08/01/30 00:28:10 rxYaYA26
安来道も薄皮道路だ。国と県が事業に乗り出した後に公団が加わり、
全事業費の11%に当たる130億円を負担。だが、これに金利や管理費
が加わり、実際には公団は計588億円を30年かけて返す計画になって
いる。
安来道の昨年度の管理費は3億3000万円で、そのうち18人いる料金
徴収員の人件費だけで1億1000万円かかった。そもそも、国と県が公団
を入れずに、もう少し頑張って仕上げれば通行料はタダになり、徴収員も必
要なかったはずだ。4道路を通行料金で区切ると5区間。有料の3区間の
平均交通量は、無料の2区間の約4分の1にとどまる。
このため、県は先月から3割引きの回数券を売り出した。今年度の割引
分4000万円は、県と沿線市町村が自腹を切る形で補充する。
合併施行方式について、国土交通省道路局は「少しでも早く建設するた
め」と説明する。だが、公団幹部の1人は「国はほかの高速道と不公平感
が出ないように自動車専用道路をなるべく有料にしたい。公団は事業に参
加すると、業務を請け負えるうまみがある」と打ち明ける。国と公団の思惑
が垣間見えるが、利用者は不在だ。