今、最もエッチしたい力士は?【小説】二冊目at SUMOU
今、最もエッチしたい力士は?【小説】二冊目 - 暇つぶし2ch191:待った名無しさん
06/09/09 22:41:34
>>187です!時間たったら立てられた!ワーイ

★横綱&大関四天王のやり取り間 第3幕★
スレリンク(sumou板)

192:待った名無しさん
06/09/10 00:47:43
>>186
把瑠都ストーリー書いた者です。ほんとに綱取り・大関取り実現してしまうかもしれませんね。
もしかして琴欧州ブームより把瑠都ブームのほうが凄まじかったりして・・・・

193:待った名無しさん
06/09/10 05:00:18
>>132さん 白鵬お好きなんですね!今だって、生きてる限り出会える可能性はありますよいくらでも。
横綱 大関だって同じ人間なんだから。。。


194:待った名無しさん
06/09/10 05:10:09
>>191
ありがと!2以降は張っておきました

195:待った名無しさん
06/09/10 13:08:05
乙です!

196:待った名無しさん
06/09/10 23:56:30
>>193さん。132です。
そうですよね。何か同じ人間とは思えないけど、同じ人間なんですもんね。
ありがとうございます。
だけどね、あの言葉の意味はちょっと違ってて
自分自身のことで・・・
もうこの世では逢うことができない大好きな人のことを思い浮かべてました。
何年経っても思い出にできなくて、逢いたくて逢いたくてどうしようもなくて・・・
いつかあの世に行った時に逢えても自分だけ歳をとってたらいやだなぁって思ったの。
あっ、またスレチ?板チ?でした。ごめんなさい。
でも、132さんの言葉すごくうれしかったです。
ありがとうございました。
長くなってすみませんでした。


197:待った名無しさん
06/09/11 01:02:00
今日は大好きな力士にキスしてもらいながら寝たいな。

198:待った名無しさん
06/09/11 01:15:54
I miss you...

199:千代大海龍二、復活祈願特別企画っ!!
06/09/12 00:04:20
【前回までのあらすじ】

高1年の夏、”私”は新体操部の練習の帰りに不良に絡まれている所をある人に助けてもらった。
その人は“ヒロシマさん”という若いお相撲さんで、なんと後の千代大海その人だった!!
(詳しくは>>151-156だよ)

ちょっと長いけどゴメンね!

200:千代大海龍二ガンバレ企画!
06/09/12 00:05:36
199X年。
「あの時の龍二、本当にカッコよかった、それでいて優しくって」
「お前何度も言うなよ、コラ」
ベッドの上。龍二と愛し合って果てると、私はいつもあの時の話をしてしまう。

あの日、多勢のワルを相手に独りで冷静に立ち向かった“ヒロシマさん”は
今や日本中の期待を集める若き大関。そして・・・そんな事よりも私の大切な彼氏になった。
地位なんてどうでもいい。私はありのままの龍二が好きなんだから。

「ねぇ龍二、横綱になりたい?」「当たり前だろ」
「ふ~ん」「やなのかよ?」
「だって、私の好きな龍二はあの日の龍二なんだもん。偉くなってどっか行っちゃったらやだな」
「どこにも行かねぇよ」「ほんと?絶対?」
「本当だよ、俺はずっとお前と一緒だから安心しろよ。
だからさぁ、お前料理くらい出来るようになれよな!」

・・・え、それって!? やだ!私のバカ。何期待しちゃってるの?
いけない。きまりの悪い間ができてしまった。
え~っと、こういう時には・・・

「龍二ぃ~、ねー私の事愛してるぅ?」無邪気なふりで、ふざけて誤魔化す。
「ねぇ、ねえってばぁ」龍二の根性焼きの跡を指でなぞる。
「俺はそういう事を軽々と言うような男じゃねぇよ。東京の男と一緒にするな!」
「えへへ、そう言うと思った」
「何だよー、お前なぁコラ、怒るぞ!」龍二が半分怒って半分笑いながら私の頬をつねる
「龍二ごめん。だってちっとも言ってくれないんだもん」



201:千代大海龍二ガンバレ企画!
06/09/12 00:06:53
「ねぇ龍二、これで許して・・」
私は龍二の上になり、キスをした。左手で龍二の鍛え上げられた体に触れる。
筋肉に覆われた厚い胸、腹ははちきれんばかりだ。それからその下へと指を滑らす。。

「なぁ、アレしてよ」「うん」
そこに顔を埋め舌を這わせると、龍二の息遣いが次第に荒くなった。
「来いよ」「うん」
その晩は、3度も愛し合った。

別れ際
「来月インカレだろ?しゃんとやれよ」「うん。頑張るね」
私は、大学生になっていた。




202:千代大海龍二、ガンバレ企画!
06/09/12 00:07:59
それからしばらく、龍二との幸せな日々が続いていたのだが・・・
200X年。

どうしてだろう。最近龍二からの電話が途絶えがちになった。
私が掛けても、殆ど留守電。出ても何だか素っ気ない。どうしたの?龍二。

そんなある日、山手線の吊り広告を見て体が硬直してしまった。
“千代大海、川村ひかると熱愛!”
次の駅で降りると、その週刊誌を買い、立ったままホームで読んだ。

翌日、深夜営業のコーヒショップ。龍二が少し遅れてやって来た。
「ゴメンな、ここんとこ忙しくてな」どこか上滑りな龍二の口調
「で、話って?」「う、うんあの・・・」
「ねぇ龍二。」深呼吸して二の矢を放つ
「ちゃんと、全部正直に話してくれるよね?」「ああ、何だよ」
「週刊誌見ちゃったの…。龍二、あれ本当?」しばしの沈黙。

龍二は下手な言い訳なんかしなかった、いや出来ないんだ、龍二は。
あのタレントとは、業界のパーティーで知り合い友達になった。
友達から、いつの間にかマンションに通う関係になった、と。
「そう。じゃあ、私とはもう・・・」「それはちが・・・」
「違わないよ。だって、好きなんでしょ、あの人のこと」何故か冷静な私だった。

・・・だって、”業界のパーティー”だなんて、私には縁のない華やかな世界。
そして、やせっぽちの私には到底かなわない、すごく肉感的な”川村ひかる”
龍二は、もうあの時の”ヒロシマさん”じゃないんだもん、当たり前よね。
そして龍二との恋は終わった。



203:千代大海龍二、ガンバレ企画!
06/09/12 00:11:40
時は過ぎた。2006年某月、ある地方都市。

私は泣き出した子供を外に連れ出した。
「いつまで泣いてるの!気持ち切り替えて次のリボン、思い切り行きなさい。ゼッタイ出来るから!」
ぎゅっと抱きしめてそう言い、背中を押してやった。

帰り支度をしていると声をかけられた。
「あのー、○○さんですか?大海関のお知り合いの」
「え?(龍二のこと?)あ、はい確かに私は○○ですが…」

半ば強引に連れて行かれた先には”九重部屋”と書かれたテント、その下に土俵。
「大関ぃ~」(え、龍二がいるの?)
本当だった。龍二が奥から現れた。

「りゅう、じ!?」
「ああ、久しぶり」
龍二によると、今九重部屋の合宿をここで行っており、通りすがりに私を見たらしい。

「あの時は酷い事したけど、今はもう子供もいて、幸せそうで。俺安心してさ」
「・・・は?」「さっき体育館の外で一緒にいた子、お前の子なんだろ?」



204:千代大海龍二、ガンバレ企画!
06/09/12 00:13:09
おかしくて吹き出してしまった。
「やだ何言ってるのよ。あの子小3よ。あなたと別れてからそんなに経ったと思うの?」
「え?じゃあ」
私は新体操のインストラクターとして、今日は生徒を連れて競技会に来たのだと話した。

「あ、そうだよな。あんな大きい子いるわけねぇよな、頭悪りぃな~俺」
「龍二、あ、もう龍二なんて呼んじゃだめね」「いいって。で、お前もまだやってるんだろ?」
「あなたにふられた時に気落ちして、現役は辞めたわ」「マジかよ!?」

「フッ、冗談よ。新体操選手は寿命が短いのよ」
冗談ではなかった。龍二と別れてからの私は急にダメになってしまった。
インカレどころでなく、学内の選抜に漏れて1年生にレギュラーの座を明け渡してしまったのだ。そして引退。



205:千代大海龍二、ガンバレ企画!
06/09/12 00:14:46
東京に帰って数日後。携帯が鳴った。画面には”龍二” 「え?」
何を期待していたのか、とうに変わっているであろう龍二の番号を消去できずにいた私。
龍二の番号、変わってなかったんだ。・・・そして龍二も私の番号を?

あのコーヒーショップ。
「呼び出して悪いな」「いいわよ、でも何?」本当に、何だろう?
「お前今、その・・男いるのか?」「え?」
「そりゃいるよな、うん。」「・・・いないけど、あれからずっと」
「ずっと?」「うん」

「あのさ、俺をバカな男だと思って聞いてくれ、可笑しかったら笑ってくれていい」
「なに?」

「俺は、お前が好きだ。俺にはお前しかいないと今さら分かった。
物凄く自分勝手だが、もう一度俺とやり直してくれないか!」

あのタレントと別れたのは知っていたけど。そんな・・・
「ダメだよ龍二、何言ってるの・・・」
私なんか、ただの普通の女だよ。

「じゃあ、ここで、さよなら」「ああ」
お互い頑張ろうって言い合って、笑顔で別れた。
遠ざかる龍二の足音を背中で聞いた。やがてそれは、完全に闇の中に消えた。
龍二、行っちゃった・・・。



206:千代大海龍二、ガンバレ企画!
06/09/12 00:15:58
龍二が、私を好きだと言ってくれた。私しかいないって。
「ダメだよ」って言ったのは、龍二が嫌いになったとかじゃない。
まして、“あっちの女がダメになったから今さら私?”って拗ねてるわけでもない。
もう自信がないの。私は何も持っていないし、あなたにふさわしくない。
でも龍二、ありがとね。
これで本当に龍二から卒業できる気がするよ。

何だか分からないけど涙が出てきた。拭っても拭ってもこみ上げてくる。
私は再びコーヒーショップに入り、カウンターで熱いエスプレッソを飲んだ。

そうだ、龍二の番号消そう。やっと区切りをつけれる。
携帯を手に取ると、まるで見計らったように呼び出し音が鳴った。

画面には…“龍二” なぜ? 恐る恐る通話ボタンを押す。

「お前何やってるんだよ!」「り、龍二どうしたの」
「どうしたのって、お前がいつまでも帰んねぇから心配してんじゃねぇか」
「えっ?」何だか携帯を当ててない方の耳からも声がするような…
そんな筈ないけど、思わず振り返ってみる。わっ!

龍二がいた。



207:千代大海龍二、ガンバレ企画!
06/09/12 00:18:22
「もう遅いし、送ってやるよ。危ねぇからな。あん時みたいに」

こうやって龍二と並んで歩くのは何年振りだろう。
龍「あのさ、」「なに?」「お前なんで泣いてたの?」
「そんな野暮な事聞かないでよ」「あぁ、そうか悪い」
黙ってしまう龍二。

やだ、このじれったさ。あの頃とまるで変わってない。
「ちょっと龍二、そこ突っ込むところよ」「あ、そうか。じゃ何でだよ?」
「アハハ」「笑うなよ、質問に答えろよ!」「だって、杓子定規なんだもん」
「シャクシジョウギって何だよ。とにかく何で泣いてたんだよ!」
苛立った龍二は歩みを止め、私をじっと見た。「なぁ、答えろよ」

龍二の視線が私を射る。眉間に皺を寄せて怒った顔。
まじまじと見つめられると私の方が言葉に詰まってしまった。

「・・・龍二にあんな風に言って貰えて、、、、嬉しくって。
私じゃダメなのは分かってるんだけど…嬉しくってね。。。これで本当にさよならできるって…」

がしっ。龍二に抱きしめられた。
「お前のどこがダメなんだよ、お前しかいないって言っただろ」「龍二…」
「どうして“さよならできる”なんて言うんだよ、何が問題なんだよ!」



208:千代大海龍二、ガンバレ企画!
06/09/12 00:19:40
「だって龍二、またどこかに行ってしまうんだもん。私を突然独りにして。もうあんな思いするのの嫌だよ」
「もうそんな事絶対しない!」「本当に?」
「お前をそんなに傷つけてたんだな俺」「そうだよ龍二・・・」
「傷つけた分も、今度は全力で取り戻すからな。すっかり弱い大関になっちまったけど・・・」
「そんなの気にしてないって。昔から言ってるじゃない」「そうか」

涙でぐちゃぐちゃになった顔、龍二の大きな手で挟まれた。龍二を見上げる。
龍二は目を細めて私に微笑んでいる。
そして龍二の唇が私の唇に重なった。

私たちの恋の第2章は、永遠に終わる事のない物語を再び紡ぎ始めたのだった。

おわり

(*)龍二さん、どうですか。カッコよく書いてみましたよ!
今場所はひとつ期待してますからねっ!!!
がんばれ龍二さん!!



209:待った名無しさん
06/09/12 06:32:09
乙です!龍二さんかっこええ~

210:待った名無しさん
06/09/12 18:48:22
最高!

211:待った名無しさん
06/09/12 18:58:33
ブルマとまわしでエッチな遊びw

212:待った名無しさん
06/09/13 19:28:35
杓子定規の意味がわからないとか細かい描写チヨスw

213:龍二さんガンバレ企画!
06/09/14 00:30:54
龍二さん、快勝っ!ありがと~!!
さっすが龍二さんね。書いた甲斐があったわん。
優勝マジ狙ってください。がんばれ龍二さんっ!!


214:作家志望
06/09/14 01:43:39
人妻の皆さん、教えて!(または人妻予備軍の方)

・関取の中で、年下の彼氏としてお付き合いするんだったら誰?
 (ちょっと人には言えない不倫関係なわけですが、愛は本物という設定)
・その彼のどんなとこが好きですか?

