08/01/26 02:26:21 Fho5ygd6
おととし、留寿都村で3人が死亡した事故を巡り、札幌の運送会社が違法な名義貸しをしていた疑いで書類送検されました。
保険料や車検代などの経費削減を狙ったものと見られます。
この運送会社の幹部は「(名義貸しの)疑惑が生まれたことについては分かっています。
疑惑を招いたことが本当かどうかは検察の判断だと思います」と言います。
貨物自動車運送事業法違反の疑いで書類送検されたのは、札幌・西区の運送会社「サッポロ丸善」と田中巖社長ら幹部5人、それに元従業員の運転手ら10人です。
そのうちの1人は、おととし留寿都村で居眠り運転で3人が死亡する事故を起こした運転手で、このときの取調べがきっかけで名義貸しの実態がわかりました。
幹部はまた、「今のところは何も話せることはない」と言います。
会社は個人事業主として独立した運転手から、名義使用料金を受け取り、会社のトラックを買わせます。
会社側は保険料や車検代などを削減でき、運転手側は信用ある会社の名前を使って、多くの仕事を集めることが出来ます。
物流関係に詳しい北海学園大の川村講師は「荷物の量は増えていないのに、新規参入がどんどん増えている。仕事を運送業者が互いに取り合う形になっている」といい、規制緩和で運送業者が倍増した結果、過剰な競争が行われている事が名義貸しの背景にあると分析しています。
これまでの警察の調べに田中社長は「経費をどうやったら削減できるか役員同士で話し合った」と容疑を認めています。
北海道テレビ2008/01/25(金) 19:39