08/08/19 20:59:24
正直、全柔連関係者の口の軽さにはいつも驚かされる。
新聞に「次期男子監督は岡田が濃厚だが一部に反対意見がある」という記事が載ったが、
まだ決定していない、柔道界内部の話をなぜマスコミに話すんだ?
一部週刊誌の特ダネならまだしも、新聞記者に話すのが理解できない。
もし岡田以外の人間が監督になったら、岡田が監督にならなかった理由を説明しなければならなくなる。
人事のデリケートな問題だから、説明がうまくいかなかったら色々と勘ぐられる可能性がある。
うまく説明すればいいということではない。
説明に失敗するリスクを背負い込むくらいなら、そもそも組織内部で検討中のことは外部に話さないほうがいいのだ。
俺は法人相手の営業をやっているが、社内で検討中のことは社外には絶対に話さない。
これは営業に限らず、社外と関係する仕事をする人間の常識だろう。
4月の選抜で野村が負けたとき、全柔連関係者が「野村は引退する」と話したという記事が新聞に載ったが、
これも結局確定事項ではなかった。野村は、俺は引退するなんて言っていないと言っていた。
これも、未決定事項を全柔連関係者が新聞記者にポロッと話した一例。
選手に最終の意思確認もせずに、選手の進退という重要でデリケートな話を口にするいい加減さ。
全柔連は世界と交渉するのが下手だということは、ルール改正のニュースなどを通して以前からよく言われている。
そしてその理由は語学力に求められることが多い。
けれども、上に書いたような日頃の国内の柔道報道をみるに、
全柔連には、語学力以前に、組織外との情報のやりとりの能力が根本的に欠落しているように思えてならない。