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熊本市の私立開新高校(田中満生校長)で7月、空手部1年の男子生徒(16)が練習中、脳しんとうで倒れた直後、
部長の男性教諭に走り込みをさせられ、翌日、急性硬膜下血腫(けっしゅ)で意識不明の重体になったことが分かった。
生徒は重い後遺症のため病院で寝たきりの状態が続いている。生徒の父親(45)は「学校側は救急車をすぐに呼んで
おらず、対応が不適切」として、部長ら学校関係者3人について業務上過失傷害容疑などで熊本県警に告訴状を提出した。
同校によると、生徒は7月10日、あご付近に突きを受け脳しんとうを起こして倒れた。いったん寝かされたが、部長が
すぐにグラウンドに連れ出し、30メートルダッシュと、タイヤを引いての30メートルダッシュを各4回程度やらせたという。
生徒は翌日、部長に「頭痛と吐き気がする。病院に行きたい」と訴えたが、部長は部活に参加するよう促した。生徒は
その直後に倒れて意識がなくなり、別の職員が119番通報した。診断書などによると、倒れてから通報まで約40分が経過していた。
部長は「頑張らせすぎた。何も言い訳できない」と話し、田中校長は「状況判断が甘かったと言われれば仕方がない」としている。
(2007年10月24日9時0分 読売新聞)
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