07/09/09 22:10:34 XMaJYeXl0
“負けない空手”という考え方は、我々中年以降には非常に重要だと思います。
勝とうとするから辛いのであって、「勝てなくてもいいから負けない」ということに
気づくと楽になります。
相手がいくら若い子でも、3分フルに攻撃を続けると(それも、こちらを倒そうと
すればするほど)必ずバテます。柳に風と受け流し続ければ、3分の中にスキ
は出てきますから、その虚をつくことで勝機が生まれます。
「相手の正中線上に立たない」ことを心がけ、常に死角に回り込む動きを身に
つけることができるようになれば、少なくとも直撃で倒されることはなくなります。
同時に攻撃を出すことができるようになれば理想なのですが、これがむずかしい。
強くなるには才能も必要でしょうが、もっと必要なのは考えることです。
例えば基本稽古の正拳突きを50本やるとき、何を考えながらやってますか?
漫然と50本突くのと、1本1本考えながらやるのとでは大きな差が生まれます。