08/08/09 13:34:03 1/FOI6At0
強力打線が抑え込まれ、残された攻撃はあと2回。この窮地を常葉学園菊川が、
自慢のバットではなく足ではね返した
監督として甲子園初采配(さいはい)の佐野監督は「野球の素晴らしさが出たゲーム」と満面の笑みで話した。
0-1の八回一死一、三塁。1番酒井の4球目だった。
代走の松本が二盗を試みると、捕手からの送球はそのまま中堅へ。
三塁走者の戸狩が生還した後、松本は三塁で止まろうとしたが、
中堅からの返球を受けた遊撃手の注意が自分から離れているのを逃さず、
一気に本塁を陥れた。足で福知山成美を揺さぶり、無安打で2点を奪い取った。
「外野の返球が山なりの時に、先の塁を狙うのはいつも心掛けている。最高です」と松本は胸を張った。
選手たちは試合中から「先の塁を狙えるぞ」とベンチで話していたというが、
この試合唯一のチャンスで見事に実践して見せた。
選抜大会後に不祥事で監督が交代したが、4季連続で甲子園出場。
佐野監督は「次は打線がもっと打てるようにしたい」と期待を込める。
昨春の優勝メンバーが多く残るチームは、打つだけでなく、したたかさも持ち合わせている。
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