ちなみに私が人妻だったら・・・
豊真将:愚直なまでに誠実なところに母性本能くすぐられまくり
安美錦:純朴なところがいいわ
安馬:若い肉体がいいわ
嘉風:とにかく可愛い。真面目なところもいいわ。

何か書いてみたいのでよろしく~

215:待った名無しさん
06/09/14 06:33:14
よばれて出てきました人妻です。
安馬:若い肉体と甘えてくれそうで意外と純朴そうなところがいいわ
安美錦:純朴さと色気が同居してそうなところがいいわ
里山:同上
豊真将:若い肉体と誠実そうなところがいいわ
鶴竜:とにかくかわいいわ
稀勢の里:かわいくて純朴なのに強がってそうなところがいいわ
時天空:知的そうなところがいいわ
朝青龍:一途に大事にしてくれそうなところがいいわ
ご参考まで~
ちなみに私は>>109です。ホワイトスターの作者さんありがとw

216:作家志望
06/09/14 20:02:01
>>215さん、イイですね!!
コメントがわっはっは。おもしろい!

他の人妻さまも教えてください。

217:待った名無しさん
06/09/15 01:16:57
人妻そんなにいないんジャマイカ?

218:待った名無しさん
06/09/15 11:00:12
215です。一人じゃ恥ずかしいので誰か他も出てきてー ^^;

219:待った名無しさん
06/09/15 14:15:07
>>214 です。
そうですか。あまり奥様はいらっしゃらないのかしら?
「もし私が人妻だったら」でいいので皆さんのご意見聞かせてくださ~い!

220:待った名無しさん
06/09/15 19:39:06
人妻じゃないせいもあるかもしれないけど
不倫とかはあんま萌えない

221:待った名無しさん
06/09/16 03:44:59
人妻です。不倫だけど愛は本物、というのは無理。
人妻に手を出す男性(力士)ってのもその時点でダメじゃない?
その力士は将来結婚して自分の妻が浮気しても許すのかな。

222:待った名無しさん
06/09/16 07:43:12
>>215ですが私も不倫願望あるわけじゃないですよ。
現実世界では>>221さんと同じ考えです。
ただ、そういう設定のストーリーを読むのも面白いだろうなと思ったので…
このスレッド文豪揃いだし、それを言ったら今までの白鵬や琴欧州のストーリーも
ある意味不倫になっちゃうし。

223:作家志望
06/09/16 20:12:54
すいません、私が変な質問をしたばっかりに・・・ちょっと冷めちゃいましたね。
ごめんなさい。
ちょっとヒントが欲しかったものですから。。
>>215さんのようなお気軽な(?)ノリのつもりでした・・・

愛って難しいですね!!!

・・・ただ、個人的には私を人妻と知りながら猛烈に愛されてみたいという願望もあったりします!!
ステキなあの力士に☆

224:待った名無しさん
06/09/16 22:08:23
>>223
是非不倫でもなんでも書いてください。

225:待った名無しさん
06/09/16 22:18:42
年下の彼氏だったらやっぱり豊真将クン。
付き合って半年近く経っても私を「名字+さん付け」で呼ぶ。
話す時もいつも敬語。そういう真面目なところも好きだけど、
Too shyな彼がちょっとじれったい。
かといって押し倒すわけにいかないし。。悶々。。
って感じかな。

226:待った名無しさん
06/09/16 22:52:49
今場所、みやび+3大関なぎ倒しで大活躍の安美錦・・・
前から好きだったけど、
今場所はインタビュぅに連日出演で嬉しいわ。
ますます好きだわ!

27歳っていう歳も私にとってはいい感じの年下君。

相撲の時はとってもクールだけど、私と二人っきりの時は
細い目をさらに細くしてニコニコいつも穏やかで飾らない人柄なのっ
時々出てしまう青森弁に私がツッコミを入れると恥ずかしがってしまう・・・
元来色白(ですよね?)なのに夏の巡業で浅黒く焼けた肌!!
「りゅうじ、随分焼けたわね」と言いながら彼の体に触れるわたし!
「そんなに触ったらくすぐったいよ~」
「いいじゃない、ねっ」「やめてよ~」とか言い合いたい。
うふふ、ふっふっふ~
 
何か書いてみたい・・・


227:待った名無しさん
06/09/17 01:50:17
ところで前スレの旭南海のはあれで終わりなのかな?
ひとみさんが登場したり楽しくて好きだった。

228:待った名無しさん
06/09/17 16:21:09
琴欧州から名前の呼び捨てにされたい。
そして10年年上の私の行動に対してふふふと笑いながら
「可愛いっすね~!」と言われたい。

229:待った名無しさん
06/09/17 20:32:50
>>227 ありがとうございます。自分が書いたのですが、
なんだか旭南海の濡れ場が想像できなくってですね~、真面目そうなお相撲さんなので。
あまり反響もなかった(?)ので・・・

では気長にお待ちいただけたら幸い、また書きま~す!



230:ホワイトスター
06/09/18 00:20:10
「クルミた~ん!ねぇ今場所のオレ、凄いでしょ~」
「うん、アマちゃんカッコイイじゃない!」
「でしょでしょ。ねぇねぇ、今何と優勝候補なんだけどさ、優勝したらご褒美ちょうだいっ!」
「そうねぇ、アマちゃんにはいつも指名してもらってるし、考えておくわ」
「ヒャッホ~!えっどねぇ、あどねぇ、じゃアマたん優勝狙うっ!だからフライングでご褒美して!」
ガバッ(クルミを浴びせ倒し!)
「んも~、せっかちねぇ。じゃ、ホントはダメなんだけどちょっとだけよ、絶対内緒だからねっ」
「ヤッター!!」

(別の部屋)
「ひかるちゃん!」
「ユウタ君、脚痛そうだけど大丈夫?」
「僕の脚なんていいのいいの!それより、お兄ちゃんの活躍が嬉しくって(泣)うっ・・・」
「ユウタ君はお兄ちゃん思いなのねぇ」
「うん!もしかして優勝しちゃうかも知れないんだよ!ハァ、うれし涙が出るよ!あ、今度お兄ちゃん連れてきていい?」
「え、ええ。勿論いいわよ(あのコワモテの人かぁ、ちょっと怖いなぁ)」
「ヤッター!!じゃ早速お兄ちゃんに言いに行かなきゃ、ひかるちゃんバイバイ!」
「へ!? ば、バイバイ。。(ユウタ君、この店がどういう店かまさか知らない?)」

231:ホワイトスター
06/09/18 00:21:58
【休憩室】
エレナ「クルミ、ちょっとサービス長かったんじゃない?」
クルミ「は?え、えーっと、気のせいよ(汗)それよりひかるちゃんどうしたの?」
ひかる「うーん、今日もユウタ君、お喋りだけで帰っちゃって・・・」
エレナ「変わった人ね、ユウタ君って。でもそれで満足してくれたのならいいじゃない」
ひかる「今度お兄さんと来るって」
エレナ「えー!あのブツブツの?あたし正直指名されたら怖いかも」
ひかる「でも、犬もすり寄るほど優しいらしいわよ」
クルミ「じゃあ楽しみじゃない。 そういやエレナんとこに来た稀勢クンも横綱に勝ったし・・・」
エレナ「そうね。あたしたち、日本の国技にこんなに貢献してるなんて、誇らしいわ!」
ひかる「そっかぁ。じゃあこれからも先輩たち見習って頑張りま~す」

さあ、次のお客は誰かな? 
つづく


232:瀕死の白鳥
06/09/18 02:48:46
光喜「ハァハァ…も…もう逃げられないぜ……ウフフフ…」
(た、助けて…)私はあまりの恐怖で声が出なくなっている。目の前の全裸の力士はニヤニヤと私を
品定めするような視線をおくる。

き…気持ち悪い…、心の底からそう思った。肉に埋もれた野獣のような瞳、ブヨブヨの腹の肉から
漂うコロン混じりの汗のにおい、ネチネチとすり寄って来るような口調、そして何より自分より
30cmは高いであろうその大きさが…。

光喜「クク……さぁ…クンニするぞぉ…ハードにクンニしてやるぞぉ!!!」
私「キャーー!!」
グチャプルルル!!ブチャジュルルル!!ペヂャペヂャ……ブヂュルル…!!!
光喜「濡れてやがる…ククク…俺は皇室にも人気があるからなぁ、ヤられて幸せな奴だぜ!!」
私「イ…イヤ……イヤーーーーッ!!!!!」
光喜「フフフフフ…もうイったのか?…おいおい俺を満足させるまで体持たせれよ~w」

助け……て…………

ジュルルル……ブヂュルル……グチャベチャ……ジュル……
光喜「フゥ…フゥ……フフフ…気絶したふりは効かないぞwまだまだ始まったばかりなんだ……!!」


233:227
06/09/18 14:11:10
>>229
いよいよ…というところで前スレが埋まってしまったので
密かに「いつ再開するのかな~?」と思ってました。
純愛ドラマ、新鮮で良かったですYO!
気長に待ってるので、また気が向いたらヨロシクです。

234:待った名無しさん
06/09/19 01:08:33
>>233 不思議なもので、ストーリーを書いたことにより
旭南海ファンになりつつあります!
彼の取組みは必ずチェック!
リクエスト(?)を受けるまでは正直、存在すら知りませんでした・・・ゴメンなさい。

いつぞや協会が行った「あなたの好きな力士は?」っちゅーアンケート、またあったらこう書きますよ。

好き:旭南海
理由:2ちゃんで妄想ストーリーを書くにあたり色々調べていたら急に気になる存在に!
   その後、あのちょっと南国系のお顔とマジメそうなところ、旭道山に自ら弟子入り願ったエピ
   などを知り、惹かれますた!
   けんタン、入幕目指してガンバ!! 





235:待った名無しさん
06/09/22 00:12:37
サゲ過ぎて住人が減ったね

236:待った名無しさん
06/09/22 00:17:36
age鱒

237:待った名無しさん
06/09/22 00:49:44
作家です。場所中は仕事から帰宅→録画した相撲チェックで
創作の時間がありません!(泣)
場所が終わったらまた書くからよっ!!

238:待った名無しさん
06/09/22 01:06:56
そうなんだ。
じゃ、まってるね。


239:待った名無しさん
06/09/22 21:53:04
最近下がり気味で寂しいので誰か書いて下さい。よろしく!

240:待った名無しさん
06/09/22 23:12:55
さみしがりさんがいるのね。
場所中は妄想空想のヒマはあまりないのでは…。
対象さんたちが毎日必死で戦ってるんだし
そろそろ結果が出てきてファンもドキドキの頃だし。
ネタスレは偶数月に盛り上がるさ。

241:待った名無しさん
06/09/22 23:37:10
じゃあちょっと軽めのいくよ!

242:待った名無しさん
06/09/23 02:28:12
ピンポーン・・・
「(こんな時間に誰かな ?) はーい」
「あ、俺。」「嘉クン!」
嘉風が突然部屋にやってきた。
「嘉クン、来てくれて嬉しいけど・・(言ってくれれば・・・)散らかってるけど、入って」
「ああ」

部屋に来たはいいけど、さっきから押し黙っている嘉風。
「嘉クン、・・・えっと、ねぇ何か飲む?」
「要らない」「じゃあテレビ見よっか?」
「見たくない」「・・・。」
どうしたの?そして、どうしよう・・・

次の瞬間、強烈な力で嘉風に床に押し倒された。
「いや、嘉クン!あっ・・・」言いかけた言葉は嘉風の唇で塞がれてしまった。
嘉風は何も言わず、私の体を床に押し付けたまま、両手で私の服をたくし上げる。
「嘉クン、ど、どうしたの?あっ!」下着の上から体を愛撫される。すごく乱暴に・・・
「いやだよ嘉クン、ねぇ、こんなところで・・・?」「ここで抱かせて」
いつも優しく愛してくれる嘉風なのに、今日はどうして?
「あっ、嘉クン・・・」抵抗しても、嘉風の力に敵うわけがない。
しばらく頑張ってみたけど、諦めた。
だって、私は嘉風の手によってもうすっかり無防備な姿にされてしまったから・・・

嘉風が私の手を取って自分の硬直した部分に誘導する。
それは、なんだかいつもより凄い気がした。「いいか?」「・・・うん」
「はっ!ああっ。。。」嘉風が入ってきた。
私の体はそれを受け入れる準備が不十分だったから、ちょっと、痛かった。。



243:待った名無しさん
06/09/23 02:29:17
耳元で嘉風の荒い吐息がする。甘い香りのする汗が玉のように吹き出しては、私の体に滴り落ちる。
「ハァ・・ハァ。。。」激しい嘉風の動き。
「ううッ、イクっ」一段と動きが速くなり、そして「・・ああっ!」
その声の後動きが止まり、私の体の中で嘉風が大きく脈打つのを感じた。

「ふぅ~~っ」
イッた後、床に大の字に寝そべって大きく息をする嘉風。
一方的に、嘉風に抱かれた。こんなのは初めてだ。
「嘉クン・・・」「ん?」
「嘉クン、どうして?今夜は、どうしてこうなの?あたし・・・分らないよ」ちょっと泣きそうになった。
だって、なんだか悲しくて。
「私の事が好きだから抱いたの?それともただ抱きたかっただけ?」
「悪かったよ・・・ゴメンな。」「・・・(涙)」
「ホント、悪かった。ほら、」嘉風に抱き起こされた。「だって、嘉クン・・・こんなの初めてだし。」
嘉風の胸に顔を埋め、泣いてしまった。
「ゴメン、悪かったよ。・・・実は今日も負けちゃって、その、何て言ったらいいか・・・
うまく言えないけど、猛烈にお前が欲しくなったんだ」

嘉風が負けてるのは勿論知ってたけど・・・
「そうなの。」「情けない男でゴメンな。でもカッコ悪い姿さらせるの、お前の前だけなんだ」
「・・・そうなの?嘉クン。あたしだからなの?」「そうだよ」「あたしだけなのね?」
「ああ、お前の前だと甘えてしまうんだ、その・・・お前が好きだから。」
「もうっ、嘉クンのバカ!!それならそうだって抱く前にちゃんと言ってよ!」泣きながら、可笑しくて笑えてきた。
ふざけて、嘉風の顔に張り手をする。ペチペチ、ペチペチ。
「イテテテ・・」「嘉クンが悪いんだからね!」「分ったよ。気が済むまで張ってくれ」
「アハハ」「アハハ」



244:待った名無しさん
06/09/23 02:31:09
ひとしきり叩くと、私も疲れてしまった。
「ねぇ嘉クン、私お相撲の事はわからないけど、あと2日よね。えっと、後悔のないように・・・ね。」
「ああ、ありがとう」「うん」
二人、笑顔でキス。

起き上がって服を着ようとすると嘉風が言った
「なぁ」「ん?なあに嘉クン」

「も う 一 回 抱 い て い い か ?」

「・・・。」「や、ゴメン、今の撤回・・・(恥)」
「もうっ、嘉クンのバカバカ!!」「や、マジごめん。俺、帰るよ」

「待って、嘉クン・・・」「え?」
「いいよ、抱いてよ。・・・でも、今度は優しくしてくれるかな?」 私は試すような目で、嘉風を見つめた。
「あ、ああ!」嘉風の笑顔が弾けた。

2回目は、いつも以上に優しく丁寧な嘉風の愛に酔いしれた。

・・・たまにはこういうのもアリかな?って、少し思った今夜の出来事だった。




245:待った名無しさん
06/09/23 16:04:54
嘉クンいい!!!

