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兵庫県佐用町の佐用共立病院で２００８年１２月から約１か月余の間に寝たきりの
入院患者６人（当時９９～７５歳）が相次いで肋骨(ろっこつ)を骨折した問題で、
県警捜査１課と佐用署は１１日、患者１人に暴行して骨折させたとして、
同病院の看護師羽室沙百理(はむろさおり)容疑者（２６）（佐用町山脇）を
傷害容疑で逮捕した。
発表によると、羽室容疑者は０９年１月、同病院で、入院中の女性患者
（当時８５歳）の胸部を両手で圧迫するなどして肋骨を骨折させた疑い。
病院によると、骨折した患者６人は男性１人、女性５人で、いずれも本館３階の
一般病室に入院。０８年１２月８日、主治医らがこの６人のうち、
当時８５歳だったもう１人の女性患者の肋骨の異常に気づいてレントゲン撮影をし、
骨折が判明した。さらに翌年１月１９日までに、５人の肋骨骨折が見つかった。
６人は寝たきりで骨粗しょう症を患い、会話もできない状態だった。
全員が今年までに死亡し、県警が司法解剖したが、死因は肺炎などとされ、
骨折との因果関係は薄かったとされる
同病院は、医療法人「社団一葉会」が１９６８年に開設し、ベッド数は９０床。
（2010年3月11日19時49分 読売新聞）
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