07/11/22 13:09:01 0kcZIqXg0
どうせ載せるなら全部載せればいいのに。ってことでもう一つ。
ペナントレース前半戦。清原は弱点をさらけだした。内角球をバットの根っこ
で打たされていた。私の見誤りの原因は、強打者になる条件としては致命傷で
ある、この弱点へのこだわりであった。内角球を打つには最高のテクニックが
いる。これを会得するには、どんなに順応力を備えている選手でも最低一年、
ふつうは二年かかるのだ。だが、彼の進歩は私の目のはるか先にいってしまっ
たようだ。
清原の成績を支えているのは「修正」の能力だ。シーズン前半は手も足も出な
かった内角の厳しい球を、脇をしめたおっつけでこなし、最近はい当たりのファ
ウルにする。まだフェアにする力には乏しいが、投手をおどかすには十分だ。
ホームランを打てる甘い外角球を投げてもらえるのはこのためだ。