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タンクローリーの運転手Tavito先生のブログ『新徒話』はどうよ?
2006年7月 5日 (水) [不信感、いよいよ現実へ]
配車係Hは、この会社KCに所属していながら
岐阜に本社のある大手運送会社IKの社員でもあるという不思議な肩書きを持っている。
IKの本社は岐阜県の大垣市にあるのだが、数年前までは川崎にも営業所を構えており
京浜地区の運送を請け負っていた。
ところがある日このIK川崎営業所の運転手と事務方が何かの原因で
真っ二つに分かれクーデターが起きた。
結局全ドライバーの解雇と事務方の左遷、川崎営業所の閉鎖という
最悪の結果を招いてしまったのである。
そしてなにかしらのツテでHは大社長であるTSに拾われ、この会社にやってきた。
しかし、オレがこれまでこなしてきたHからの仕事は前述したように
クソ仕事ばかりだったというのが正直な印象だ。
特に夜光にあるNNZという乳化剤を扱う化学工場から出荷する仕事については、
本当に悩ましいものばかりで、積み場は工場にある地上タンクからホースを繋いで引っ張り出し、その場所も毎度毎度違う。
NNZから出荷される化成品は、他の化学工場で不要になった廃液を精製して
再利用できるようにしたB級品ばかりで、一回積み込みするとローリーのタンクの中は
廃液の澱とタンクの底に沈んでいたカスやスラッジ、あるいは錆が残留物として大量に残りタンクを傷める。
性質は揮発性の低い第3石油類で、水に溶けるものも有れば、非水溶性という厄介なものもあった。
そして一番自分が嫌だったのは、この化成品を積み込んだは良い物の出荷前の検査という物が有り、
ローリーの上からガラス瓶でサンプルを汲み取りそれがOKになるまでの時間が常識外れに長かったという点にある。
普通に検査をすれば数分で終わるというこの作業が、ここのNNZでは1時間半から2時間は軽く掛かるのだ。
時間が掛かるのは、検査が大変なんかではない。只単に検査室で仕事をしている人間の怠慢にある。
検査室の人間は出勤時間の9時にゆっくり出てきて、しかも休憩時間になると、
しっかり検査室を出て休憩室で一服しやがるのだ。
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