスの前の公園に向かった。
昼食といっても、栄養ドリンクの様なものを無理やり胃に流し込むだけ。
ここ1週間程まともな食事を摂っていない。大学を出て、今の会社に入社して
2年が経つけど、未だに職場の人間関係に馴染めず、私は心身共に疲れ果てていた。
「はぁ・・・。」さっきから何度ため息を吐いただろう。
いい加減、私は今の生活に嫌気が差していた。

何気なくブランコを漕いでいると、ベンチの方に鳩が沢山集まっているのが見えた。
私は不思議に思い、ベンチの方に目をやった。すると・・・
「お相撲さんだ・・・。」鳩が沢山集まっているベンチにお相撲さんが座っていた。
鳩にエサをあげているみたい。そういえば、ここの近くに相撲部屋があるって
前に同僚が言っていた気がする。お相撲さんって、なんとなく恐そうな
イメージがあったけど、ベンチで鳩にエサをあげる彼は、優しそうで、
なんだか可愛い顔をしている。私は何故かちょっぴり心が癒されて、
彼を目で追ってしまった。

159:待った名無しさん
06/09/05 01:35:51
>>151-156の龍二さん作家です。
鶴竜ストーリーの途中でゴメンナサイ!
一つ書き忘れましたので。

えっと、”私”は新体操少女という設定で~す。よろしくネ!

160:688
06/09/05 01:40:44
次の日、私は彼に会えるかもしれないという、淡い期待を抱いて、
昨日の公園にやってきた。昨日と同じように、左から2番目のブランコに腰を下ろす。
すると、本当に彼はやってきた。彼もまた昨日と同じようにベンチに座り、
鳩にエサをやっている。何故だろう。私の胸の鼓動が高まるのがハッキリと分かった。
どうしよう!!このままここにいたら、私、変になっちゃうかもしれない。
私はとにかくこの場を離れるべく、立ち上がると、小走りでオフィスを目指した。

しかし、胃に殆ど何も入っていない状態で走ろうとした事に無理があった。
私は膝からガクっとその場に倒れこんでしまった。
まずい、今まで自分の体を騙し騙しやって来たけど、体が悲鳴を上げているのは
自分でもよく分かっていた。日頃の無理がとうとう限界に達してしまったらしい。
そんなことを考えていると、私の体がフワっと宙に浮くのが分かった。
え、何?私、本当に変になっちゃったの!?
しかし、私の意識はここで途切れてしまった・・・。

続きはまた今度!!それでは。

161:待った名無しさん
06/09/05 16:57:53
今晩も「ホワイト スター」営業してほしいな♪♪♪

162:待った名無しさん
06/09/05 17:12:32
私もホワイトスターのが読みたい。あの軽快さがいい

163:待った名無しさん
06/09/05 17:37:38
龍二さんへ。とびきりイイ男の話にするるよう頑張るから、龍二さんもどうか相撲でいいとこ見せて下さい。お願いッ☆作家より

164:待った名無しさん
06/09/05 20:11:27
時間が空いてしまってすみませんでした!黒海ストーリー続きいきます

165:待った名無しさん
06/09/05 20:21:09
「君は? 今、恋人はいるの?」
すぐに答えられなかった。だって『あなたのことが忘れられないから恋人を作れなかった』なんて言えない。
レヴァンが有名人になったからヨリを戻したがっていると思われそうで・・・・。
「ええ。いるわ」うそをついてしまった。
「そうか・・・、こんな美人に男がいないわけないな」
口下手だった彼が、いつの間にこんなお世辞を言えるようになったのだろう。日本で、たくさん女を口説いた賜物だろうか。
「レヴァンは凛々しくなったね。スモウやってるせいかな?」
「・・・・やめようと思うんだ。相撲」
「えっ?」
「お母さん独りになっちゃうしね。まあ悩んでるんだけど・・・・。弟も相撲やりに日本に行くし。俺がいないと淋しいと思うんだ」
レヴァンの目は曇っていた。本当はやめたくないのだという本心が伝わってきてしまった。
「レヴァンが相撲やめたって、お母さん喜ばないよ。やめたりしないで」
レヴァンは虚空を見つめていた。
「そんな顔しないで。レヴァンのこと想ってるからそう云ったのに」
レヴァンのその姿があまりに寂しくて、私はついその背中を抱き締めていた。
「ダメだよ。お前、好きな奴がいるんだろ?」「うん、レヴァン。」
「なに云ってる・・・んっ」


