08/03/29 13:33:54 XDagDHTn
サラリーマンだって、サービス残業だの、ホワイトカラーイグゼンプションだの、名ばかり管理職だの、
労働環境を取り巻く様々な問題があることはわかっています。しかし、サラリーマンであれば、同じ業界内でスキルを生かしてとか、
他の業界でも、同様の部署を希望すれば、職場環境を変える勇気さえあれば転職はさほど難しいものではありません。
しかし、この業界の第一線で働いているライダーの労働環境の悪さは、サラリーマンのそれとは比べ物にならないものであり、
ライダー個人の力で会社に訴えて、それを改善していく事は不可能です。また、他のバイク便会社に移ったところで、待遇面ではさほど変わりません。
その原因として、業界全体の需要が、他の業界と比べても僅少であるにもかかわらず、多数のバイク便業者が競合し、
各会社が存続する事にだけ躍起になり、そこで働くライダーの労働・待遇の改善は後回しにされています。
また、バイクの維持費等、業務に掛かる経費全てがライダー持ちなので、採用コストや人経費が極めて安く抑えられるので、
大量に採用して一人一人の仕事量が少なくなっても(売り上げが減っても)、会社にとってはリスクが無いばかりか、受注が捌けるのでむしろ好都合なのです。
大口顧客の不当割引なども、その例に挙げられると思います。ライダーに極端に安い料金で運ばせても、その分受注が増えて総受注金額でプラスなら会社としてはOKなのです。
しかしライダーは、安い料金で運ばされ、その仕事を完了しなければ次の仕事が割り当てられません。
優先配車だからと言われて次々と仕事を割り当てられても、こき使われている事に他なりません。結局その分長い距離を走らされ、ガソリン代と急ぐ事による事故率向上のリスクはライダー持ちです。