08/07/02 01:36:33 oPoCtBPV0
ただ、武道をやってる人たちが逆のほうへいってるだけなんです。私も
昔ガチガチ鍛えていたときは、ぜんぜんそんなことはわからなかった。だ
から武道をやってない人のほうがいいと言うのは、そこなんです。力まな
いでのびのびやると体が統一できるんです。
だけど今の世の中、スポーツ的な考え方が強いんです。合気道はス
ポーツではないと言っていても、けっこう部分的なところではスポーツに
なっている。だからどんどん変わった形になる。指導者も呼吸法をやら
なくなる。そうすると呼吸法というものを入れないで派手な動きをやる
ようになる。
だから、今は合気道は大きく動くという形になっちゃってるんですが、
合気というのは、相手の中でもってほんのちょっとした操作だけなんで
すよ。最小限に動かすということです。だからこちらの体とか心の持ち
方が大切になってくるのです。
試合をやるとどうしても本能がでる、そうすると体の中とか、そういう
細かいことが使えなくなってしまうんですよね、術にならない。
その点、合気というのは身を守るものですから、掛かってこない者に
掛ける必要はない。これが合気の肝心なところじゃないですか。やっつ
けようとするとどうしても自分の体もいい状態になりません。ということは
ある面、技そのものが精神的でもあるわけですね。
熟練してくると心境も座禅のような境地になるんじゃないでしょうか。
だから呼吸もは一っと吐くときに体が合気で楽になってくると、体のなか
がすごくゆるみます。昔の自分は筋肉も硬かったんでしょうね、だから息が苦しくなるんですね。
だから結局は指を使って楽になって、そのなかに気を入れる、だいた
いそういうことじゃないですか。
URLリンク(www.geocities.jp)
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