166:待った名無しさん
06/09/05 20:27:25
なつかしい味がした。
そう、ここでこうやって舌を巻き付けて来るの、変わってない・・・・。
7年振りのキスの後。「いいの・・・・?」と遠慮がちにレヴァンが聞く。答えるかわりに私は上着を取った。
一枚、一枚、脱ぎ捨てるごとにレヴァンの表情は和らぎを見せてゆく。
ワンピースがぱさり、と音を立てて落ちる。
ついにパンティとブラだけの姿になった。
レヴァンがブラジャーを取ると、私の乳首は甘い期待に固くなっていた。その尖端にレヴァンが上手に舌を絡める・
優しく吸い上げるといやらしい音をたてた。
軽く歯を立てたり、舌の上で転がす。
レヴァンの前戯に身体が火照るのを感じ始めた。自分からパンティに触れるとじわりと音を立てそうな勢いで蜜が広がった。

167:待った名無しさん
06/09/05 20:32:40
二人の汗と体液で部屋は潮のような匂いに満ちていた。
それは、海の匂いだった。
アジアとヨーロッパの狭間にまたがる・・・
まるで『黒海』の匂いだった。
高校生だった頃に比べ彼の身体は一回り大きくなっていた。
私に体重をかけないよう気を遣ってくれた。
自然と、後ろから挿入する体位になっていた。
「何年ぶりだろう・・・ 君の身体」云うなりレヴァンが、私の身体を貫いた。
敏感になった秘部が痛みを伴うくらい反応した。
それをわかっているのかレヴァンは、固くなった秘芽を摘まんだ。
私は喉の奥から悲鳴を上げてしまった。
やさしいタッチだった。よけいに身体が反応してしまう。

168:待った名無しさん
06/09/05 20:40:06
レヴァンを受け入れた部分が波打ち、彼を何度も刺激した。
さっきから秘部が溶けるように熱い。愛液をとめどなく流している。
昔のレヴァンだったら、ここで果てていただろう。けれどレヴァンは抜けないように気を配りながら、私を仰向けにさせた。
「レヴァン・・・・。」
彼が日本で何人かの女を経験したということはなんとなく、わかった。
25歳の男なら当然のことだ。しかし苦しかった。
私が独り彼を想っていた時に、彼は別の女を抱いていたのだ。
くやしくて胸が痛んだ。1年後、10年後のレヴァンはどんな女と過ごすのだろう。
いつか、またレヴァンと私がこうなれる日はあるのだろうか。
もうすぐ、彼は日本へ戻ってしまうのに。
『相撲をやめて、レヴァンにここにいて欲しい』
それこそがほんとうの想いだった。
レヴァンを想ってあげているなんてウソだ。
私はエゴイストなんだ。
だからこんなことしてレヴァンを引き留めようとしている・・・・。

169:待った名無しさん
06/09/05 20:44:32
「イきそう・・・」彼は軽々と私を持ち上げ、ピストンを続けた。
「レヴァン! あっイク・・・・!!」オーガズムに到達すると私は叫んでいた。
泡を立てながらレヴァンの放った体液が、私の身体を流れた。

「信じてくれないかもしれないけど」夜明けの頃だった。
レヴァンが口を開いた。「俺が三役になったら君を一度日本に呼びたいんだ」
彼の言葉に耳を疑った。でも彼の目が冗談半分ではないと言っていた。
「あと一年、いや半年後には小結になるから。だから待ってて」
空が白み始めたことが窓の光でわかった。

170:待った名無しさん
06/09/05 20:49:20
8月最後の週。
レヴァンは念願の『小結』という座を手にした。
真っ先に連絡を私に国際電話でくれたという。
モスクワ経由の便で私は成田に着いた。
すれ違う日本人は皆エキゾチックな風貌をしていた。重たいキャリーを押しながら待合室に行くと、彫の深い見慣れた顔がそこにあった。
レヴァンと私は成田空港で再会した。


