08/12/20 17:32:13 ussj73IL
URLリンク(mainichi.jp)
熊本の児童養護施設:謹慎処分の中学生、トイレにも職員許可必要
熊本市神水の児童養護施設「慈愛園子供ホーム」(西浦健輔園長)で暮らす中学生の男女3人が、
施設内での職員による暴力や謹慎処分をやめさせるよう求めて今月2日、熊本中央児童相談所に駆け込んでいたことがわかった。
謹慎処分は施設独自の罰則で、トイレに行くにも職員の許可が必要という。
慈愛園側は「子どもたちから話を聞き、調査したい」としている。
園関係者らの話によると、助けを求めた生徒の一人は拾った消しゴムを盗んだとされ、
2週間の謹慎処分を科されたという。児童相談所にこの処分の中止などを求めた。3人は同日中に職員によって施設に連れ戻された。
謹慎処分の内容はほかに、電話や外出、友人とのおしゃべりなどを禁じられる。通学はできるが、部活動は禁止。
寝る時間も決められ、それ以外の時間は横になることを許されず、これらが守れないと謹慎期間が1日、延長になる。
関係者によると、同園では子どもが「学校に行きたくない」と主張したり、園のルールを破ったと職員が判断した場合などに、
職員から殴られたり、謹慎処分を科されたりするという。
慈愛園の代理人弁護士は謹慎処分について「トイレにまで許可が要るというのは知らなかったが、
行動制限自体は(弁護士や大学教授らでつくる)外部委員会も、反省を促すための指導法として問題ないという認識だった」と話した。
一方、暴力については「子どもが暴れた場合に抑えるなどすることはあるが、問題になるレベルの暴力があるとは認識していない」と語った。
熊本中央児童相談所は「一般的には、施設の処遇について指導することもあるが、個別のケースには答えられない」としている。
毎日新聞 2008年12月11日 西部朝刊