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ユンボ(yumbo)は、「油圧ショベル」と呼ばれる建設機械の商品名である。
一般に「パワーショベル」や「バックホー」と呼ばれているものと同じだが、
本来は、フランス・シカム社(現ユンボ社)の製品及び、
同社と技術提携していた当時の三菱重工業株式会社
(その建設機械部門を分社化した、キャタピラー三菱)の製品に付けられた商品名である。
なお、「油圧ショベル」は 1990年代に入ってから、
これらの統一名称として「社団法人日本建設機械工業会」によって決められた。
概略
もともとは、フランス・シカム社(現ユンボ社)の製品で、
同社と技術提携した新三菱重工 (現・三菱重工) が、
1961年に代表機種の Y35 を初めて国産化した際に「ユンボ」の名称で発売したものである。
同商品の性能のよさもあり、その名称が油圧ショベルの代名詞として浸透した。
このため、早くから油圧ショベルを利用してきた土木建設業界では
「ユンボ」の名称が「油圧ショベル」の代名詞として使われている場合が多い。
だが、現在同事業を継承している新キャタピラー三菱に「ユンボ」を名乗る商品はない。
従って、ユンボ社とかつての新三菱重工業、キャタピラー三菱製以外には「ユンボ」という商品は存在しない。
日本において、油圧ショベルの呼称として、本来商品名である「ユンボ」
が一般名詞化して普及した理由の一つとして、
スポーツ新聞等のいわゆる三行広告の求人欄で多く使われたことが挙げられる。
「油圧ショベルオペレータ募集」を指す、「ユンボオペ募集」は決まり文句となっている。
短く、かつ響きの良い「ユンボ」という言葉の語感が良いからであろう。