246:待った名無しさん
06/09/24 08:51:13
中出し好きですね、嘉風…
妊娠せんように気をつけましょう

247:待った名無しさん
06/09/24 14:06:40
>>246 そういう現実的なことは言わないでください。
    避妊対策する描写したら一気に冷めますよ・・ 

248:待った名無しさん
06/09/24 15:48:43
いや、そういう描写も意外といいかもしれないぞw

249:待った名無しさん
06/09/24 18:15:50
>>248
嘉クンが避妊する所もいい!全然ひかないよ。誰か書いてみて

250:待った名無しさん
06/09/24 19:09:03
もう二人とも限界にきていた。荒い息が部屋中に充満している。
嘉風の丁寧な愛撫で、もうぐじゅぐじゅの私・・・
嘉風のほうも、あれが天に向かってそそり立っている。
「嘉クン、ねぇもう欲しいわ」「うん俺も。行くよ」
「早く・・・」
もう私、挿入されたら直ぐに達してしまいそう。。。
「あ、ちょっと待った」「ん?」
嘉風は、財布の中からあるものを取り出した。
それはオカモトのコンドームの袋だった。
「嘉クン、つけなくていいって」「ダメだよ、こういうことはちゃんとしないと!」
嘉風は袋を破り、コンドームを取り出した。裏表を入念に確かめている。
そして上体をを起こし、精液だまりをつまんで、被せようとする。
「あれっ?」「嘉クン、どうしたの?」
「なんだか、小さいや。はまらないんだ。」
「だから・・・しなくっていいってば。早く来て!お願い」
「ダメだよ、けじめのないのは!」
「じゃあ今日は抱いてくれないの?」
「ち、ちょっと待って」

嘉風は、また財布の中から何かを取り出した。
それは、またもやオカモトのコンドームの袋だった。さっきと違うのは”big”と書いてある事。
袋からコンドームを取り出し、裏表を確かめて精液だまりをつまむ。
今度はするすると被せることができた。
「待たせてごめんね、じゃあいくよ」「もうっ、律儀なんだからっ☆」

嘉風が入ってきた。
「ああっ、嘉クン~」「ふぅ~、ああっ」
「すごいわ、もうイってしまいそう・・・」「ああ、俺もだよ!」

避妊にこだわる嘉風との、めくるめく夜だった。。。。

こんな感じか?>>248-249

251:待った名無しさん
06/09/24 20:19:14
教育上大事なことざます。

252:待った名無しさん
06/09/24 21:06:03
2種類用意してる嘉風にワロタ。

253:待った名無しさん
06/09/24 21:44:11
他に避妊する姿に萌える力士いますか?

私テキには豊真将かな。
念には念を入れて、オギノ式+コンドームを併用する礼儀正しさ、てな感じ。

254:待った名無しさん
06/09/24 22:07:56
豊真将だと礼儀正しすぎて…萌える!
自分から抱きたいって言わなさそう。

255:待った名無しさん
06/09/24 22:08:52
カロ…

いや、入りそうもないな

256:待った名無しさん
06/09/24 22:56:08
絶対コンドーム用意しない→安馬
またそれがいいんだな♪
合言葉は「はげしせくす!」

257:待った名無しさん
06/09/24 23:13:41
>>250
オカモトから懸賞や化粧マワシが贈られますね


258:待った名無しさん
06/09/24 23:14:47
安馬「女の子に喜んでもらえるようなセクースしますので、これからも応援してください!!」

259:待った名無しさん
06/09/24 23:17:03
>>257
爆笑したwww

260:待った名無しさん
06/09/24 23:20:52
夜だな~。
今日は誰と妄想しようかな~。


261:待った名無しさん
06/09/25 00:01:00
>>257 それ、いいですね。

呼び出し「この取組みにはー、
『あまりの薄さにナマ感覚!コンドーム”リアルフィット”のオカモト』、
『手を使わずに装着できる、コンドーム”ノータッチ”のオカモト』、
『あそこが大きな殿方に!コンドーム”ビッグボーイ”のオカモト』
から懸賞が掛かっております。」

(優勝)「続きまして、株式会社オカモト杯の贈呈であります。副賞として、コンドーム1年分が贈られます」

ってか?

262:待った名無しさん
06/09/25 11:10:24
その後アマたんは敢闘賞。クルミちゃんに何かご褒美もらったんだろうか。
来場所「小結コース」にアミたんがデビューするんだろうか…気になる千秋楽翌日。

263:待った名無しさん
06/09/26 13:35:28
早く 誰か 書いて

264:待った名無しさん
06/09/26 19:05:09
今晩、ちと悲しいのをうpするよッ!

265:待った名無しさん
06/09/26 22:13:20
あのお。ホストモノの続き読みたいんですけど・・・。
琴光喜とかほかの力士(ホスト)の。

266:待った名無しさん
06/09/26 22:27:55
>>265さん! 本当ですか?あのヘンタイ作品を。自分が書きました。
       覚えていてくれて嬉しいです。超ヘンタイで引かれちゃったかと・・・
       ちょっと構想は練ってたんですけどまた皆さんに嫌われちゃうかと思ってですねぇ。       
       じゃ、気長にお待ちください。
     

267:待った名無しさん
06/09/26 22:47:48
「キヨ、もう行っちゃうのね」
「ああ」安壮富士は私に背を向けたまま素っ気無く言い放った。
床に脱ぎ散らかした浴衣を拾い、羽織りながら淡々と言葉を繋ぐ。
「・・・じゃあ、今まで世話になったがお前とはこれで最後だ。元気でな」
結び終わった博多帯の結び目を後ろに回すと、私のほうに振り向いた。
私はうまい言葉が見つからなくて、シーツを巻きつけた姿のままさっきから逡巡している。
「・・・。」
「どうした?俺たち初めから割り切った仲だったろ。何でそんな顔するんだよ?」
胸の奥からこみ上げる万感の想い。いけない、涙がこぼれ落ちそうになる。
私は安壮富士の顔がまともに見れない。天井を仰いで涙をこらえて言う。
「そうだよ、キヨの言うとおりだよ。今まで3年間楽しかったわ、ありがとう」
「ああ、俺も。」

*************************************
確かに始まりは遊びだった。3年前、私たちは出合ったその日に結ばれた。
好奇心?一言で言えばそうだったのかもしれない。
当時私には彼がいたけど、いわゆる倦怠期で、もう半年以上もセックスしていなかった。
・・・その男とはしばらく後に自然消滅したわけだが。
ベッドを共にした後、安壮富士からこう言われた。
「俺、大阪に彼女いるんだ。遠距離だからなかなか会えなくてさ・・・」
「ふ~ん」
「あのさ、こうやって時々会わないか?」
「…いいわよ、私も彼いるけどずっとしてないし」
軽い気持ちだった。安壮富士と私は、お互い満たされない肉体が求めるまま、本能のままに逢瀬を重ねた。

268:待った名無しさん
06/09/26 22:51:17
ホストネタ書かれた方?本当ですか。
すごく面白かったですよ。超楽しみにしてます!
ステファン勝紀ネタなんかも読みたいなあ・・・。
あっでも光喜もいいかも・・・・。

269:待った名無しさん
06/09/26 23:11:24
しかし、私の心はいつの日か変化し始めていた。
安壮富士が、私の中に住み着いて私を支配するようになっていた。

次に会えるのはいつ?
今日は部屋にやって来るから花を買って帰ろうか?
もうすぐ場所だからピリピリしてるかな?
あー、負けちゃった。落ち込んでるだろうか?

はっきり言って、好きになっていた。
土俵上での厳しい顔とまるで真逆なプライベートの人懐っこい笑顔。
お酒が入るとさらに陽気になって、バカなことばかり言う。
一緒にいる時が、とにかく楽しくて仕方なかった。
しかし、その日々にも遂に終止符を打つ日がやってきた。

「俺、今度の場所で勝ち越して幕に上がれたら彼女と結婚する」
「へ?…。」



270:待った名無しさん
06/09/26 23:12:52
一瞬何を言われたのか意味が分からなかった。
「随分待たせてるから、もうそろそろ決めたいんだ。そういう意味でも今場所は絶対勝ち越す!」
安壮富士は東十両筆頭。勝ち越せば入幕できる。そのくらい素人の私でもわかる。
でも、彼の願いどおり勝ち越して入幕したら、私とは・・・、私とは・・・
終わりってことか。

「そう、じゃ頑張らないとね」
一生懸命、平静を装って答えた。
「おう!」安壮富士の目はキラキラと輝いていた。
私は遂に“好きだ”と言えないままこの関係の終わりを予告されてしまった。

一進一退、白星と黒星が交差する安壮富士の秋場所。
安壮富士が前半で4敗を喫した時、不謹慎にも私は嬉しくて仕方がなかった。
お願い、勝たないで・・・
いつか私の元を飛び立ってしまうのは分かってる。
でもその日を一日でも延ばせたら、、、私のはかない願いだった。
遂に、勝ち越しは千秋楽に持ち越される事になった。
テレビの前、何とも言えない思いでテレビの前に座った。



271:待った名無しさん
06/09/26 23:15:22
あ、、、、
勝った。。。。
安壮富士は勝った。渾身の突き落とし。ガッツポーズ。
私は呼吸をするのさえ忘れてしまった。
キヨ・・・、おめでとう。でも、これでもう終わりなんだね。本当に、本当に。。。ああぁぁ。。。
涙があふれた。泣いても泣いても涙が溢れてきた。

火遊びのような出会い、お互いのことを殆ど知らないままひらすら重ねた体と体。
3年間に及んだ安壮富士との日々。
私の心に灯った小さな恋の灯は、日増しに大きくなっていた。
でも言えなかった、・・・最後まで。

次の朝目覚めると、目が物凄く腫れてとても見られる状態ではなかった。
体が鉛の様に重い。心の中もぐちゃぐちゃだった。
仕事を休み、テレビもラジオもつけずに窓の外をずっと見ていた。

ピンポーン・・・
その音で我に帰った。もう夕方になっていた。
「あー、俺」「キヨ!?」「ちょっといいか?」
急いで身支度を整える。冷たい水で何回も顔を洗った。
泣いてたって、ばれないかな?口紅だけ、慌てて引いた。



272:待った名無しさん
06/09/26 23:17:22
安壮富士が入ってきた。
「キヨ、おめでとう。見てたよ」顔を見せずに、冷静に言った。・・・つもり
「ああ」「もう来ないかと思ったのに、どうしたの?」
「いや、3年間もお前とはこういう関係だったわけだし、尻切れトンボみたいな終り方良くないだろ?」
「気遣いしてくれてるわけ?」「んー、まぁ何て言えばいいか・・・そういう事だ」
「別にいいわよ、楽しかったし。ヘンなとこで義理立てしなくていいわよ」「そう言うなよ」
「結婚する男がこんな事してたら、あたしだったら泣くわよ」
精一杯、強い女のふりをして言い放った。

「そ、そうだな、じゃあ・・・帰るよ」
安壮富士が腰を上げ、帰ろうとした。
その時突然、突拍子もない考えが私を捉えた。
「キヨ、待って」「ん?」
「最後にわがまま聞いてよ」
「ああ、何だよ」
「セックス・・・してよ、最後に」



273:待った名無しさん
06/09/26 23:18:40
「はぁ!?何言ってるんだよお前」
「幕内力士に抱かれたって思い出を私にちょうだいよ」
分らない、何故こんなことを言い出したのか、自分でも訳が分らなかった。
傷つかないための自己防衛?

そうして、最後に安壮富士に抱かれた。
このまま地球が消滅すればいいんだ。このまま、二人でいるこの間に。。
押しては返す快楽の波の中で、そんな馬鹿馬鹿しい事を本気で考えていた。
*************************************

私もベッドから降り、服を着た。
「キヨ、彼女・・・じゃなくて奥さん大切にしなよ」
「ああ、お前も幸せになれよ」
「もちろん、なるわよ。あたしが幸せになれないはずないじゃない」



274:待った名無しさん
06/09/26 23:21:14
・・・どうして?どうして心と裏腹な言葉が飛び出してしまうの?
キヨ、ねぇキヨ。私はあなたのことが好きだよ。もう終りなんて嫌だよ・・・

「すげー自信だな、ハハハ。じゃあ行くよ」
「うん、じゃあ・・・さよなら」

そして安壮富士が出て行く。
ドアノブの金属音が冷たく響いて、私は再び独りになった。

深く溜め息をついて、その場にへたり込んだ。
忘れなきゃ、忘れなきゃ。。。
少しずつ、頑張って忘れよう。
安壮富士とのことは、もう今日でおしまいなんだ。。。
もう二度と会えないし、会わない。
明日から、明日からでいい。頑張れ、私。
・・・頑張れ、頑張るんだ、私。。。。
・・・頑張らなくっちゃ、、、強く、強く生きていかなくっちゃ、私。

2006年、私の25才の秋は、こうして始まった。



275:待った名無しさん
06/09/26 23:27:05
悲しいよー。なんかリアルで恐い。

276:待った名無しさん
06/09/26 23:31:11
クソーフ結婚決まったの?

