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相模原の主婦ひき逃げ死:現場に物証、何もなく…3センチ白綿で御用だ! /神奈川
6月9日14時1分配信 毎日新聞
◇54台、車体の底の付着物調べ 決め手はわずか3センチの綿だった―。
相模原市の国道129号で4月19日、同市上溝、主婦、宇津木孝子さん(56)がトラックにひき逃げされて死亡した。
現場にガラス破片や塗装物などは何も残っていなかった。
相模原署は事件発生4日後の同23日に東京都青梅市内のトラック運転手(38)を業務上過失致死と道交法違反(ひき逃げ)の両容疑で逮捕したが、難しい捜査で逮捕の鍵となったのは車底部に付着した3センチの綿だった。
19日午前3時半ごろ、厚木市と東京都八王子市を結ぶ国道129号には、冷たい雨が降っていた。
宇津木さんは八王子方面から来たトラックにひかれ、頭や腹を強く打って同市内の病院で死亡した。
運転手はそのまま逃走した疑いが持たれている。
同署の調べに「左にハンドルを切ったが間に合わなかった。怖くなって逃げた」と供述しているという。
車体に残った事故の痕跡は日数がたつと消えてしまうこともあり、「ひき逃げは1週間が勝負」と言われる。
同署と県警交通捜査課は、事故発生と同じ時間帯に通行する車の検問で目撃者を探した。
同時に近くの道路が映る防犯カメラで速度や交通量を調べ、目撃情報と照合するなどして、トラック280台を抽出。
1台1台の所有者を訪ねて確認する「車(しゃ)当たり」を始めた。