・・・黒海ストーリーです。黒海がずっと『三役になりたい』と言っていたのが
印象的で9月場所にやっと小結になれたのでそれにちなんだ話になりました。
所々の箇所に海や水を連想していただけるように単語を選んだつもりでした・・・。

171:待った名無しさん
06/09/06 01:07:08
黒海タンやさしい!
台湾でのうそ臭い報道あったけど、黒海タンはこうであってほしいわ!
黒海タンの汗は何か潮の香りがしそうですね!
まだ三役だから、彼女のためにも大関、その上も目指してホスィ~


172:待った名無しさん
06/09/06 01:39:29
ユウタ「ひかるちゃん!」
ひかる「いらっしゃい。あらユウタ君ちょっと痩せたんじゃなぁい?」
ユウタ「うん、親方が亡くなってね、それで…(涙)ぐすっ。
    名古屋場所では白星を親方に捧げようって頑張ったんだけど、ぐすん。」
ひかる「知ってるわよ、お兄ちゃんの事件でしょ」

ユウタ「うん。僕ね、兄さんの目を見て『これはまずい』って思ったから一生懸命なだめたんだよ。
    理事長室にも付き添ってね。だけど兄さん、熱くなると止まらなくて・・ぐすん。
    それから自分の相撲そっちのけで兄さんのケアに集中してね・・(略)・・ 
    ところが今度は、台湾で女の子お持ち帰りなんかしちゃうし。
    ハァぁ。。こんな事になるなら・・ぐすっ、
    僕ヒザの手術延ばしてお守り役で台湾行くんだったよ。しくしく」

ひかる「(話ながっ!)ねぇねぇユウタ君、ひかる続きはお風呂で聞きたいなっ。さぁ脱ぎましょ」
ユウタ「うんそうだね。(上の空) でもねひかるちゃん聞いて!兄さん実はとても優しいんだよ。
    僕には全然なつかない犬が兄さんには嬉しそうにじゃれるんだ!」

ひかる「そぉ~。(興味ないなぁ)えっと、ユウタ君、帯ほどくわよ(なんだかボロい帯してるわね)」
ユウタ「あ!この博多帯もね、兄さんが幕下昇進祝い*に買ってくれたんだ。他にも帯はあるけど、
    もう3年以上こ帯しか締めないんだ。
    だって、兄さんがいつもそばにいる気がして・・・、それでね~・・・・」

(*博多帯:幕下になると締めるのが許される帯です)



173:待った名無しさん
06/09/06 01:42:59
そしてお開きの時間になった。。。

ユウタ「ひかるちゃん、今日はありがとう!僕なんだか元気が出てきたよ」
ひかる「そ。そう?それならひかる嬉しいわ。また来てねバイバイ」「バイバイ」

【休憩室】
エレナ「ひかるぅ、あの頭が“ひか”って“る”お相撲さん、あなたに夢中じゃないよ!」
ひかる「うん。それはいいんだけどユウタ君ったら、何もせずにひたすらお喋りして帰って行ったの」
エレナ「え!?サービスなし?じゃあひかるラッキーだったじゃない」
ひかる「う~ん、でもぉ~・・・人の身の上話聞くのがこんなに大変だとは思わなかったわ。
    あたしどっと疲れちゃったわ・・・はぁ。早退しようかしら」

クルミ「ひかるちゃん、甘いわよ!」 二人「え!?」

クルミ「この仕事はね、男の人のの体だけを満足させればいいと思ったら大間違いよ。
   “からだとこころ”、その両方をがまごころ込めて癒してあげる、それがあたし達の努めなの。

エレナ「へぇ~、さすがナンバーワンのクルミね」
ひかる「クルミ先輩のプロ意識すごい!」
クルミ「あっ、あたしそろそろ指名の時間。じゃ行くねっ」

~~お客様第一主義のクルミちゃん、だから安馬に気に入られてるのかも!?
(エロ無しで御免ね)



174:待った名無しさん
06/09/06 23:05:35
>>172-173
おもろい!
そんな場所に来てまで兄思いのユウタかわゆい…

175:待った名無しさん
06/09/07 20:31:46
ホワイトスター、今日は営業しますか?
クルミちゃん、出勤しますか?

