08/01/28 06:59:04 /1k7nP98
>>649
まあこの本に書かれてある通りだ。
働きすぎる若者たち「自分探し」の果てに
(安部真大著/生活人新書/NHK出版)
ケアワークとは専門性の低い、非熟練の「単なるサービス業」である。
そのことを現場でみずからの体験を通じて鮮やかに示したのが、前田拓也である。
(中略)おそらく介護者として求められている態度といったものを含めた「介助技術」
の少なからぬ部分は、広くわれわれが日常的に身につけているものでもあるのだ。
ケア職の「専門性」幻想は誤っているだけではなく、ケアワーカーたちに
「いつか看護士のような専門職に」という希望を与え続けることで、
現在の厳しい労働条件の現実を隠蔽(いんぺい)してしまう可能性をはらんでいる。
現状ではしばしば、看護師の歴史と重ね合わせることで、介護士の専門化とそれに
ともなう地位の向上という「夢」が語られる。しかし(少なくとも現段階では)
介護士と看護師の仕事は大きく異なる。看護師の仕事は比較的、専門化のしやすい
ものであったが、介護士の仕事はそうではない。