05/12/28 23:06:38 E+YdJkYZ0
おれはあの時代をリアルに知るオサーン世代だが、単なる組合支持とは微妙に違う、
いわば「組合はマンセーしないが弾圧は反対」派だ。
あの当時、たしかに酷かった。窓口でおそるおそる切符を買う事も度々だったし、
客が職員の御機嫌取らなきゃならない事も多かったよな。鉄だとわかると、露骨に
面倒がる職員も多く、なんでこんなにビクビク縮んで趣味やらにゃならんのだ?とは思ってた。
ただ、現場で触れ合う国鉄職員は、いま言われるほど糞一色ではなかったのも事実だ。
さっきの話と逆に、鉄だと見ると世話を焼いてくれる職員もいた。学生の旅行や、お年寄りには
手間を度外視して親切にしてくれる職員もいた。そしてそういう人の制服にも、
労組のスローガンワッペンがちゃんとついてたよw(鉄労じゃないよな?)
全部糞だったように言う方こそ、ナマの姿を知らない、意図的に歪められた像しか知らない層なんじゃないかと
思ったりする。職員40万、国労でも20万からの人がいたんだ。いい方にも悪い方にも、
均質なはずがない。
思うのは、経営者と組合とには、いい意味の緊張感がなければならない、と言う事だ。
組合が勝ちすぎてはいけない。が、経営者が勝ちすぎてもいけない。
どちらも客のためにならない結果が待っている。尋常・真っ当な組合が、経営に物申す
ような余地は、大企業であればあるほど、作っておかないといけない。
労使がなれ合う事は、最悪だ。
だから、マル生破綻後の、組合が勝ちすぎたあの当時にそのまま戻る事はおれも望まない。
けれど、組合を叩いてればそれでよし、とするような安直な論議も望まない。…変人か?