07/08/24 11:30:06 ZdJEqdBj
８月の巨人戦ナイター激減 熱い首位攻防戦最中も
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毎年、本紙「反響」欄には野球中継への投書が多く寄せられる。開幕当初は、例年通り、
「巨人びいきだ」など解説、実況への注文が主だったが、一時間だけの中継、深夜録画が増
えた七月ごろからは「常識を疑う」といった怒りに。そして八月。盆休みを含めた十－十九日
は全く地上波の中継がなく、「寂しい」「ささやかな楽しみも奪われるのか」との嘆き節に変わっていった。
巨人ファンの怒りが表れた一通を紹介しよう。
「プロ野球も佳境に入り、一試合も見逃せない時期、十、十一日の中日×巨人の首位攻防
戦は、ＣＳのフジテレビ７３９での放送だった。フジは、三－五日は姑息（こそく）にも夜中に結
果が分かっている試合を三十分だけ放送した。野球ファンをバカにしている。フジは即刻、
プロ野球から撤退し、他局に放送権を譲るべきだ」（藤沢市・山田昌孝さん・６６歳）
山田さんは普段はケーブルテレビで視聴しているので“実害”は少ないが、テレビ局の野球
に対する姿勢を嘆く。「録画や一時間だけの中継なら最初からやらなきゃいい。
一方で、全球団の試合が見られるスカパーの「プロ野球セット」の契約件数（３－６月）は
前年比２３・８％増。特に巨人主催試合を完全中継する「Ｇ＋（ジータス）」の新規契約は８９％
増で、ほぼ倍増。「巨人の好成績と、地上波での放送が減った影響では」とスカパー広報部。
他球団のファン同様、巨人ファンも地上波をあきらめたようだ。
巨人戦ナイター中継の平均視聴率は、四月１０・８％、五月１０・２％、六月９・０％、七月８・
７％。七月は前年同月を上回った（ビデオリサーチ調べ、関東地区）。なお、セ・リーグ全体の
観客動員数は今月十九日時点で前年同期比２・６％の増加。