08/04/09 04:55:11 i6/9gGsl0
ニッカン
・Jに「アジア枠」 外国人「3」とは別に「1」 2年後目指し「検討グループ」 来月立ち上げ
Jリーグが、2010年からアジア連盟(AFC)加盟国の選手を外国人扱いから外す方針であることが8日、分かった。
現行の外国人3人枠のほかに、アジア枠1つを設けるもので、そのための検討グループを来月中に立ち上げる。
アジア全体の底上げを目的とするもので、韓国、中国なども賛同。
欧州のEU枠をイメージしたもので、最初は1人枠だけだが、将来的には人数制限も撤廃する。
Jリーグがアジアサッカー発展に大きな1歩を踏み出す。
アジアの選手のアジア各国リーグへの移籍自由化への第1歩となる「アジア枠」設置へ、
来月に「AFC枠検討グループ」を立ち上げる。
J事務局の人材育成グループを中心に、各クラブの強化責任者数人をメンバーに入れ、プロジェクトチームを結成する。
現行の3人まで認められているJリーグの外国人枠のほかに、アジア人枠1つを設け、2年後の実施を目指す。
J事務局の佐々木一樹常務理事は「AFC加盟国の選手に対し、
今の外国人枠とは別に登録できるようなシステムにしたい。 アジアサッカー全体の発展がJの発展にもつながる。
アジアの底上げは欧州、南米に追いつけ!追い越せ!にもつながる」と力説した。
既にJリーグのAFC枠構想を韓国も歓迎している。
Kリーグ金元東事務総長は「現実問題、アジアの選手が南米や欧州の選手と競合するのは難しい。
ライバル国同士で競争力も高まるし、活性化するのは間違いないわけだから、 アジア枠は必要不可欠かも。
中国も同じ意見だと聞いている」と後押しした。
ほかの国が賛同することで、日本のメリットにも広がる。
今まではJ1公式戦に出場できない若手は、出場機会を求めてJ2に移籍することが多かった。
しかし、レベルの高い韓国や中国、オーストラリアなどのトップリーグに移籍できる。
つまり若手のレベルアップにつながる。
より活性化すれば、ほかのアジア諸国はベテランの再挑戦の場として期待できる。
佐々木常務理事は「アジア枠は日本が世界トップレベルになるための1つの過程です」と話す。
日本がアジアの域を超え、世界に飛び出すため、まずはアジアを1つにする。