07/06/02 07:39:08
>>226
同じ重りをつけるにしても、ハブ付近ならペダルを漕いで入力したエネルギーは
直線運動エネルギーに変わるだけだが、この重りをホイールの外周に寄せていくと
回転運動エネルギーが増加し、そのぶん直線運動エネルギーが減っていく。
どいういうことかというと、加速の時はがホイール(重り)を回すのに力を食われ、
逆に減速するときは回っている重りを減速するのに力を食われ、制動力を食われる。
ホイールの回転速度が同じならば回転運動エネルギーの増減も無いので
巡航中はペダルは重くならない。
細かい計算すると、160gの重りをフレームに付けて30km/hまで加速するのに必要な
エネルギーは約5.56W
一方、160gの重りを直径700mmのホイールの中心から20cmの位置に取り付けて
おなじく30km/hまで加速するのに必要なエネルギーは上記に加えて
回転運動エネルギー約1.81Wが必要になり、総エネルギーは約7.37Wに増加する。
これが「重くなる」の意味。
ちなみに、重りを最外周(タイヤと同じ位置)に付けると、総エネルギーは2倍(11.1W)になる。