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サッカー=英元代表選手、ヘディングが原因で死亡との検視結果
[ロンドン 11日 ロイター] ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンに所属していた元イングランドのストライカー、
ジェフ・アストル氏に対して、硬い革のボールでヘディングを繰り返したために脳の病気で死亡した、という
検視判断が下された。
アストル氏はイングランド代表として5度出場。1968年にはウェスト・ブロムウィッチをFAカップ優勝に導いた
が、今年初めに倒れ、59歳で亡くなった。
同氏の遺族は、リーグ戦に292試合出場し、通算137ゴールを挙げたサッカー選手としての経歴が死亡の
原因と主張している。
11日には検視官が遺族の見解を支持すると発表し、同氏が”職業病”で死亡したとする判断を下した。
検視官がロイター通信に語ったところによると、選手生活で受けた頭部への度重なる打撃が脳に損傷を
起こし、脳血管内に蓄積されたタンパク質が死の直接の引き金になったとしている。
英国サッカーの歴史でこのような判断が下されたのは初めて、と検視官はみている。
アストル氏は1970年ワールドカップ(W杯)メキシコ大会に出場したイングランド代表のメンバーだった