277:待った名無しさん
06/09/26 23:36:40
10年以上前に知り合った彼女さんと結婚するんだお。

278:待った名無しさん
06/09/26 23:42:58
結婚のニュースはネットで見たけど
クソーフスレで「物凄い美人」て書かれてたがウラヤマーだったわ

279:待った名無しさん
06/09/27 02:07:12
へぇぇ、そうなんだ。
オメアゲ。


280:待った名無しさん
06/09/27 07:36:30
美女と野獣

281:待った名無しさん
06/09/27 07:41:18
交際期間10年かぁ…
もうセクースはマンネリで、月1あるかないかだな…

282:待った名無しさん
06/09/27 14:30:16
見たこともない大金を手にした私は、啓司をナンバーワンにするにはどうしたらいいか、
あれこれと考えた。
今すぐにでも、とも思ったが、もう少し龍青とカス子をいい気分にさせてから
一気に落としてやることにした。

ある日、店で啓司と飲んでいると、カズコがずかずかとやって来た。
そして威張った口調で私に言った。
「アンタ、27日店に来なさいよ。龍青の誕生日だなんだから。
アタシの凄さを見せ付けてやるから、覚悟していらっしゃい。ワッハッハ」

挑戦状を、叩きつけられたようだ。
そして今夜、カズコのお手並みを拝見することにした。

今までのストーリーは、
前スレ>>899-927参照ください。

283:待った名無しさん
06/09/27 14:40:50
282です。うpは週末になりますんで、 他の作家さんドゾ~

284:待った名無しさん
06/09/27 21:03:54
>>282
「ワッハッハ」って。なんかやけにオモロイな。
楽しみにしてますね。

285:待った名無しさん
06/09/29 01:41:34
クソーフの話、マジでありそうで切ない…
兄弟なのにぁみタンはそんなことにならなさそうなのが不思議w

286:待った名無しさん
06/09/29 12:02:46
いい話だぁ。

287:待った名無しさん
06/09/29 12:53:33
一力士の結婚話の裏には、こういう話がつきものなんだろうなあ…うう切ない。
いや、一途な力士もきっといるはず。と思いたい。

288:待った名無しさん
06/09/30 16:49:35
>>285さん、その他のみなさん。>>267-274です。
ぁみ関のファンなので何か書いてみたいんですが、どうもアイデアが浮かびません。
ぁみタンにはどんなエッチ、或いは恋愛が似合うと思いますか?
おしえてっ!

289:待った名無しさん
06/09/30 17:31:21
>>288
ぁみたんは純粋な感じのがいい!

290:待った名無しさん
06/09/30 20:43:05
あみたんは、優しい顔で鬼畜がいい

291:待った名無しさん
06/09/30 20:57:20
あみサマは、SでもMでも話が作れそう。
ただ、アブノーマルのは避けてください。



292:待った名無しさん
06/09/30 22:02:34
初めてここで書き込んだけど
変にエッチするだけの話より安壮富士のようなせつな過ぎる話の方が読み応えあって好き。
胸がズキズキする感じがまたたまらないよ。

変に結ばれる話よりちょっと訳アリでどうしようもないような話をキボン。

293:待った名無しさん
06/09/30 22:23:07
あみは見た目的にはMっぽいけどあのルックスで実はSだったら萌える。

294:待った名無しさん
06/09/30 22:24:06
>>292
少し前にあった、お相手が彫刻家の「白鵬悲恋話」も凄く良かったですよね。

295:待った名無しさん
06/09/30 22:43:16
>>294
白鵬悲恋物語、周りの人によって別れさせられたこと、留学してまた再会とか、ドラマチックでした。
私も何か話を書けるように、日々力士の写真を眺めています。


296:待った名無しさん
06/10/01 03:04:52
ぁみタンはのほほんと公園デートとかしてそうだな。

実際はそんなことないんだろが、似合い杉w

297:待った名無しさん
06/10/01 20:58:28
前に富士急だっけ?
遊園地で兄弟揃って女連れのところを目撃されてたよな

大阪でも目撃されてたし

298:292
06/10/01 21:50:10
私は力士は勿論色んな芸能人や有名人の小説を書くけど大体悲恋物ばっか書いてる。
一度ハロ○ロ系のレ○物書いた時は何人もの人が泣いて再起不能にさせた経験もあり。
だからズキッとする話は好き。あこぎに酷い心理描写の話は引くけどね。

白鵬の悲恋物のBNキボン。

299:待った名無しさん
06/10/02 01:12:32
>>297
兄弟仲良しなのね

300:待った名無しさん
06/10/02 01:20:49
>>298 BNてナニ?

301:待った名無しさん
06/10/02 02:04:10
>>300
298じゃないけど、バックナンバーかな?

302:あみタン技能賞&誕生日オメ記念カキコ
06/10/02 21:35:05
一日早いですが・・・あみタン28歳のお誕生日オメ!
あと、津軽弁がわからないので標準語ですが許してね!

===========================================

「ねぇ、竜児は高校出たらやっぱりお相撲さんになるの?」
「うん。子供の頃からの夢だから。絶対関取になる。お前は?」
「私はねー、美容師になりたい。だから東京に行きたいの」
「青森じゃ駄目なのか?」
「だって、やるからには一流になりたいもん」
「そうか、じゃあ東京でも会えるな」
「う、うん。。(照)」
高校からの帰り道、自転車を押しながら一緒に帰るのが私と竜児の日課だった。

私と竜児(後の安美錦)は家も近く、父親同士が漁師仲間ということもあって、子供の頃から兄妹のようにして育った。
揃って鯵ヶ沢高校に進んだ頃から、幼馴染の関係は自然に恋に変わっていた。
まだ将来の夢が叶うと信じて疑わなかった・・・私たち、16才の夏だった。





303:あみタン技能賞&誕生日オメ記念カキコ
06/10/02 21:43:31
しかし1年後、運命のいたずらが私たちを切り裂いた。
私の父が、新調したばかりの漁船で漁に出て、時化に遭い亡くなった。
残されたのは母と、私と、幼い妹、そして、莫大な漁船の借金だった。
私は美容学校を諦め、地元の信金に就職することになった。

一方竜児は高3の11月に初土俵を踏むことになり、2学期から学校には姿を見せなくなっていた。
3月、形だけでもと卒業式にやってきた竜児は、髪も伸び、体も一回り大きくなっていた。
同級生や在校生に囲まれてフラッシュを浴び、地元の期待を一心に集めていることが目に見えて分かった。
その姿はあまりにまぶしくて私にはとても痛かった。
1年前は毎日私と一緒だったのにな・・・。

卒業証書を手に帰ろうとしていると、名前を呼ばれた。
「え?誰?」「あ、俺。」
「竜児?」竜児が神妙な顔つきで近づいてきた。
「親父から聞いた。大変だったな。俺全然知らなくて・・・」
「うん、・・まあ、ね。。。」
「なぁ、まだ時間いいだろ?」



304:あみタン技能賞&誕生日オメ記念カキコ
06/10/02 21:44:57
竜児に手を引かれてやってきたのは相撲部の稽古場。
竜児がマッチを擦ってストーブに火をつける。
「寒いね・・・」
「すぐ暖かくなるからな」
「竜児はここで強くなったんだね」
私は竜児の3年間の汗が染み込んだ土俵を見つめて言った。
「うん、あの俺さ、あのな。」
竜児は私のほうに向き直ると、私の肩に手を置いた。そしてゆっくり私を抱きしめた。
「竜児・・・」
「お前が大変なときに、そばにいてやれなくてゴメンな」
「竜児・・・・うっ、うっ。竜児、うぁ~~ん!!」
堪えていたものが、とめどなく溢れた。竜児は、何も言わずその胸で私を泣かせてくれた。

「私ね、私ね、美容師諦めたの。父さんの漁船の借金のためにね、働かなきゃならないの。
母さんすっかり気落ちしちゃってね、妹もまだ小さいし、だから、うっ・・仕方ないって分ってるんだけどね。
でも、悔しいよ・・・竜児、悔しいの。ううっ・・」
「そうか。そうだよな。
・・・あのな、俺な、今はまだ何もしてやれないけど、その・・・お前の為にも一日も早く関取になるからな。
俺の言ってる意味、分るか?」
「え・・・?」



305:あみタン技能賞&誕生日オメ記念カキコ
06/10/02 21:47:26
「だから、その・・・関取になったら俺、お前も、お前の母ちゃんも、妹も面倒見てやりたいんだ。」
「竜児?」
「迷惑か?それとも俺じゃ駄目?」
「そんな、そんな事ない。だけどびっくりして」
「そうだよな、うん。そういえば今までちゃんと言った事なかったな」
「・・・。」

「俺は、お前の事が、子供の頃からずっと好きだった。そしてこれからも、ずっと好きだ。
力士になるって事は、お前と離れなきゃならないんだけど、
だけど男ってのは、これに命賭けるて一度決めたら引き返す訳にはいかないんだ。
だから、少しだけ我慢してくれ。3年、3年で絶対関取になる。待ってくれるか?」

「竜児・・・。嬉しいよ。そんなに私の事・・・」
それから竜児はその唇を私の唇に優しくあてがって、私の体をぎゅっと抱きしめた。

私たち、18歳の春、旅立ちの日の出来事だった・・・・



306:待った名無しさん
06/10/03 00:27:13
なんか有り得そうな話だから切ないんだよな。

307:待った名無しさん
06/10/03 00:48:05
続きが読みたい。

308:待った名無しさん
06/10/03 00:59:46
>>307 ありがとございまーす。この後の展開は今考えてま~す。
    どんな風にしようかな~!!一つ言えるのは。アミーは純情路線です!

309:待った名無しさん
06/10/03 01:08:13
>>302-305
私は純愛系の話が一番好きなので、また貴女の作品を読みたいです(*^_^*)

310:待った名無しさん
06/10/03 01:43:35
>>309 ありがとーございます!いつも「どうかな~今回の?」って不安だから、
    感想書いて貰えると嬉しいです!
   
   

311:待った名無しさん
06/10/03 21:26:10
>>302-305 の続きでございます。

それから私は無我夢中で働いた。
信金では誰よりも早く出社し、定期の契約を取るとインセンティブが入ると聞いてからは、
雨の中だろうと雪の中だとうと、昼夜構わず自転車を漕いで出かけて行った。
休みの日は、妹の勉強を見てやりながら母と内職に勤しんだ。

そんな日が2年半続いただろうか。次第に我家にも余裕ができ、家庭で笑顔が出るようになってきた。
運も私たちに味方し始めていた。

まず母に再婚話が持ち上がった。父の遠縁に当たる男性で、
私も妹も昔から「おじちゃん」と呼んで慕っている人物。
残り僅かになっていた借金は、彼の援助で完済することが出来た。
次に妹。地元のクラブでやらせていたバドミントンで県内の名門中学から特待生の誘いが来た。
寮暮らしになるけれど、寮費込みで公立校と変わらない学費だと言う。
 妹も幼いなりに私たちの苦労を知ってか、「頑張ってみたい」と二つ返事で入学を決めた。

竜児の活躍は、深浦に住んでいれば自ずと耳に入ってきた。順調な出世に町内は沸いていた。
そして1999年11月場所、竜児は幕下上位で好成績を収めて翌場所の新十両を確実にした。
 
 そんなある夜・・・
「お姉ちゃん、竜児にいちゃんから電話~」 え、竜児!?



312:待った名無しさん
06/10/03 21:28:42
 「も、もしもし?」「久しぶり、元気か?」
「竜児!竜児なの?見てたよ、テレビ。おめでとう。本当に、おめでとう!すごいね」
「うん、ありがとな。俺の言った事、本当だったろ?」
「え?」
「ほら、3年で関取になるって話。忘れたの?」
「あっ・・・」
あの相撲部の稽古場でのキスから、2年と8ヶ月・・・竜児は見事に約束を果たしたのだった。
「今年の正月は深浦に帰るから・・・仕事、休みだろ?」
「本当?帰ってくるの?うん。嬉しい、待ってるね竜児」

こんなに年の瀬が待ち遠しいなんて何年ぶりだろう。
12月30日、小さな深浦駅は町民でごった返していた。
竜児を乗せた五能線が駅に着くと、「安美錦関、おかえりなさーい!!」大歓声が竜児を迎える。
人懐っこい笑顔で、照れながら竜児が深浦に降り立った。

竜児が深浦を出てから3年近く経った。
あと2日で終わろうとしている、・・・それは1999年の年の瀬だった。

 (今日はここまでです)



313:待った名無しさん
06/10/05 14:50:05
続きまだかな

314:待った名無しさん
06/10/05 17:46:20
リクエストありがと。じゃぁ書くよ!
==========================

見事関取となって故郷に凱旋した竜児は、町中で引っ張りだこだった。
町長との会談、後援会の祝賀会、町内の餅つき、施設への訪問、地元紙の取材・・・

やっと二人で会えたのは、大晦日の夜だった。
母は新しい夫の実家へ挨拶、妹は友達の家で新年を迎えると言って出掛けて行った。
私は一人、紅白を見ていた。

電話が鳴った。
「もしもし?」「俺だよ」「竜児!」
「せっかく帰ってきたのに、時間取れなくてゴメンな。あちこち呼ばれちゃってさ、参ったよ」
「だって、関取なんだもん!竜児は深浦の誇りなんだよ~」
「そうだよな、感謝しなきゃな。・・・ところで、今から出れないか?」
「え・・・。うん、いいけど何処?」
「俺んち」