176:待った名無しさん
06/09/07 20:35:27
ホワイトスターの本スレはどこですか?
教えてちゃんでスマソ。

177:待った名無しさん
06/09/07 22:55:41
今日クルミはオフよ。ごめんねっ☆

178:待った名無しさん
06/09/08 00:54:08
>>176
スレリンク(sumou板)l50

179:待った名無しさん
06/09/08 23:40:30
ピーンと張り詰めた空気。今日出勤のすべての姫が各々一番の衣装に着替えた。
全ての花が、勝利をイメージさせる真新しい白バラに替えられた。
BGMの上質なクラシックは、本日のVIPなお客様の趣味に合わせて。

「お客様、ご来店です!」ドアボーイの声に、一同気を引き締める。
ずらーーっと並ぶ本日出勤の姫たち、全ての店員、そして”ものいい”の男たちも勿論。・・壮観だ。

全員「いらっしゃいませッ!!」
「よおっ!」VIP様は居並ぶものどもに優しく微笑みながら奥の部屋へ案内される。

奥の部屋でVIPを待つのは・・・
ホワイトスターが誇る最強スーパータッグ、クルミとエレナだ!!

クルミ「いらっしゃいませ横綱。お待ち申し上げておりました」
エレナ「横綱、御指名誠にありがとうございます」



180:待った名無しさん
06/09/08 23:46:05
朝青「いよいよ場所だからね。最後に緊張をほぐしに来たよ。おい、ダシいつまで隠れてんだ」
朝赤「だって、何だか凄いんだもんこのお店。ねぇ横綱、ここ何の店?」
朝青「何の店って、ガッハッハ。
  お前名古屋場所で折角小結になったのに休場しちまって、秋では奮起しろよ。俺からのプレゼントだ」
朝赤「?」

クルミ「横綱、そちらの関取は何とお呼びすれば?」
朝青「ダシだよ」 エレナ「ダシ関、どうぞこちらへ。私エレナと申します」
朝赤「はぁ、どうもダシです。・・・んぐわっ!!いきなり何ですか!?」(注:エレナの熱いハグとキスの洗礼に驚いたダシ)
朝青「いいかダシ。今日はお前の為に”東西最強横綱揃い踏みコース”を弾んでやるからな。
   明後日からの場所の為に、存分に英気を養おう!」
クルミ「ダシ関、とても可愛らい方。ねぇクルミとお風呂に入りましょ。洗ってあ・げ・るッ」

クルミに帯を解かれるダシ、くるくる回る!!
朝赤「あ~れ~~~~~ッ」

==============そしてめくるめくサービス、すべて終了=====================

クルミ・エレナ「本日はありがとうございました。また来てねっ、チュッ!」

朝青「どうだ、ダシ。 ”東西最強横綱揃い踏みコース”はまさに最強だろ?」
朝赤「はぁ~横綱ぁ。すごいよぉ~。気持ちよすぎて僕どうにかなりそう!あ~ん、クルミたんエレナたん最高!」
朝青「番付を上げれば、どんどんいいサービスが受けれるんだぞ。励みにして相撲取れよ」
朝赤「うん!!!すっごくやる気出てきた。」

さて皆さん!ダシ君の秋場所の成績が楽しみになってきましたねっ! 
きゃはっ☆



181:待った名無しさん
06/09/09 00:25:33
本家『やり取り間』なくなっちゃったね。
続いてほしかったなぁ・・・

182:待った名無しさん
06/09/09 02:05:28
ホントだ!板がさびしいよ~。
仕切りなおして復活キボンですね。>やり取り間

183:待った名無しさん
06/09/09 02:25:52
安馬とダシ、兄弟なんだw
ドルジも!?

