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~ジェネシス~
この球技の起源は、現存するスポーツの中でも
きわめて謎に包まれているもののひとつで、
最も古い説としては中国で紀元前に描かれた壁画まで遡ることができる。
棍棒を持った足の大きな妖精が石礫を投げ合う
その姿から飛躍した当時の人々の想像力は、
やがて仙人たちの遊戯として着地し、
後にスポーツとして確立する事となる。
しかし、その後の閉鎖的な伝承のされ方により
スポーツと呼べるほどの広がりを見せず、
今では中国のごく一部の地域で、ひっそりと
語り継がれるだけど、いわゆる伝説の球技と化している。
資料が少ない為、詳細な道具やルールを
解説することもままならないが、アジア圏に
数人のプレイヤーが存在していることも確認されており、
この神秘的な球技の灯火が
再び点されることに期待が寄せられている。
明眠書房刊『なんちゃってスポーツ☆大百科』より