09/04/12 03:41:19 CzrB3yf30
とみなして、考えてみると、
たとえば、
<中央線沿線のメリット>
1.京葉・中央連絡線(東京~新宿)
2.中央快速バイパス線(新宿~立川)
3.中央東線高速化(高尾~甲府)
4.諏訪地方の中央東線高速化
などの山梨・長野経済を支える重要幹線でありながら予算不足で一向に進まない中央本線高度化事業を
在来線高速化の名目で予算を獲得した長崎新幹線のように、
新幹線整備予算を投入できる中央新幹線構想として国費を投入して整備することができる。
<全額負担するJR東海のメリット>
4.諏訪方面は中央新幹線構想通過ルートであるとみなして、
リニア構想は南アルプス通過ルートを推し進めることができる
5.JR東日本の縄張りである沿線開発は中央新幹線(=中央線高度化事業)に任せて、
JR東海は東京~大阪の東海道新幹線のバイパスとして専ら整備できる。
6.過去のしがらみに縛られないで、話を進めることができる。
と中央新幹線を誘致してきた地元のメンツを保ちながら、
世界に誇るリニアバイパス線建設を調整できるというメリットがあります。
そもそも、新幹線基本計画は国費を投入することを前提にした計画であって、
一企業のJR東海がほぼ全額を負担するという発想は想定できてないものです。
国費と地域開発を前提にして沿線自治体が長年誘致をしてきた中央新幹線という枠に
むりやりリニア新幹線を当てはめたら、国益重視で最大効率を求めるJR東海と
長年の悲願である高速交通による地域開発を求める自治体と対立してしまうのは当たり前です。
もし、このまま国土交通省がJR東海と地元自治体に話し合いを勧めても、
JR東海側は建設費一兆円増額、自治体側は長年の運動を無にするというリスクを冒してまで、
何ら妥協点をみつけられないでしょう。
地方自治体のための中央新幹線構想とJR東海が提唱するリニア構想を、
別のものとみなして議論を進めれば、話がうまくまとまる気がしませんか?