07/06/14 09:41:21 u8Pwl6S00
勝敗は当然の結果。
あの爺さんはそれまで組手やスパーも一切経験したことがなく、想像で
達人になってしまっていたのだから。
現在のイキのいいいいわけぶりとは裏腹に、破れたボロ切れのような屑と
化した龍拳、そしてそばにひざまずく弟子たちはお通夜のようにシーンと
していた。
達人幻想が崩れた一瞬であった。
しかるに、塩田剛三などと違い龍拳はまったくの素人で誰にも何にも
習っておらず、自己流であったため評価の対象とはならない。
またさらに恐ろしいのは、崩れた幻想を再び構築しようとしていることだ。
これは、負けたショックから立ち直ってしまい、再びあったことをなかったこと
にしてさらに「不敗の達人」像を演じ続けようとしていること。
これは、もしも現実に目覚めて、達人になれなくとも一から出発し素人を抜け出そうと
する努力とは正反対に位置する。
生きている限り妄想の世界に住み続けようとする、哀れな老人。
そろそろ放置したほうが良さそうだ。