315:待った名無しさん
06/10/05 17:52:49
竜児の家に着くと、意外にも竜児一人きりだった。
「あれ竜児、おじちゃん達は?」「あぁ、漁協の仲間と飲みに行った。どうせもう潰れてあっちで寝てるよ」
「そっか、おじちゃんお酒好きだもんねー。ホントに」
「そうだよな、お前の父ちゃんに何度も担がれて帰ったもんなー」
「う、うん」・・・私は在りし日の父を思い出して、涙がこぼれそうになった。
「あ、ゴメンゴメン。そんなつもりじゃ、許してくれ」
竜児は私の瞼に手をやり、涙を拭うと、私をそっと抱きしめ、
そしてキスをした。
2年9ヶ月ぶりの竜児の唇は、柔らかかった。

「俺の部屋、来いよ」「う、うん。」
竜児の部屋へ来るのは、鯵ヶ沢高校時代以来だ。ちょっと、ドキドキした。
だって、私たちはもう高校生じゃないんだから・・・

竜児の部屋では、この3年近く私の身の回りで起こった出来事を話した。
必死で働いて、家が取りあえず落ち着いたこと。
母の再婚、妹の進学など、家族が元気を取り戻しつつあること。
竜児は、黙ってずっと私の話を聞いてくれた。

「そうか、辛かったんだな・・・」「ちょっとね。でも、私が頑張らなきゃって思ってね」
「お前、強いんだな」「うーん、そう?じゃあ相撲で竜児に勝てるかもね」
「アッハッハ、やってみるか?」「ヤダ!もうっ」
心の底から笑った。こんなに笑ったのは、何年ぶりだろう。
二人とも、笑いすぎて声も出なくなった。
「俺、おかし過ぎて胃が痛いよ、はー!」「私も、アハハ~」



316:待った名無しさん
06/10/05 18:10:14
ひとしきり笑うと、不意に竜児が真顔になった。
「なぁ」「ん?竜児なあに、どした・・あっ」その言葉を言い終わらないうちに、
竜児の大きな体が私に覆いかぶさってきた。「りゅう、じ?」

「好きだよ。ずっと、関取になって、お前に会いたい一心で相撲やってきた。好きでたまらない」
「竜児・・・。私も、好きだよ。竜児が東京に行っちゃっても、いつか会えるって、ずっと思ってた。
竜児が好きで、好きでたまらないよ。帰ってきてくれてありがとう。
ねぇ、私、泣いても、いいかな?」
「おいおい、泣くなよ」
「もう・・・、ダメだよ、泣いちゃうよ。うっ。り、竜児。。。ううっ、ぐすっ、うぁーーん!竜児、竜児ぃー!」

それから、私たちは初めて、心も体も一つになった。

「ねぇ竜児、言っておくけど、私初めてだから・・・」「そうなのか?」
「だって、好きなの竜児だけなんだもん。今までも、これからも。」
「俺も、・・・初めてだよ」
「え・・・?」
お相撲さんって、色々な誘惑があるって聞いてたから、私は驚いてしまった。
「俺も、好きな女以外抱く気なんてしない。だから・・・その~、言っておくけど下手だからな!」
「やだ、もうっ・・・(赤面)」

竜児との稚拙な愛は、お互い、とてもぎこちないものだった。
幼い二人が大人になったその直後、除夜の鐘が鳴り響き、
2000年の幕が切って落とされたのだった。

(もうちょっと続くつもり・・・ご希望があれば・・・)



317:待った名無しさん
06/10/05 19:51:26
ほす

318:待った名無しさん
06/10/05 19:56:27
あみたん…心がきゅーんとなりますた。

319:待った名無しさん
06/10/05 20:31:17
この物語の「私」になりたい…。

320:待った名無しさん
06/10/06 01:11:33
あみタン作家です。ありがとうございます。
自分で書いておいてナンなんですが・・・私もなりたいです、「私」に!


321:待った名無しさん
06/10/06 01:22:24
ぁみたん作家さん、乙!!!
もう「私」とは程遠い年齢ですが(泣)
続き、楽しみにしております。


322:待った名無しさん
06/10/07 20:42:09
なんか全部リアルというかありそうな所がいいです!
コンドームの懸賞には笑いました。
嘉風の装着シーンにも!(爆)
でもカロはLLサイズでもムリ・・・っぽい。

323:待った名無しさん
06/10/08 01:00:49
ここを見ているオカモト社員の方!
カロ、ロホー、ユウタ、フトシ(太だなんて!)、バルト、の為に特大サイズを至急開発願います。
カロヤンが直接、モノをお見せしますんで。。。

で、CMにもカロヤンを起用!
装着して笑顔で一言「ウン、マルデ生ノ感触ネ!」
♪特大コンドームのおーかもとッ!♪

パッケージは、中身別に(薄いとか、色つき、におい付きとかね)
外国人力士の満面の笑みで!
私女だけど、それだったら女の子も買いやすいよ。

そうねぇ、
ユウタverは、頭髪の状態にちなんで「あそこの毛を巻き込みにくい」ってのはどう?
ロホーverは、お顔にちなんで「イボイボつき」とか、
バルトverは、髪にちなんで「金色」で決まり。
フトシverは、その名の通り「ひと回り太め」で決まり!
カロヤンverは、やっぱ基本タイプかな?

どうよこの企画!!
開発、お願いね!



324:待った名無しさん
06/10/08 03:56:45
>>323っす。
調子に乗って・・・

別スレで千代大海のあそこが小さいとか言うのありますよね。
だから・・・

「あそこが小さめのあなたに!薄いんだけど装着するとアラ不思議!
人並みの大きさに大変身!オカモトが全力をあげて開発!特許申請の新商品、
その名も『ミラクルチヨスコンドーム”CSP”』」

(CM)
千代大海
「押忍!ちんこが小さくて悩んでるそこのお前!
これがあれば怖いもんナシ!グダグタ悩む前にとにかく使ってみろよコラ!
とにかくスゲーぞ!
えー、これが俺の勃ったちんこ、そして”CSP”を付けるとホラこの通り!
すげーだろ!男だったら迷う前に行動あるのみ。じゃあな、押忍!」

325:待った名無しさん
06/10/08 22:21:54
あみたん作家さーん、連休終わったら続き書いてくださいませ。
楽しみにしてます!

326:待った名無しさん
06/10/09 11:53:18
>>325 ありがと! 今考えてますよ~

    しかし自分で書いておきながらスッカリ感情移入しちゃって・・ 
    あみタンがお兄さんみたいに突然結婚しちゃったらどうしよう!って不安になっちゃいました。
    しかも東京のカジテツさん、1年前に知り合った、とかだったら・・ヤダー!
   
せめて私の書いたストーリーに近い地元&長年交際の人であって欲しい・・ 
 

327:待った名無しさん
06/10/09 16:31:44
薩喜海

328:待った名無しさん
06/10/09 16:43:48
あみたんをフェラしてハァハァ

329:待った名無しさん
06/10/09 22:39:42
>>328 だーめっ!あみタンは(実際してても)そういう描写は無しよ!
    わたしのあみタンは純なの~ by 作家
   
ところでちょっと軽い病気しちゃったから続きちょっと遅くなります。
    ごめんなタイです。
    
   ほかの作家さまどーぞーです。   
  
 


330:待った名無しさん
06/10/09 22:51:38
時天空で考えていますが、あみタン作家さんのファンなので、あみタンが終わってから書かせて頂きます。
需要あるのかなあ…。

331:待った名無しさん
06/10/09 22:56:38
時天空はどんな話になるんだろうか?純愛かな?

332:待った名無しさん
06/10/09 23:11:33
時天空楽しみ!!そんなに人気高くは無いみたいだけどカッコ良いと思う。


333:待った名無しさん
06/10/09 23:51:48
330です。
学生時代に出会って…という路線を予定しています。
純愛…なのかな? まだひと文字も書いていないので、どうなるかはわからないです。

334:待った名無しさん
06/10/10 01:02:12
>>333
時天空のお話楽しみにしてますね。

335:待った名無しさん
06/10/10 01:47:21
>>330さん、遠慮なさらずに・・・どうぞ。   
ちょっと治療に時間かかりますんで、(何ヶ月とかじゃありませんが)
折角話もイイとこなのに誠にあいすいませんでございます・・
     
今考えているこいる構想は・・・





書きたい気分で一杯だけど、やめときますね。
その方が楽しいですもんね。

じゃ、プレーリードッグ関のオハナシお願いしまーす!
       

336:待った名無しさん
06/10/10 07:28:57
あみたん作家さん、お大事に(涙)
時天空も楽しみ!学生時代の写真とかかっこいいよね

337:待った名無しさん
06/10/10 21:17:55
啓二さん・・・・そろそろ逢いたいですw

338:待った名無しさん
06/10/10 22:32:32
土佐ノ海

339:待った名無しさん
06/10/10 22:41:59
お互いマワシ一丁でくんずほぐれつしたあとで
おもむろにマワシをユルませて、Hしてみたい
マワシを締めてHしたい女の子いる?

340:待った名無しさん
06/10/10 23:23:24
>>330です。
>>339のようなことやられると、書きづらいです。

341:待った名無しさん
06/10/10 23:32:24
>>340
>>339何か変な事言ってる?別に書きづらくなるようなこと
言ってないと思うんだけど・・・

342:待った名無しさん
06/10/11 00:00:59
>>337サマ。白状しますとアレもあみタン作家の私めが書きました。。。
     
      前にも書きましたが、チョット病気しちゃったんで、
     気長にお待ちいただけたら幸いでございます。
      次の展開は・・・

      にっくきナンバーワン(ブサメンのくせに!)、龍青 朝人とナゾの金持ち、「カズコ」をやっつけ、
      愛しい啓司(超イケメン!)をナンバーワンにすべく「OL兼AV女優の私」が頑張る!  
  
      しかーし!そこにはまた大きなカベが立ちふさがったのだった・・・
      

といったところです。
 
      じゃあ薬の時間なんで、おやすみなさいです。          
        

343:待った名無しさん
06/10/12 20:35:10
323さんリアルに面白すぎ。。
生の感触ネ!はリアル。
(太だなんて!)に爆笑。
オカモトさんお願いします。
>>342さま いつも読んでますよ。
面白かったです。体調大丈夫ですか?お気をつけくださいね。
ステファン勝紀モノも読んでみたいです。
はやく治してくださいね

344:待った名無しさん
06/10/14 17:11:40
あみタン&ホストもの&その他(??)の作家です。
皆さん温かいメッセージありがとうございます。

何と言いますか、・・・書いてて良かったです。

最初はおもしろ半分だったのですが、
予想以上の反響をいただいたのが嬉しくって、
ついつい次から次へと書いてしまいました。

帰ってきたら、また皆さんに喜んでもらえるようなものを書きますので
よろしくお願いします。

力士の皆さんもネタ提供お願いしま~す!(やっぱこれがないとね!)

345:待った名無しさん
06/10/15 08:51:17
>>344さん早くよくなってね~(^-^)

346:待った名無しさん
06/10/19 00:02:12
あげ

347:待った名無しさん
06/10/19 00:27:55
久しぶりに小説が読みたい。

348:待った名無しさん
06/10/19 00:53:32
琴欧洲の尻舐めたい。

349:待った名無しさん
06/10/19 03:52:42
アナルファーック!
ああー!

350:待った名無しさん
06/10/19 04:26:25
菊門は嫌じゃ。臀部がいい。

351:待った名無しさん
06/10/19 10:16:19
>>344です。一時帰宅したので夜アップしまーす。

352:待った名無しさん
06/10/19 17:11:38
楽しみに待ってまーす♪

353:待った名無しさん
06/10/19 20:06:03
皆様こんばんは!
あみタンストーリーをアップします。
今までの経緯はお手数ですが>>302-305、>>311-316を読んでね☆

おねがい
(*)今まで同様、青森弁がわからないので標準語で失礼します。(わかったらいいのになぁ)
(*)「安壮富士がいないじゃん!」という様な現実的なツッコミはご勘弁願います。
あくまで妄想ストーリーですので・・・

では・・・

354:待った名無しさん
06/10/19 20:09:37
2000年になったその瞬間を、私は竜児の腕の中で迎えた。
「竜児、明けましておめでとう。今年もよろしくね」
「ああ、明けましておめでとう。お前一つ抜けてるよ。今年も、それから”これからも”よろしくだよ」
「そうだね竜児、ずっとね」「そうだよ」
竜児はもう一度私を強く抱きしめた。鬢付け油の甘い香りと赤く火照った大きな体に包まれて、
愛する竜児と結ばれた2000年最初の日、私はこのうえなく幸せだった。

いつしか、竜児の逞しい腕枕で私は眠りに落ちていた・・・

「りゅ・う・じ~、父ちゃん帰ったぞぉー」
「竜児ぃ、上にいるの?」
あ!竜児の両親が帰ってきたようだ。目が覚めた。
トコトコと階段を駆け上ってくるのは竜児の妹。
「兄ちゃん、父ちゃんが呼んでるよー」

「あー、ち、ちょっと待ってって言って!すぐ行く」
竜児と私は慌てて脱いだものを身に着け、お互い大丈夫か確認してリビングに下りていった。

「父ちゃん母ちゃん、明けましておめでとうございます。」
「おじちゃんおばちゃん、明けましておめでとうございます。
お留守にお邪魔しちゃってすみません。


355:待った名無しさん
06/10/19 20:11:05
「コラ竜児、嫁入り前の娘さんを連れ込むとは何事だぁ?まさかお前○○ちゃんにヘンな事してないだろうな?」
あらら~、おじちゃん酔っちゃて。。。
「ち、ち、違うってば。二人で紅白見てたら寝ちゃったんだよ!なっ!?」慌てて私に同意を求める竜児
「そうです、最後まで見ないうちに寝ちゃって・・・」

「てゆーかぁ、兄ちゃんの部屋テレビないじゃん!」
うわー!竜児の妹の鋭いツッコミに黙ってしまう私たち。

まずいよ、この沈黙。あ!私は閃いた。大したことないけど・・・
「ああ、あのラジオです。ラジオで聴いてたんですよ」

「ほらお父ちゃんったら、ヘンな事言うものじゃないわよ。竜児も○○ちゃんも大人なんだし、
それにお正月から大声出さないの。この酔っ払い!」と竜児の母
今にして思えば、竜児の母はもしかして私たちの間に起こった事、気づいていたのかもしれない。
でも、機転を利かせてくれたのだろう。
竜児も調子に乗って加勢する。
「そうだよ父ちゃん、父ちゃんはこれから”関取の親父”なんだから、
酒もほどほどにしてくれよ」
「はぁ~、この俺が”関取の親父”かぁ~。。。いやぁ、嬉しいなぁ!!」
竜児の父は途端にご機嫌になってしまった。


