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2004年、伊勢湾が「スーパー中枢港湾」に指定され、飛島コンテナ埠頭(TCB、本社海部郡飛島村
東浜3ノ1ノ4)は次世代モデルバースとして、05年12月に大きな一歩を踏み出した。05年12月に
運営を始めたターミナル「TS2」に加え、昨年12月にはAGV(自動搬送台車)20台を含めて、より進化
したIT・自動化ターミナル「TS1」の供用も始まった。内山人司社長に課題と今後の戦略を聞いた。
「当社は船社、港運、陸運会社による合弁会社で、高サービス、低コストのターミナルとして期待されている。
速く、安心、安全に本船積み、揚げ作業、荷役作業を行っている。遠隔自働RTG(ラバータイヤ式ガントリー
クレーン)操作、AGVなどIT、自動化を図ることで、少子高齢化社会の到来を見据え『三百六十四日』、
二十四時間稼働できる態勢づくりをめざしている」
「ひと言で言えば、着実にコスト競争力は向上しており、名古屋港の競争力向上にも貢献していると
自負している。荷主のトレーラーがインゲートで搬入・搬出の受け付けを行ってから、コンテナの受け渡し
を経てターミナルの外に出るまで平均十二分。二月は三十分以上かかったケースは0・9%で、1%を
切っている。関東や関西の港湾では一時間、二時間待ちもある。これからも新鮮な発想で、できる
ところから高サービス、低コストを追求していきたい」
「例えば、ターミナル内でのコンテナの保管料の料金設定。繁忙度などに応じて、より柔軟な料金設定に
することも一案だ」
「すでに港湾も影響を受けている。名古屋港は関東、関西の港と異なり、典型的な輸出港。後背地の
人口などに起因する、食料品などの輸入物資が少ないことから、輸出の減少が取扱貨物量全体のマイナスに
直接的に影響する。港湾関係者一丸となって、ポートセールスなどに取り組まなければならない」
▽ソース:中部経済新聞 (09/04/02)
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