184:待った名無しさん
06/09/09 02:30:01
>>182
立ててくれないか?さっき立てようとしたらできなかった

185:待った名無しさん
06/09/09 02:50:43
>>184
テンプラくださいますか?
やってみます。

186:待った名無しさん
06/09/09 04:36:32
>>185
前スレに寄せられたテンプレとスレタイ↓

★横綱&大関四天王のやり取り間 第3幕★(スレタイ)

把瑠都「皆さんコンニチハ~!
    僕がもうすぐ加入する横綱大関やり取り間を紹介するヨ!
    良かったら>>2以降も読んでね~(ニコニコ)」

★横綱&大関四天王のやり取り間★ (1スレ目)
スレリンク(sumou板)

★横綱&大関四天王のやり取り間 第2幕★(2スレ目)
スレリンク(sumou板)

黒海、琴欧州、露鵬、白露山の独り言(姉妹スレ)
スレリンク(sumou板)


187:待った名無しさん
06/09/09 14:22:41
>>186
ありがとうございます。
2以降のキャラ紹介とかどうしよう。
たてれば誰かはってくれるかな

188:待った名無しさん
06/09/09 14:27:00
>>185=187です。規制されますた。ごめんなたい

189:待った名無しさん
06/09/09 18:56:30
思い切ってキャラ紹介は省略でいいんじゃないか?
ネタ投稿してくれば大体分かるだろうから。
ニックネームなんかも文脈で判断できるし、
Q&Aもこの板の住人なら栃東=Mの理由くらい知ってるはず。

「良かったら>>2以降も読んでね~」は削ることになるが。

190:待った名無しさん
06/09/09 22:35:50
そうですね。キャラ紹介なしでも>>180とかちゃんとわかるし。

191:待った名無しさん
06/09/09 22:41:34
>>187です!時間たったら立てられた!ワーイ

★横綱&大関四天王のやり取り間 第3幕★
スレリンク(sumou板)

192:待った名無しさん
06/09/10 00:47:43
>>186
把瑠都ストーリー書いた者です。ほんとに綱取り・大関取り実現してしまうかもしれませんね。
もしかして琴欧州ブームより把瑠都ブームのほうが凄まじかったりして・・・・

193:待った名無しさん
06/09/10 05:00:18
>>132さん 白鵬お好きなんですね!今だって、生きてる限り出会える可能性はありますよいくらでも。
横綱 大関だって同じ人間なんだから。。。


194:待った名無しさん
06/09/10 05:10:09
>>191
ありがと!2以降は張っておきました

195:待った名無しさん
06/09/10 13:08:05
乙です!

196:待った名無しさん
06/09/10 23:56:30
>>193さん。132です。
そうですよね。何か同じ人間とは思えないけど、同じ人間なんですもんね。
ありがとうございます。
だけどね、あの言葉の意味はちょっと違ってて
自分自身のことで・・・
もうこの世では逢うことができない大好きな人のことを思い浮かべてました。
何年経っても思い出にできなくて、逢いたくて逢いたくてどうしようもなくて・・・
いつかあの世に行った時に逢えても自分だけ歳をとってたらいやだなぁって思ったの。
あっ、またスレチ?板チ?でした。ごめんなさい。
でも、132さんの言葉すごくうれしかったです。
ありがとうございました。
長くなってすみませんでした。


197:待った名無しさん
06/09/11 01:02:00
今日は大好きな力士にキスしてもらいながら寝たいな。

198:待った名無しさん
06/09/11 01:15:54
I miss you...

199:千代大海龍二、復活祈願特別企画っ!!
06/09/12 00:04:20
【前回までのあらすじ】

高1年の夏、”私”は新体操部の練習の帰りに不良に絡まれている所をある人に助けてもらった。
その人は“ヒロシマさん”という若いお相撲さんで、なんと後の千代大海その人だった!!
(詳しくは>>151-156だよ)

ちょっと長いけどゴメンね!