356:待った名無しさん
06/10/19 20:12:35
「そうだ!今から杉野森家の新年会だぞ。○○ちゃんも一杯やってきなさい。
まぁ、うちの母ちゃんのおせちだから期待しないでくれな」
「え、でも折角の久々の一家団欒なのに、私、これで失礼します」
「○○ちゃん、いいじゃないの。うちのお父ちゃんとあんたのお父ちゃんは大親友で、
竜児とあんたも兄妹も同様なんだし」
「そうだよ。お前のおばちゃんには俺が電話しておくよ」
さっと携帯電話を取り出す竜児。
「・・・もしもし、竜児です。明けましておめでとうございます。・・・で、必ず俺がお送りしますから。じゃあ」

私が右往左往している間に、杉野森家の新年会に参加することになってしまった。

「そうだ、清也がお前に紋付袴誂えて持たせたって言ってたぞ。ちょっと父ちゃんに見せてくれよ」
清也とは、竜児の父の従兄弟で、竜児の師匠でもある元横綱旭富士の安治川親方だ。
「あー、そうだね。じゃあ俺着替えてくるよ」
「あ!○○ちゃんもせっかくだから着物着なさいよ。私と丁度背格好同じだし、ホラホラこっち来て」
竜児の母に和室に連れて行かれた。
「これは私がお嫁入りのときに持たせてもらった一番のお気に入りよ、あーら、よく似合うこと」
竜児の母の前で下着姿になるのは、正直とても恥ずかしかった。
だって、数時間前に竜児に抱かれて娘から女になったばかりなんだもの・・・
それをおばちゃんに気取られやしてないかと、話も上の空だった。



357:待った名無しさん
06/10/19 20:14:43
「はい、出来上がり。鏡で見てごらん」
「ありがとう、おばちゃん、あっ!」
そこには、今まで見たことのない私がいて、驚いてしまった。

先ほどのリビングに戻ると、丁度紋付袴に着替えたばかりの竜児と鉢合わせた。
「わーーーーーっ!」「うおーーーーっ!」同時に、お互いの姿に声をあげてしまった。

「お前、”わーーーっ”ってどういう意味だよ?」
「え、それはその・・・だから、すごく似合って、・・・格好いいってことよ。ね、おばちゃん?」
そう言って竜児の母を見ると、口元に手をやって、目に涙を一杯にしている。
「竜児がこんな立派になるなんて・・・あ、おばちゃんお屠蘇の準備しなくちゃ」
涙を拭って、決まり悪そうに竜児の母は台所に消えて行った。

「よかったね竜児、おばちゃん、あんなに喜んで」
「うん、そうだな」
ところで、竜児の”うおーーーっ”はどういう意味だったの?」
「うん、だからその・・・すごくきれいだよ」
「やだ、恥ずかしいよ竜児・・・」私は竜児の顔をまともに見れなくなってしまった。
竜児の母が、私たちの和服姿の写真を撮ってくれた。



358:待った名無しさん
06/10/19 20:18:52
杉野森家での新年会のあと、竜児に誘われた。
「せっかくだからこの格好で初詣行かないか?」「うん」
二人で歩いて、深浦の神社に行った。
ここでも竜児は初詣客の注目の的だった。沢山の人に写真や握手を求められていた。

酔ったおじさんが私たちをからかう。
「おっ、安美錦関、彼女を連れて故郷に凱旋とはニクいねぇ~」
「あ、違います!私は妹です。」咄嗟に、私は答えた。

帰り道、竜児が私の手を繋ぎながら言った。
「ごめんな、"妹"だなんてお前に言わせて。もっと出世して、堂々とお前を連れて歩けるようにするからな」
「いいのよ竜児、こうやって二人で初詣できるなんて、私それだけで幸せなんだから」
「お前はやさしいな」
「竜児だって、やさしいよ」
「そうかな~、アハハ」「アハハ」

それが、2000年の私の元旦だった。



359:待った名無しさん
06/10/19 20:20:35
1月2日の竜児は、また深浦の新年の催しに朝から晩まで引っ張りだこだった。
夜、また二人になれたので、今度は私の家で、もう一度結ばれた。
今度は、最初のときよりも、何と言うか、お互いリラックスして出来た・・・と思う。

「明日、朝イチの便で帰るよ」
「そっか、もうすぐ初場所だもんね。あ!ねぇ私、空港まで送ってもいい?」
「いいけど、車あるの?」
信金での顧客回りの必要性から免許だけは持っていた私は、友達に車を貸してもらうことにした。

1月3日早朝、私の運転で空港に向かった。
フライトまで時間があったので、コーヒーショップに入った。

「初場所は、竜児の取組みがNHKで見れるかな?」
「うーん、でもまだ下のほうだから、運がよければね。」
「15日間取るんだよね」
「そうなんだよ~、どんな感じなんだろうなぁ・・・」
「でも、どっちかというとやっぱり楽しみでしょ?」
「そりゃあね」

「そろそろ、時間だね」「そうだね」



360:待った名無しさん
06/10/19 20:21:38
搭乗口に向かう竜児。
「竜児、じゃぁ・・・ねっ。」

”頑張ってね”なんて、とても私には言えない。だって、竜児は十分頑張ってるんだもん。

「お前も、・・・・なっ。 あ、これお前に。帰ったら見てくれ」
書類の入った袋と小さな紙袋を渡された。
「なあにコレ?」「まぁ、とにかく帰ったら見てくれ」

竜児が搭乗口に消えると、私はデッキに上り、竜児を乗せた飛行機を見送ることにした。
滑走路を加速して行く小型飛行機。前輪がフワッと浮き上がったと思うと後輪も浮き上がり、
飛行機は青空の彼方へ消えていった。
「竜児、行ってらっしゃい」

ふとさっき渡されたものを思い出した。
帰ってからと言われたけど、気になる。
ベンチに座り、中を見てみることにした。
書類袋を開けると、手紙となにやらパンフレットが10冊ほど入っていた。



361:待った名無しさん
06/10/19 20:22:55
【竜児の手紙】

「今年の正月は、お前と過ごせて俺本当に幸せだった。
出来たらずっとお前といたいと思ったけど、相撲があるから帰るよ。またすぐ、帰ってくるからな。

3年で関取っていうお前との約束は一応果たせた訳だけど、
俺にはまだまだ夢がある。十両を少しでも早く通過して幕内へ、そして更に上へ上へ、俺は昇っていきたい。
だからこれからも死ぬ物狂いで稽古をするつもりだ。
お前をちゃんと迎えにいけるのはまだ先になってしまうけど、
どうか待っていて欲しい。

ところで、お前は自分の夢についてどう思ってるのかな?
信金で活躍してることは親父に聞いたよ。
でも、お前の本当の夢がそれじゃない事を俺は知っているから・・・
家の方も落ち着いた今、もう一度夢に向かって歩き出す気はないか?
おかみさんに頼んで、東京で評判のいい美容専門学校の資料を集めてもらった。
まだまだ長いお前の人生だから、慌てることはないよ。
でも一度ゆっくり考えてみて欲しい。

今度はお前が夢を叶える姿を、俺は見たいんだ。
(ついでに、お前が東京に来てくれたら俺はすごく嬉しいけどな!)

それからもう一つは携帯電話。俺のと色違いだよ。
メモリーに俺の番号を入れておいた。これからはいつでも掛けてくてくれ。俺も掛けるから。
話せないときは、メールを送ってくれ。どんな小さな事でもいいんだ。
お前が側にいる気がして、俺、頑張れるから。

母ちゃんが撮った俺たちの正月の写真も入れておいたから。

じゃあな、竜児」



362:待った名無しさん
06/10/19 20:24:17
小さな箱を開けると、 パステルピンクの携帯電話が入っていた。
今まで家計が苦しかったから、高校生でも持っている携帯を、私は持っていなかったのだ。
それから美容学校のパンフレット。私はそれを見た瞬間、美容師に憧れていた高校時代のあの情熱が
フラッシュバックした。ヘア、メイク、着付け、ネイル、アロマ・・・
”やってみたい、一生懸命勉強して美容師になりたい!”

確かに竜児の言うとおり、私は美容師への夢を捨てきれずにいた。
ただ目の前の苦しい家計の為だけに、身を粉にして信金で働いてきたのだ。
信金では、成績優秀で時々賞を貰ったりもしたけれど、
でもそれは・・・正直、私の望む生き方ではなかった。
家もひと段落ついた今、本当に竜児の言うとおりいい機会なのかも知れない。

竜児のお陰で、また夢に向かって歩きたい!そんな気持ちが湧き上がってきた。
私が東京の一流専門学校に通う?そして一流の美容師になる!?
一度は諦めた道だけに、夢みたいな気持ちがした。
何かこう、閉ざされていた未来がパーっと開けたような爽快な気持ちで、
私は今一度、青森の快晴の空を見上げ、竜児を思った。
竜児のこぼれるような優しい笑顔が空いっぱいに浮かんだ。

そして和服姿の竜児と私の写真。こんな幸せなお正月を、私は一生忘れない。

「竜児、ありがとう。こんなにも私のことを。好きだよ、大好きだよ、ありがとう竜児・・・」

あみタンストーリー“青森純情編” -完-



363:待った名無しさん
06/10/20 06:17:15
>>353-362 乙です!もう体調は大丈夫なのかな。
おー、青森の快晴の空のようなさわやかな終わり方で嬉しい!
6年経ったいま、「私」は東京に出てきたのかな。(→妄想だってば)

ああ「私」になりたい…

364:待った名無しさん
06/10/23 11:49:59
お時間の空いた時に、例の『ホスト物』続編のアップを宜しくです♪
大好きなんですよ(笑)

(*^ω^)ノ

365:待った名無しさん
06/10/24 01:42:28
朝青 龍人
がんがれ!

366:待った名無しさん
06/10/24 20:05:52
>>364-365 ありがとうございます。
みつき(啓司)をネタに何か書いてみたくて軽い気持ちで書き出したのですが、
脇役陣なども登場させてみたら、なんだか我ながら面白くなって
サイドストーリーの構想がどんどん膨らんでしまって・・・
少々混乱しています。
だからなかなか書けなくてスミマセン。
思いついた方、どうぞ書いて下さってイイですよ!
あ、ちなみに「朝青 龍人」じゃなくて、「龍青 朝人」ね!ちょっとひねってありま~す☆

今は、カズコ(太木カズコ)のほかにマキコ(外館マキコ)なども登場させようかなー、とか
店の歴史に燦然と名を残した伝説のホストとして
大鵬、千代の富士、貴乃花、個人的に好きな北の富士、
そして店長はやっぱり北の湖?などと色々考えております。
それより何より、このホストの店名で何かピタッとくるいいのないかしら?

そうだ!皆さん、大鵬~北の湖、そして店名を考えて下さいませんか?
一人だけでも構いませんので。
ルールとしては、本名と四股名のミックスでちょこっといじり可ってところです。
よろしくお願いしまーーーーす!

《ちょっとおさらい、前スレより》
店でトップを張り続けるのは、龍青 朝人(りゅうせい あさと)
龍青には、カズコという謎の大金持ちがついていて、来れば百万単位で金を落としていく。当然、現金だ。
龍青の下でダンゴ状態になっているホストは・・・
ヤンキー上がりの海  龍二(うみ りゅうじ)、21歳の翔(しょう)、
父も元ホストという東 大裕(ひがし だいすけ)、
長身でハーフのステファン勝紀(すてふぁん かつのり)、
明大を中退してこの世界に入った雅人(まさと)、そして日大出身のエリート、啓司だ。
ひろゆき?そんなホストはいません。隣のホモバーにならいるけど・・・

367:待った名無しさん
06/10/24 23:14:48
>>366ですけど、千代の富士は「ウルフ貢」にしました。どう?
北の富士さんはシンプルに「勝昭」かなぁ・・・

店名はさっぱり浮かびません。ん~、何かないかな?

368:待った名無しさん
06/10/25 21:28:00
クラブ高砂。でどうですか?

369:待った名無しさん
06/10/27 02:13:09
ひろゆきいないんだったらつまんな~い!

370:待った名無しさん
06/10/27 02:17:15
枕の得意な安馬もホストの仲間に入れて欲しいです。

371:待った名無しさん
06/10/27 18:06:43
>>369
うぜえ
こんなとこまでに出張してくんじゃねーよ。

372:待った名無しさん
06/10/28 13:45:58
>>366です。>>368さんナイスな命名!古式ゆかしい感じが歴史ある大相撲にピッタリ!
店名は「クラブ高砂」に決定!

あと、店長の北の湖ですけど、「北ノ 湖人(きたの うみと)」、
北の富士さんは見たまんま「ダンディー勝昭」
でどうかな?
で、大鵬さんは、「鵬 大(おおとり だい)」と貴乃花は「花 光司」
なんてどうかな?
でも皆さんのアイデアお待ちしています。よろしくね。

安馬は最近台頭してきた血気盛んな新人ってことで入店OK!
>>370さん、源氏名はあなたにお任せしまーす☆

373:待った名無しさん
06/10/30 21:11:15
豊魔性のスレにちとエロい物語が書かれてたよ。

374:待った名無しさん
06/10/30 21:20:13
>>372さん
368です。いいんですか!?クラブ高砂で!
高砂部屋から取ったんですが・・。

375:待った名無しさん
06/10/30 21:28:19
ところで質問です!小説中では恋愛しまくりの力士ですが
幕下の力士って付け人の仕事とかに忙しくて恋愛するヒマもないんじゃないですか・・?
ちょっと気になったんです! スケジュールが大変なんじゃないかと・・・。
ご存知でしたらどなたか教えて!

