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二人の門出電車でＧＯ
銚電支援の縁
銚子市の観光鉄道・銚子電鉄の再生を支援する「銚子電鉄サポーターズ」（西川照幸代表）での
活動を通じて知り合った会員男女が２５日、午後１時４４分銚子発外川行きの同電鉄で「車内結婚式」を
挙げることになった。２人は「縁を結んでくれた銚電のＰＲに役立ち、恩返しになればうれしい」としている。
結婚式を挙げるのは、いずれも都内在住で埼玉県出身の会社員高城琢磨さん（２９）と
熊本県出身の会社事務員栗秋里恵さん（３１）。２人は大の鉄道ファンで、サポーターズには昨年１月の
発足と同時に入会。昨年１年間はほぼ毎週、銚子市を訪れ、同電鉄・犬吠駅での会員募集や、
沿線での花の植栽、清掃などの活動に参加してきた。考え方や行動が似ていて、活動で度々協力し
合ううちに、互いにひかれるようになり、今年２月に「結婚しよう」と話し合ったという。
「車内結婚式を挙げたい」と相談を受けた同電鉄では「２人を応援しよう」と快諾、２両の特別列車を
運行させることにした。サポーターズの西川代表も「銚子の電車によって結ばれ、おめでとうございます」と祝福している。
２人は当日、電車内に設けられたバージンロードを歩いた後、指輪を交換し、誓約文を読み上げる。
立会人として向後功作・同電鉄鉄道部次長があいさつする。
（2008年5月22日 読売新聞）