08/05/13 21:44:55 0
日本に移入されて80年も経つのにバス・ギルにより滅ばされた
在来種は1種もいない。
きわめてシンプルなこの事実と柔軟な「健全な市民として当然」の
考えをもとに、科学者の視点でバス問題をウオッチングした中で
見えたもの....それは「異常としか言いようのないマスコミ挙げての
バス叩き」現象であり(それは社会問題化しているイジメの構造を
正に連想させる)また(駆除派と呼ばれるやつらの論理のデタラメさと
やつらのヒステリックな論調を大声で繰り返すしか能のないマスコミ
の判断力のなさ)だった。「日本の生物多様性を守れ」という、
いかにも美しく正しそうな御旗とその主張は、しかし、実は論理の
底が抜けている。
その抜けた論理に大マスコミが乗り、偏った主張がいつの間にか
常識化され、ついにはある理念の為に特定の生き物が殺され市民が
それを容認していく過程は自然保護から遠く離れ、ナチズムに直結
するとても危ない要素をはらんでいる。
外来種は日本の在来種を食い潰すみたいなことを言えば、そのことだけを
真に受けた人は駆除したほうが良いと言う話にどうしてもなります、
あなたは一般市民として情報に操作されることのない自分自身の
考えを大切にしたいと思いますか、それともまだ大マスコミと一緒に
正義の味方を気取った偽りの勝ち馬に乗り続けますか?
底抜けブラックバス大騒動 池田清彦著より抜粋