08/06/02 06:56:51
とにかく、今回のW世界戦には驚かされた。
何がって、宮田陣営のふところの深さってやつに。
記者会見をみて、唖然とした。
坂田と内藤を全く同列に扱い、パネル写真、雛壇の座り位置まで全て対等。
おまけに、あろうことか、金平会長の出席まで許し、喋らせている。
思い出して欲しい。10月11日の、内藤vs亀田の興行について。
挑戦者にも関わらず、発表記者会見は協栄陣営のみ、内藤を排除して一方的に挙行。
ポスターには内藤の写真は一切いれず。
内藤単独での記者会見でも司会者は協栄陣営と思われる人物が、大毅の挑発を王者にぶつけて怒らせる場面も。
内藤陣営はなんとか座席を1000席だけ確保させてもらい、しかもそれをファイトマネーの一部に充てさせられる仕打ちまで受けた。
当日の控え質が倉庫並みの部屋で、隣りの豪華控え室で、高橋ジョージに大声の発声練習をさせていた仕打ちは余りにも有名。
これだけの扱いを受けておきながら、協栄の懇願を受け入れ、坂田の世界戦を一緒に行うことに同意した。
会場はもちろん内藤が抑えたものであり、内藤陣営には、この申し入れを受け入れるメリットは少ない。
金平は言う。「フライ級を盛り上げたい」と。しかし、これは正確ではない。「坂田が一番だと世間に思わせたい」が本音である。
宮田は言う。「フライ級を盛り上げたい」と。しかし、これは正確ではない。「みなでボクシングを盛り上げたい」が本音である。
俺は、今回、金平と宮田の、人間的な器の違いをまざまざと見せられた気がした。
頑張れ、内藤。頑張れ、宮田。お前らは日本のボクシング界の救世主だ。