07/12/09 18:19:16 Iv49zZgK0
最近は、昔みたいな「国民的大ヒット」が生まれない。
昭和のような大量生産・大量消費時代も終わり、その後の電通とかが“仕掛ける”ブームにも
みんなあんまり踊らなくなって、みんな「自分の好きなこと」を勝手に追いかけてる時代だ。
そんな中で、今何がウケるのか、受けているのか、何をやったら(作ったら)消費者に受け入れられるのか
企業の側も知りたくて必死なんだよ。角川みたいな文化産業なら、なおのこと。
でも昔の常識ややり方や組織とかでは、それはなかなか見えてこない。
一方で消費者の側も、与えられるものを黙って消費してるだけじゃ気がすまなくて
自分達でイロイロ主張したりリクエストしたり既存のものを弄り回したりするようになってきてる。
しまいにゃ自分達で生産者の側に回ったり。(でもソレは今でもまだやっぱりハードルが高い)
要するに今「上流から下流へ」向かう力と、「下流から上流へ」向かう力は
双方高まってるんだと思う。
ただ、既存の組織や常識とかいったものが壁になってて、
実際には両者はすれ違いというかなかなか上手く結びつけない。
企画屋氏は、そのふたつの“力”を、うまく結びつけるポイントを突く
役割をこなしたんだと思う。
これが昔からある「やり手営業マン」エピソードだとすると
企画屋氏は大きな力を持つ業界の人間で、利益の為に目ざとくこのチャンスを生かした、
みたいなんだろうけど、もしそうだとしたら素人の商工会連中やヲタ連中を
これほど巻き込み、こーいう雰囲気のイベントにはならなかったろうな。
今回の企画屋氏は、あくまで「1ヲタク」という“受け手側”の立場・感覚のままで
同時に「本職の企画業」という社会的(業界側の)立場を生かす事で
上からと下から、双方の「力」を上手く結びつけたんだと思う。
まぁ「魔族と人間のハーフ」(両方の属性を持つ)美少女主人公が、
どちらに肩入れするのでもなく、両方の親玉同士がナシつける橋渡しをして
みんな平和になりました、みたいなもんかw