376:待った名無しさん
06/10/30 21:44:02
は?関取の方がよっぽど忙しいだろwww
夜の付き合いもあるんだから
タニマチって知ってる?
昇進すれば挨拶に行かなきゃならんし、
相手からの呼出しもあるんだよw


まだ谷町とかが少ない三段目くらいまでだな
恋愛に自由がきくのは

377:待った名無しさん
06/10/30 21:59:38
>>375です。
ありがとう。でも幕下は?? 幕下にもタニマチっているの??
幕下は遅くまで大変なんじゃないの?関取の夜のつきあいにも
付き合ったりして・・。ちがうの?

378:待った名無しさん
06/10/30 22:18:23
あのね、タニマチってのは下の頃から付くのも居るの
上に行けば行くほど増えてくの


まず第一に、取的全員が付け人やってる訳じゃないし
タニマチに食事をゴチになるのに付け人連れてくのは
シチュエーションによっては失礼だろ

付け人やってたとしても、すぐ部屋に戻れるように
近場で遊んでいればいいしな

お泊りセット(まわしやタオル入り)持って、
朝、直接稽古場に行く奴多いよ

379:待った名無しさん
06/10/30 22:33:32
外泊禁止の部屋もあるじゃない?
大部屋のほうがそういうの厳しいんじゃ・・・?

380:待った名無しさん
06/10/31 08:15:51
基本はどこも外泊禁止だろ、多分な

だから親方の目を盗んで、バレないようにやってるんじゃんw






夜中に帰る方が、雪駄の音でバレそうな気がするっつーの

381:待った名無しさん
06/10/31 21:05:01
どうやってもバレそうな気がする・・・。
ある部屋は10時過ぎるとオートロック掛かって出入りできなくなるって
聞いた・・・。
その部屋はあんまり大きくない部屋だけど、、逆に小さい部屋の方が
そういうの厳しかったり? 幕下以下の恋愛事情もっと知りたい。。

382:待った名無しさん
06/10/31 21:11:06
とりあえず両国では深夜だろうと明け方だろうと
大勢でないにしろ力士さんたちが普通に
コンビニで立ち読みしたりしてますが

383:待った名無しさん
06/10/31 21:11:27
三段目以下はともかく 幕下になると
結構忙しいんですね。。
知りませんでした??

384:待った名無しさん
06/10/31 21:13:32
両国って行ったことないな~
深夜に立ち読みしてる力士ってまさか関取じゃないよね・・。
堂々と女性連れの力士もいませんでしたか??

385:待った名無しさん
06/10/31 21:20:55
関取はめったに見ませんがまだ顔も知れてない人たちは
普通にデートっぽく二人で歩いたりしてますよ
ここの板の方たちにはデートくらい当たり前だろと言われそうだ…
両国じゃなくても部屋のある町なら頻繁に見るわけではなくても
すごくめずらしくもない光景ですよ
お相撲を最近好きになった方ですか?

386:待った名無しさん
06/10/31 21:22:08
うーん2年くらい前からです。
幕下さんって恋愛する時間あるんですか?
今は九州行ってるし しょっちゅう日本中回ってるし・・。

387:待った名無しさん
06/10/31 21:26:25
と、いうのもいちおう彼が力士だからなんです。。関取じゃないですよ!
知り合って間もないけど。。
でも巡業だ福岡入りだで忙しそうなんです。。


388:待った名無しさん
06/10/31 21:32:59
本人がする気なら恋愛できますよ
仕事が忙しいのは社会人なら当たり前みたいなもんですから
部屋のある街の雑貨屋さんで働く私の友人は
知らない若すぎ力士にいきなりつきあってと言われて
浴衣生地をプレゼントされました
若くてお金もなくてそれが思いつく限りの贈り物だったとしたら
健気な気持ちですよね

389:待った名無しさん
06/10/31 21:34:34
ふーんそうなんですか!
微笑ましい!!
日本人じゃないんです。彼は。


390:待った名無しさん
06/10/31 21:36:36
>>387
なんだ、ではあなたの方が詳しいでしょうw
たいへんでしょうががんばれとしか言えないw

391:待った名無しさん
06/10/31 21:39:54
恋愛相談してしまって御免なさい!頑張りますよ!
でも力士に恋する女の子だったら気持ちがわかってくれると思って・・!
彼氏といってもまだ知り合ったばかりで
相撲界に私もあまりくわしくないので・・

392:待った名無しさん
06/10/31 21:40:52
>>389
もしあなたが今はまじめに好きな人ならもうお話しちゃだめですよ
外国の下位力士というだけでずいぶんしぼられちゃう
ネットは危険だからお友達とだけメールでお話した方がいいですよ

393:待った名無しさん
06/10/31 21:45:39
ほんとうは2年くらい経つんですが知り合ってから・・
もう潮時なのかなあ・・。
わかりました。すみません。

394:待った名無しさん
06/10/31 21:47:50
中田氏されるってどんな感じ?

395:待った名無しさん
06/10/31 21:47:57
ほんとうは無名の力士です。
高校のときに告られて・・。
すぐ両国にいっちゃったんです・・。
なんだかまだ序二段なんです。。 これ以上はいわない方がいいですね!


396:待った名無しさん
06/10/31 21:49:29
序二段が彼氏って微妙で友達に相談できづらいんです!
つい相談しちゃってごめんなさい・・。

397:待った名無しさん
06/10/31 21:59:41
妄想乙www










キモいよマジで

398:待った名無しさん
06/10/31 22:12:13
真実は神のみぞ知る。

399:待った名無しさん
06/10/31 22:13:24
>>396
本気で好きスレにも書き込んでるよな
おまい、おとめか?
誰も相手してくれないからってコッチ来んなよ

400:待った名無しさん
06/10/31 22:22:34
>>396
しあわせにねー その彼氏とでも
その彼氏とじゃなくなっちゃったとしても

401:待った名無しさん
06/10/31 22:22:56
400

402:待った名無しさん
06/10/31 22:28:17
スレ伸びてるから作家さんが来てるのかと思ったけど違ったのね。

403:待った名無しさん
06/10/31 23:08:13
作家です。今ホストものの構想練ってるから気長にお待ちくださいね。

404:370
06/11/01 01:53:50
作家さん、乙デス!
枕の上手なホストの源氏名考えてるんすけど、
気の利いたのが思い浮かばないっス…
イメージとしては「いぼいぼ」w
おまかせします。
応援してます!
創作活動、頑張ってください!

405:待った名無しさん
06/11/01 10:53:33
>>404 えー!!「いぼいぼ」はカワイソウですよ~  
    自分も考えたんですが、(次のネタで登場してもらう予定)
    「Kohei」っていうのはどう?シンプルに公平からとって。
    「アマ」じゃホストっぽくないし。どう? 

406:待った名無しさん
06/11/02 00:09:02
koheiなら、ko-heyはどうでしょう。

407:待った名無しさん
06/11/02 01:48:56
「アマP」で。

408:待った名無しさん
06/11/02 20:55:59
ホスト作家です。そうですね、Ko-heyミュージシャンみたいでいいですね。
採用させていただきます。で、第2の愛称が「アマP」で、こう呼ぶと本人は恥ずかしがっちゃう
という設定でいきましょう。

それから・・・店名なんですけど、やっぱちょっと「高砂」だとまんまかなぁって思って、

”ホワイトスター”に倣って”ゴールドスター”っちゅうのはどうですかね?
ホストたちが金星(ナンバーワンだったり名誉だったり、それは人それぞれという事で・・)
を目指している場所という意味合いです。

いかがなもんでしょ?

409:406
06/11/03 00:46:28
わーい!!採用だぁ。
ko-heyさんのいるグループ好きなんです。
だから、なんかとてもうれしいです♪

店名『ゴールドスター』いいですね。
楽しみにまってますネ。



410:待った名無しさん
06/11/03 10:21:01
それよりホワイトスターの続編きぼん

411:370
06/11/04 02:05:24
ko-hey!
イイ!
ゴールドスター商売繁盛!

412:待った名無しさん
06/11/04 12:43:23
>>410 とりあえず伏線張っときます。

それは九州場所を間近に控えた10月のある日の巡業地でのこと・・・

支度部屋で無敵の横綱朝青龍が”署名運動”を始めた。
安馬はその姿を見て心配になった。
「横綱、またモンゴル巡業開催の署名集め始めたのか・・・同じモンゴル出身として気持ちは分かるけど
また理事長に注意されてしまうではないか。
せっかく”品格も備わってきた”と言われ始めたのに、
また一騒動起こしたらお客さんががっかりしてしまうではないか!」
お客さんに喜んでもらえるのをポリシーにしている安馬は気が気ではなかった。

安馬の心配をよそに力士たちはどんどん署名をしていく。
「なんなんだみんな!相手が横綱だからって気を遣うことはないのに!」

積極的に署名集めを手伝っているのは、朝赤龍、そしてなぜか白露山だ。
隅で煙草を吸っていた安馬のところに、朝赤龍がしずしずと近づいてきた。
(ああ、ダシまで・・・ダシ、目を覚ませよ!)

「アマも署名してよ」
「ダメだよ、また理事長に怒られてマスコミにばれて、お客さんが悲しむじゃないか!」
安馬は真剣だった。



413:待った名無しさん
06/11/04 12:46:17
朝赤龍は拍子抜けしたような表情を浮かべて答えた。
「は?どうしたの内容も見ないうちにさぁ」
「モンゴル巡業はそりゃ俺もしたいけど、こんな勝手が許されるわけないだろ!」
「へ?違うよ。よく見ろよ。親方たちの署名もどんどん集まってるんだぜ」
「・・・?」

安馬は差し出された紙に目を落とした

『ホワイトスター御中 
 中州店開店に関する要請署名

我々日本相撲協会に所属する力士は、11月における貴店の中洲出店を強く希望します。

力士会代表 横綱 朝青龍 明徳』

安馬の表情が一変した。
「なんだよー、ダシ!こういうことならなんで俺に最初に言わないんだよ~!
ねぇまだ署名してない人誰?俺貰って来るからさ!!」
「うん、あとはカロヤンとダヴァくらいかな。あの二人何の店か分かってなくってさ。」
「よぉーーーーし!俺に任せとけ!」
準備運動もそこそこに、両大関の元へ向かう安馬だった・・・

(注:ホワイトスターは地方場所開催の3、7、11月は閑散期の為閉店です)

414:待った名無しさん
06/11/04 13:00:27
地方巡業もはねた夜、朝青龍は北の湖理事長に呼び出された。
北の湖は封書を差し出して言った。
「あー、今回の署名だが、全親方の分がここに入っている。
それから・・・君の書いた書面だが、一言書き加えていいだろうか?」
朝青龍は満面の笑みで封書を受け取った。(書き加える?はて何だろう?)
「はい、どうぞ」朝青龍は署名の表紙を北の湖に差し出した。

北の湖は毛筆にタップリ墨汁を含ませると、朝青龍の名前の下にこう書いた。

『日本相撲協会としても、貴店の11月中州出店を強く希望します。
財団法人日本相撲協会 理事長 北の湖 敏満』

「おおお、ごっちゃんです!」朝青龍は力強く書かれた北の湖の毛筆に鼓動が高鳴った。
朝青龍は深々とお辞儀をして理事長の部屋を辞した。

そして東京に帰ると、朝赤龍、安馬、白露山を従えて直々にホワイトスターを訪れ、
分厚い書面を店長に手渡したのだった。。。

415:待った名無しさん
06/11/04 23:54:38
>>412-414
ホワイトスター派(?)の私としては嬉しい伏線。乙です!
しかしわざわざ毛筆で署名するかね理事長wwwwwwwww

416:待った名無しさん
06/11/05 01:02:34
>>404 リクエストにお応えできるか!?

9月のある日、私は啓司とイタリアンで遅めの昼食を取って”ゴールドスター”にやってきた。
いわゆる、同伴だ。
あの時手にした大金はまだ使っておらず、カズコを泳がせているけど、「今に見ていろ」だ。

ん?今日のゴールドスターは何か雰囲気が違う。
まず、レッドカーペットが敷かれており、新米ホストが客の手荷物検査をしているではないか。
売り出し中の新米ホスト、錣山洋介が近づいてくる。
洋介は前職がガードマンらしく、何だか板についている。
「洋介、今日は何なの?」
「スミマセン、僕の口からは・・はい、OKです。どうぞ」
深々とお辞儀をする洋介。なんだか、擦れてない感じがカワイイ。

417:待った名無しさん
06/11/05 01:05:35
店に入ると、まだ客は少なく、啓司、そして啓司の弟分であるステファン勝紀を両脇に
軽くシャンパンで乾杯をした。
勝紀は、去年の今頃は龍青 朝人を追い抜いてあわやナンバーワンになろうかという勢いだったが、
今年になってからは少し低迷している。
「今度ハガンバルヨ!」たどたどしい日本語が女性客を夢中にさせる。
そこへ、新顔のホストがやってきた。
「ご一緒しても宜しいでしょうか?」「いいわよ」
名刺を差し出しながら「始めまして、ko-heyと言います。よろしくお願いします」
見ると、ニキビ跡のある顔に細い体。少年のようだ。
「へぇ~、いくつ?」「22です。」
「あの、俺、お客さんに喜んでもらえるよう、精一杯サービスしますから、どうぞご贔屓にお願いします!!」
うん、なかなか清清しい青年じゃないの。それにこのキラキラした眼差し。
啓司にはこの”やる気”がどうも欠けてるのよねぇ~、なんとか奮起して貰いたいわ。

でも私はやっぱり啓司がだぁ~い好き!!


418:待った名無しさん
06/11/05 01:07:07

店も賑い出した頃、店内の空気が変わった。
滅多に顔を出さない店長の北ノ湖人、ウルフ貢、その他経営陣が紋付袴で玄関へ向かっている。何ごと?