200:千代大海龍二ガンバレ企画!
06/09/12 00:05:36
199X年。
「あの時の龍二、本当にカッコよかった、それでいて優しくって」
「お前何度も言うなよ、コラ」
ベッドの上。龍二と愛し合って果てると、私はいつもあの時の話をしてしまう。

あの日、多勢のワルを相手に独りで冷静に立ち向かった“ヒロシマさん”は
今や日本中の期待を集める若き大関。そして・・・そんな事よりも私の大切な彼氏になった。
地位なんてどうでもいい。私はありのままの龍二が好きなんだから。

「ねぇ龍二、横綱になりたい?」「当たり前だろ」
「ふ~ん」「やなのかよ?」
「だって、私の好きな龍二はあの日の龍二なんだもん。偉くなってどっか行っちゃったらやだな」
「どこにも行かねぇよ」「ほんと?絶対?」
「本当だよ、俺はずっとお前と一緒だから安心しろよ。
だからさぁ、お前料理くらい出来るようになれよな!」

・・・え、それって!? やだ!私のバカ。何期待しちゃってるの?
いけない。きまりの悪い間ができてしまった。
え~っと、こういう時には・・・

「龍二ぃ~、ねー私の事愛してるぅ?」無邪気なふりで、ふざけて誤魔化す。
「ねぇ、ねえってばぁ」龍二の根性焼きの跡を指でなぞる。
「俺はそういう事を軽々と言うような男じゃねぇよ。東京の男と一緒にするな!」
「えへへ、そう言うと思った」
「何だよー、お前なぁコラ、怒るぞ!」龍二が半分怒って半分笑いながら私の頬をつねる
「龍二ごめん。だってちっとも言ってくれないんだもん」



201:千代大海龍二ガンバレ企画!
06/09/12 00:06:53
「ねぇ龍二、これで許して・・」
私は龍二の上になり、キスをした。左手で龍二の鍛え上げられた体に触れる。
筋肉に覆われた厚い胸、腹ははちきれんばかりだ。それからその下へと指を滑らす。。

「なぁ、アレしてよ」「うん」
そこに顔を埋め舌を這わせると、龍二の息遣いが次第に荒くなった。
「来いよ」「うん」
その晩は、3度も愛し合った。

別れ際
「来月インカレだろ?しゃんとやれよ」「うん。頑張るね」
私は、大学生になっていた。




202:千代大海龍二、ガンバレ企画!
06/09/12 00:07:59
それからしばらく、龍二との幸せな日々が続いていたのだが・・・
200X年。

どうしてだろう。最近龍二からの電話が途絶えがちになった。
私が掛けても、殆ど留守電。出ても何だか素っ気ない。どうしたの?龍二。

そんなある日、山手線の吊り広告を見て体が硬直してしまった。
“千代大海、川村ひかると熱愛!”
次の駅で降りると、その週刊誌を買い、立ったままホームで読んだ。

翌日、深夜営業のコーヒショップ。龍二が少し遅れてやって来た。
「ゴメンな、ここんとこ忙しくてな」どこか上滑りな龍二の口調
「で、話って?」「う、うんあの・・・」
「ねぇ龍二。」深呼吸して二の矢を放つ
「ちゃんと、全部正直に話してくれるよね?」「ああ、何だよ」
「週刊誌見ちゃったの…。龍二、あれ本当?」しばしの沈黙。

龍二は下手な言い訳なんかしなかった、いや出来ないんだ、龍二は。
あのタレントとは、業界のパーティーで知り合い友達になった。
友達から、いつの間にかマンションに通う関係になった、と。
「そう。じゃあ、私とはもう・・・」「それはちが・・・」
「違わないよ。だって、好きなんでしょ、あの人のこと」何故か冷静な私だった。

・・・だって、”業界のパーティー”だなんて、私には縁のない華やかな世界。
そして、やせっぽちの私には到底かなわない、すごく肉感的な”川村ひかる”
龍二は、もうあの時の”ヒロシマさん”じゃないんだもん、当たり前よね。
そして龍二との恋は終わった。



203:千代大海龍二、ガンバレ企画!
06/09/12 00:11:40
時は過ぎた。2006年某月、ある地方都市。

私は泣き出した子供を外に連れ出した。
「いつまで泣いてるの!気持ち切り替えて次のリボン、思い切り行きなさい。ゼッタイ出来るから!」
ぎゅっと抱きしめてそう言い、背中を押してやった。

