08/02/12 20:41:20
帰りの半分くらいまで来たところで一人が口を開いた。
『あーよく寝た』とオッサンが起きたのだ。
つーかあれだけぶち壊して寝てたのかよ！？
『寝づれーわ、何この車。最悪やな。』とサラッと火種を投入してくれた。
『何だとテメェ、文句あんなら降りろよ！』とＯがキレた。
車を見る限りＯが車好きなのは分かるからキレるのも分かる。
『何お前、運転手は帰りまでちゃんと送ってなんぼだろ？』と当然とばかりに言うオッサン。
『俺はお前の運転手じゃねーんだよ、デブ！降りろよ。』とハンドルを握るＯももはや止められない。
そのタイミングでわずかに進路変更したことに俺は気づいていた。
男たちＶＳオッサンの図式で怒鳴り合いは続いた。
どう考えても悪いのはオッサンだけに集中砲火になってきた。
するとオッサンは泣き出したが、誰も救いの手は出さなかった。
そして違う目的地に到着した。