そして・・・40~50代の男女に手を引かれた年端もいかない少女が店内に入ってきた。
ピンクのパフスリーブのワンピース、何とも言えない気品の漂う少女だ。
ホストも客も皆立ち上がり、笑顔で少女に手を振っている。
ん? "アイコさま"?皆がそう呼んでいる。
「アレ誰?」啓司に聞いてみた。
「さるやんごとなきお方だよ」
「ふーん」
昼間OL、休みはAV女優と多忙の私は世事に疎いのだ。

少女とその両親(おそらく)は、今までカズコさえ座ったことのない貴賓席に腰を下ろした。
店内の様子が一望できる最高のプレミアムシートだ。

419:待った名無しさん
06/11/05 01:08:16
しばらく飲んでいると、啓司の弟分、菊次がやって来た。
「啓司さん、店長がお呼びです。貴賓室へ」
「エ!俺!?・・・あーちょっと、ゴメンね」
啓司は行ってしまった。
「ねぇ、今月どうなの?」ステファン勝紀に聞いてみた。
「今月ハ、Ko-heyガ頑張ッテルネ。今龍青サンとナンバーワン争いネ!」
「へぇ~、Ko-hey君すごいじゃない」
「アイツ、”オ客サン喜バセタイ!”一日百回言ッテル。マルデ念仏!」

啓司が帰ってきた。額に汗をにじませている。
ステファン勝紀が聞く「啓司サン、顔アオイ!」「どうしたのよ、啓司?」
「はぁ~~~、信じられないよ。ビックリだよ」
「だから何が?」
「さっきの貴賓室のやんごとなきお嬢様、アイコ様が、俺の事気に入ってくれたって・・・
 朝青さんじゃなくて、この俺を!」

正直な女心として、啓司を取られてしまうのでは?という危惧がなかったと言えば嘘になるが、
それでも啓司に新しい客、それもお金のありそうな客が付くのはいい事だ。

「良かったね、啓司!ホラ汗拭いて。そうだ!ねーぇ、アフター付き合って。お祝いしよっ」
「ああ、いいよ」

いい感じだ。このままでは、啓司と店だけの関係でなくそれ以上の・・・
つまり男女としてもっと近づける日も遠くなさそう☆

私の胸は高鳴った。

(今日はここまで)

420:待った名無しさん
06/11/05 02:46:55
作家さん、乙です!
愛子タソの登場ときましたかw
オモロイ!
当方、念仏ko-hey!のファンです!
NO.1祈願!

421:待った名無しさん
06/11/05 10:29:16
>>416-419 乙です!
すげー…ご両親同伴で登場とはwwwww

422:待った名無しさん
06/11/05 12:24:03
ネ申
今ここに大降臨

423:待った名無しさん
06/11/06 00:10:15
ホワイトスター、そういうヲチだったか!
何故か白露山~の理由が最後にあるとは、してやられたwww



中洲店オープンしたら、佑太くん兄来店話もヨロ!
もちろん公平タン続編もね

424:待った名無しさん
06/11/06 00:19:33
連投スマソ

ゴールドスター作家さんも毎度乙!
個人的にはホストものよりシリアス路線の作品の方が好きかな
でも弟分が幅広くなった分、面白くなりそうw
つーか安馬はドルジ派にして、反ドルジに寝返った白鵬とは昔からの親友だから
いろんなシチュに繋げられそうだね


個人的には翔タン,勝さんご登場&ドルジ意外な側面なんかが盛り込まれると最高

425:待った名無しさん
06/11/06 00:34:05
作家さん、乙です!
白いスーツで「リスト」を奏でる隆乃若きぼん!

426:待った名無しさん
06/11/06 01:05:42
>>423-424 わー、そんな高い要求しないでぇ~(汗)
でも、自分の作品を楽しんでもらえるなんて嬉しい悲鳴ですけど☆

シリアス路線って、最初の「ブサイクな相撲取りとのAV撮影、そして堕落していく私」の話ですか?
はじめホストものはそういうシリアス路線で考えてたんですけど、
そうなるとちょっとアタマ使うんで・・・(ゴメン)、
あとエロ描写もきわどい感じになっちゃうから
苦手な人もいるみたいで、あと結末をどうするか、大きな構想を練らないといけないですし・・・
いつの日か結末が書けたら、と思ってますが今はお気軽なモノでお楽しみくださーい。

ま、気長にお付き合いくださいね、ヨロシク!



427:待った名無しさん
06/11/06 01:44:13
>>425
隆乃若、登場させてほしいですよね(`∀´)
美形すぎるが故に近寄りがたい雰囲気がありますし…

428:待った名無しさん
06/11/06 08:59:48
423-424です
読んでる方はつい好き勝手なリクエストをしてしまいますが、
そんなに気にしなくて大丈夫ですよ
ネタになれば程度で書いてますから


シリアスもの=安美タン、クソーフものの事でした
エロ描写は苦手なんでw
って、ゴールドスター作家さん=安美タン作家さんであってますよね?

429:待った名無しさん
06/11/08 22:30:53
>>428 はい、安美タンもゴールドスターも恥ずかしながら自分が書かせていただきました。

   ・・・シリアスってそっちですか。(ホッ)
   てっきりエロ描写モノかと思って、張り切って書きそうになりましたよ!!!
   アレはアレで書いてて面白かったりするんですけどね~。想像力と経験(!?)をフル活用して。
   だってこのスレ「エッチしたい力士は?」ですもんね。
   
   では今夜は何もなくてすいません。
 
   
   

430:待った名無しさん
06/11/09 01:41:54
所属するすべての美しい泡姫が一同に並ぶ様は圧巻だ。
なにせホワイトスターは一流の中の一流店なのだから。

姫A「ねぇ、今日は何かしら?こんな突然に。10月の成績発表も終わったのに」
姫B「うーん、分かんない。それにしてもまたクルミ姐さんダントツナンバーワンだったわねー」

するとそこへ現れたのは、ホワイトスターの経営者である憲子、そして景子だ。
(普段二人は店には顔を出さず、雇いの店長、マネージャー、”ものいい”の男4人衆を置いている)
少し説明すると、憲子はホワイトスターのナンバーワンだった元泡姫だ。
そして憲子を贔屓にしていた関取は伝説の大関になった。
その元大関は残念ながら昨年亡くなってしまったようだが。
そして景子。キャリアウーマンの職を投げ打ってこの世界に入り、
これまた贔屓にしていた関取は何と平成の大横綱と呼ばれるほど出世した。

憲子「今日集まってもらったのは、11月にホワイトスター中洲店を出店することが決定したからなの」
景子「本来11月店は休みだけど、日本相撲協会と力士会から強い出店要請の署名がホラ、こんなに」
泡姫達は景子が差し出した分厚い書類に目が点になった。
憲子「それで急な話なんだけど、場所前から開店して欲しいとの事だから、明後日新幹線で福岡に出発する予定よ」

姫達「エーーーっ!」
憲子「店の方は先発隊がもう行って準備してるから、あとはみんなの中から希望者を募りたいの」
景子「協会と力士会からの強いリクエストで、クルミ、エレナ、ひかるは決定よ」
クルミ「あたし昔中洲に居た事からあるから、分からない事があったら何でも教えてあげるわよ」
エレナ・ひかる「本場の博多ラーメンが食べたいわ」

憲子「で、何せ急な話だし、ギャラは弾むわよ」
景子が右手の指でである数字を表すと、姫達の中からどよめきが起こった。


431:待った名無しさん
06/11/09 01:43:33
ごめんなさい、>>430で最初の一行を貼り忘れました。
では・・・

11月に入ってすぐのある日、「ホワイトスター緊急ミィーティング」が行われた。
所属するすべての美しい泡姫が一同に並ぶ様は圧巻だ。
なにせホワイトスターは一流の中の一流店なのだから。

姫A「ねぇ、今日は何かしら?こんな突然に。10月の成績発表も終わったのに」
姫B「うーん、分かんない。それにしてもまたクルミ姐さんダントツナンバーワンだったわねー」

するとそこへ現れたのは、ホワイトスターの経営者である憲子、そして景子だ。
(普段二人は店には顔を出さず、雇いの店長、マネージャー、”ものいい”の男4人衆を置いている)
少し説明すると、憲子はホワイトスターのナンバーワンだった元泡姫だ。
そして憲子を贔屓にしていた関取は伝説の大関になった。
その元大関は残念ながら昨年亡くなってしまったようだが。
そして景子。キャリアウーマンの職を投げ打ってこの世界に入り、
これまた贔屓にしていた関取は何と平成の大横綱と呼ばれるほど出世した。

憲子「今日集まってもらったのは、11月にホワイトスター中洲店を出店することが決定したからなの」
景子「本来11月店は休みだけど、日本相撲協会と力士会から強い出店要請の署名がホラ、こんなに」
泡姫達は景子が差し出した分厚い書類に目が点になった。
憲子「それで急な話なんだけど、場所前から開店して欲しいとの事だから、明後日新幹線で福岡に出発する予定よ」

姫達「エーーーっ!」
憲子「店の方は先発隊がもう行って準備してるから、あとはみんなの中から希望者を募りたいの」
景子「協会と力士会からの強いリクエストで、クルミ、エレナ、ひかるは決定よ」
クルミ「あたし昔中洲に居た事からあるから、分からない事があったら何でも教えてあげるわよ」
エレナ・ひかる「本場の博多ラーメンが食べたいわ」

憲子「で、何せ急な話だし、ギャラは弾むわよ」
景子が右手の指でである数字を表すと、姫達の中からどよめきが起こった。

432:待った名無しさん
06/11/09 01:46:34
景子が示した巨額のギャラに、姫達の反応は・・・
姫C「し、信じられない!」
姫D「11月ココ休みだからあたし別の店に応募しちゃった。今から断って来る!」
姫E「やだー絶対行きたい。でもあたし昼間大学あるし無理。あ~悔しい!」

するとどよめきの中・・「はい!私行きます」立ち上がって挙手した姫が現れた。
新人のナオミだ。まだ固定客はないけど、一攫千金を狙って田舎から出てきた娘だ。
お金が要るのは、ちょっと込み入った事情があるらしい。

「私も、お願いします!」次は恭子だ。
恭子は大富豪の娘で、家にはお手伝いさんが何十人といて、城のような家に住んでいるらしい。
それなのになぜ泡姫をやっているかというと、それは何か目的があるらしい。

憲子「じゃあ、クルミ、エレナ、ひかる、ナオミ、それに恭子ね」
景子「今日決められないって子は、明日までに連絡してくれればいいわ」
憲子「じゃ、今日はご苦労様」

「あの~、ちょっとよろしいでしょうか?」恭子が小首をかしげながら小さく挙手した。
景子「恭子ちゃん何?」
恭子「福岡まででしたら、新幹線よりも飛行機のほうが早くて安いと思うのですが、何故でしょう?」
憲子「あら、分かってないわね。クルミ、教えてあげなさい」
クルミ「はい。あのね恭子、飛行機は”落ちる”とか”降下”とか、お相撲には縁起が悪いのよ。
   そんな見えないところまでお客様第一に考える、そこがホワイトスターがお相撲さんに愛される理由なのよ」
恭子「すご~い。よぉーく分かりましたぁ」
姫達「さすがクルミ姐さん!!」

さて皆さん、ホワイトスター中洲店の開店間近ですよ!


433:待った名無しさん
06/11/11 03:19:22
ホワイトスター中州店さん江

     祝☆開店    京唄子


434:待った名無しさん
06/11/12 10:39:51
今いろんなスレで話題のアイドルめ〇たんと八角力士の話キボンヌWWW

435:待った名無しさん
06/11/13 00:19:11
あげ

436:待った名無しさん
06/11/13 01:28:08
>>434
八角はブサ面ばかりだから却下
め○たんって誰?誰かの奥さん?彼女?

437:待った名無しさん
06/11/13 10:50:53
八角力士が好きな女でつWW

438:待った名無しさん
06/11/18 01:41:26
あげ

439:ホワイトスター中洲店
06/11/18 02:05:55
クルミ「ダシちゃん、いらっしゃい!」
ダシ「クルミちゃん!クルミちゃんのお陰で僕無敗の6連勝!!ありがと~チュッ☆」
クルミ「ダシちゃんすごいわね。クルミ、休憩室で見てたわよ。”ダシちゃーん”って応援しながらね」
ダシ「えー!嬉しいなぁ!!」
クルミ「じゃ、始める?」
ダシ「うん、明日も勝って勝ち越しにリーチかけたいから・・・えっと、オプションつけていい?」
クルミ「んもうっ、甘えん坊なんだからぁ。で、何がいい?」
ダシ「ひざまくら!」
クルミ「カワイイ人ねっ、うふっ」
・・・サービス開始・・・

【別の部屋】
ひかる「ユウタくん、いらっしゃい!」
ユウタ「ひかるちゃん!あーんもう僕ダメだよぉ、ため息が出ちゃう。」(ガックリ膝を落とすユウタ)
ひかる「お相撲の…成績のことよね?」
ユウタ「ウン。膝痛いし、もがけばもがくほど五里霧中だよ、ハァ…。負け越したら十両落ちだよ」
ひかる「(”ゴリ夢中”って何かしら?)うーん、ひかるにはここでお話聞いてあげることしかできないけど、
    せっかくだから楽しい時間にしましょうよ。ね?」
ユウタ「そうだね、ひかるちゃんゴメンね。そうそう、兄さんが小結でね、なかなかいい相撲取ってるんだよ!」
ひかる「へぇ~(またお兄さんの話か‥)」
ユウタ「明日は魁皇関とだけど、兄さんならもしかしてもしかするかも!!あ~楽しみだな!」
ひかる「ユウタ君は本当にお兄ちゃん思いね」
ひかる「兄さんが大関になる日はそう遠くないよ!来年は新大関、露鵬の誕生だよ!ヒャッホ~」(飛び跳ねるユウタ)
ひかる「(わわ、マジで飛び跳ねてる!!)そ、そう。すごいわね。じゃユウタ君も大関の弟として頑張らなきゃね」
ユウタ「そっか!!今は膝が悪いけど、早く治して頑張る。ひかるちゃんありがとう!!」
・・・サービス時間終了・・・
ユウタ「ひかるちゃん、今度兄さんと来るね!バイバイ」
ひかる「うん、待ってるね!(今日もお話だけだったわ…)」


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