08/05/03 11:12:27 xgPZGSph
チベット問題を考える会の小林です。
タシ・ツェリンさんの解放に向けて、関係者と連絡を取り合っています。
タシ・ツェリンさんが台湾国籍であることが、事態をより複雑にしています。
公的には、氏の救出の責務は一次的には台湾領事部が背負っています。
しかし皆さんもご存知のように、五月末には台湾総統に国民党の馬氏が就任します。
そのためなのか、あるいは在東京の台湾領事の姿勢なのか判然とはしませんが
在台湾チベット人であるタシ・ツェリンさんが十分な保護が得られていないのを感じます。
その第一は、通訳の問題です。チベット人であるタシさんに中国語の通訳をつけています。
国籍は、台湾なのだから中国語ができる筈だというのでしょう。
しかし彼は、インド生まれのチベット人です。
チベット語が無理ならばせめて、英語の通訳にしてほしいと思うのは、虫の良い考えでしょうか。
できれば、ダライ・ラマ法王代表部とも連絡を取り、チベット人の職員を派遣してもらって通訳になって貰うという方法もあると思います。
台湾の領事は、そういう配慮をしてくれる方ではないようです。
ペマ・ギャルポ先生に通訳になって貰う案も提示したのですが、台湾の領事部からは拒絶をされました。
チベット問題で抗議行動を取ったチベット人の安全が、中国語を話す台湾領事部に握られてしまっているという厳しい現実に直面しています。
また台湾内部からは、弁護士費用は一切台湾側が持つという指示が届いていると
台湾のチベット支援団体からは連絡が入っています。
しかし、日本の台湾領事部では費用を掛けたくないとの意向から、国選弁護士を使う意向のようです。
そんこともあって、チベット側で弁護士をお願いする準備を進め、今朝のようなカンパのお願いをさせて頂いた次第です。