08/05/22 16:33:04
・石原慎太郎都知事(75)は16日の定例会見で「よほど見たけりゃ、ほかの動物園へ行けばいい」
「上野でパンダグッズが余ったら、ほかの動物園に分ければいい」などと、改めて「パンダ不要論」を
展開した。今月上旬に来日した中国の胡錦濤国家主席が、上野動物園に雌雄2頭の貸与を表明したが、
知事は「友好というなら金を取るのはどういうものか」と1億円超ともいわれる高額レンタル料にも
苦言を呈した。
今月上旬、中国の胡国家主席が上野動物園にジャイアントパンダ雌雄2頭の貸与を表明。これに
対し石原知事は「都民に意識調査したら、金を払うならいらないというのが97%だった」という仰天
データを挙げ、「金を払うなら(都立の)上野動物園が払う。都の税金だよな。それまでして見たいかね、
パンダね」と述べた。
ガラパゴス島を訪問するなど希少動物には人一倍、関心を寄せているが、なぜかパンダにだけは
何の思い入れもない石原知事。この日も改めて「写真で見たら分かると思うし、ほかの日本の動物園も
たくさん持っているみたいだから、よほど見たきゃそこへ行ったらいいんじゃないかな。私はどうでもいい。
それは」と強調した(現在、日本にいるジャイアントパンダは、神戸市立王子動物園=2頭=、和歌山県
白浜町のアドベンチャーワールド=6頭=の計8頭)。
しかし、上野動物園にとってパンダはシンボル的な存在。園周辺にはパンダグッズを扱う店も多数ある。
これについても「(上野から)パンダがいなくなってグッズが余ったら、パンダのいるほかの動物園に
分けてやったらいい」とニヤリと笑いながら、慎太郎流の解決策を提示した。
パンダはワシントン条約の規制で、原則的に無償貸与できない。雌雄2頭でレンタル料は年間1億円
以上とも言われている。石原知事は「法外な値段だと思うね。友好、友好と言っているが、友好の印で
金を取るっていうのはどういうもんかな」と中国側のパンダ商法に疑問を投げかけた。(抜粋)