帰り支度をしていると声をかけられた。
「あのー、○○さんですか?大海関のお知り合いの」
「え?(龍二のこと?)あ、はい確かに私は○○ですが…」

半ば強引に連れて行かれた先には”九重部屋”と書かれたテント、その下に土俵。
「大関ぃ~」(え、龍二がいるの?)
本当だった。龍二が奥から現れた。

「りゅう、じ!?」
「ああ、久しぶり」
龍二によると、今九重部屋の合宿をここで行っており、通りすがりに私を見たらしい。

「あの時は酷い事したけど、今はもう子供もいて、幸せそうで。俺安心してさ」
「・・・は?」「さっき体育館の外で一緒にいた子、お前の子なんだろ?」



204:千代大海龍二、ガンバレ企画!
06/09/12 00:13:09
おかしくて吹き出してしまった。
「やだ何言ってるのよ。あの子小3よ。あなたと別れてからそんなに経ったと思うの?」
「え?じゃあ」
私は新体操のインストラクターとして、今日は生徒を連れて競技会に来たのだと話した。

「あ、そうだよな。あんな大きい子いるわけねぇよな、頭悪りぃな~俺」
「龍二、あ、もう龍二なんて呼んじゃだめね」「いいって。で、お前もまだやってるんだろ?」
「あなたにふられた時に気落ちして、現役は辞めたわ」「マジかよ!?」

「フッ、冗談よ。新体操選手は寿命が短いのよ」
冗談ではなかった。龍二と別れてからの私は急にダメになってしまった。
インカレどころでなく、学内の選抜に漏れて1年生にレギュラーの座を明け渡してしまったのだ。そして引退。



205:千代大海龍二、ガンバレ企画!
06/09/12 00:14:46
東京に帰って数日後。携帯が鳴った。画面には”龍二” 「え?」
何を期待していたのか、とうに変わっているであろう龍二の番号を消去できずにいた私。
龍二の番号、変わってなかったんだ。・・・そして龍二も私の番号を?

あのコーヒーショップ。
「呼び出して悪いな」「いいわよ、でも何?」本当に、何だろう?
「お前今、その・・男いるのか?」「え?」
「そりゃいるよな、うん。」「・・・いないけど、あれからずっと」
「ずっと?」「うん」

「あのさ、俺をバカな男だと思って聞いてくれ、可笑しかったら笑ってくれていい」
「なに?」

「俺は、お前が好きだ。俺にはお前しかいないと今さら分かった。
物凄く自分勝手だが、もう一度俺とやり直してくれないか!」

あのタレントと別れたのは知っていたけど。そんな・・・
「ダメだよ龍二、何言ってるの・・・」
私なんか、ただの普通の女だよ。

「じゃあ、ここで、さよなら」「ああ」
お互い頑張ろうって言い合って、笑顔で別れた。
遠ざかる龍二の足音を背中で聞いた。やがてそれは、完全に闇の中に消えた。
龍二、行っちゃった・・・。



206:千代大海龍二、ガンバレ企画!
06/09/12 00:15:58
龍二が、私を好きだと言ってくれた。私しかいないって。
「ダメだよ」って言ったのは、龍二が嫌いになったとかじゃない。
まして、“あっちの女がダメになったから今さら私?”って拗ねてるわけでもない。
もう自信がないの。私は何も持っていないし、あなたにふさわしくない。
でも龍二、ありがとね。
これで本当に龍二から卒業できる気がするよ。

何だか分からないけど涙が出てきた。拭っても拭ってもこみ上げてくる。
私は再びコーヒーショップに入り、カウンターで熱いエスプレッソを飲んだ。

そうだ、龍二の番号消そう。やっと区切りをつけれる。
携帯を手に取ると、まるで見計らったように呼び出し音が鳴った。

画面には…“龍二” なぜ? 恐る恐る通話ボタンを押す。

「お前何やってるんだよ!」「り、龍二どうしたの」
「どうしたのって、お前がいつまでも帰んねぇから心配してんじゃねぇか」
「えっ?」何だか携帯を当ててない方の耳からも声がするような…
そんな筈ないけど、思わず振り返ってみる。わっ!

龍二がいた。




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