07/05/20 23:22:46 mQZkknjs0
盛岡屈指の強豪高校・光星学園の取材を終えた時、不意に監督に声をかけられた。
「小島さんは極真空手やってるでしょう。少し生徒たちにもんでやってくださいよ」
ヨーコの言葉が頭をかすったが仕方ないと腹を括った。
黒帯の3年生が5人私の前に並んだ。
私は監督に「寸止めルールはわからないのですが…」と言った。
すると「極真空手のルールでいいですが、顔面は寸止めでもいいので突かせてください」と言う。
その時私は悟った。極真空手の黒帯という私をやっつける事で、監督は部員たちに自信をつけさせようと思っている事を!
私は段々腹が立ってきた。「何としてもケジメをつけてやろう」と。そして少し意地悪な計画をひらめいた。
組手は相手にならなかった。まず選手たちの基礎体力があまりに乏しい。彼らは例外なく上段突きを狙ってくるが、必ず最初に前蹴りか中足の中段回し蹴りをフェイント気味に放ってくる。
私はそれらをみな膝受け、スネ受けでカットした。すると必ず相手の態勢が崩れる。そこに思い切って(伝統空手の世界では「崩れ技」と揶揄されている)ローキックを入れた。殆ど 1発で勝負はついた。その後、私は計画通り、監督に言った。
「今度は監督、やりましょう」
新婚ホヤホヤの監督は最後まで私との組手を固辞した。
まだ20代半ばの怖いもの知らずの恥ずかしい思い出だ。
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うっわーーーー。読んでるこっちが恥ずかしいわ!wwwww
突っ込み所満載だなwwwww