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昭和50年7月30日 県営大宮球場 決勝戦
上 尾 000 023 000 5 (上)今ー中村
川口工 000 001 000 1 (川)垳田、野中ー中臣
春の県大会優勝校・川口工と昨年の西関東大会代表校・上尾という
強豪対決となった決勝戦は、上尾が川口工を振り切り、
一県一校の「埼玉代表」の初名乗りをあげた。
上尾は5回、安打と四球で出た走者をバントで進め、2死ながら二、三塁の好機を迎えた。
ここで3番岩城が、野中投手の内角低めの直球を打ち返し先制点をあげた。
さらに上尾は6回、2本の二塁打をからませて2点を追加した後、
1死三塁からスリーバント・スクイズを決め、決定的ともいえる5点目をあげた。
一方の川口工は、2回に2安打で無死一、二塁という絶好の先制機をつかみながら、
バント失敗、併殺という最悪のパターンで好機を逃したことが惜しまれた。
初の決勝進出で甲子園まで後一歩と迫った川口工ナインにとって、
投手陣の制球難と攻撃面でのツメの甘さが壁となってしまったようだ。
同時に上尾のここ一番での勝負強さが光る一戦であった。