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●またパチンコが原因の殺人事件●
静岡／御殿場死体遺棄 元夫を逮捕
2010年05月09日
御殿場市萩原の空き家の物置で、伊豆の国市中の久松紘子さん（当時２５）が遺体で見つかった事件は８日、
久松さんの元夫のリフォーム業桑田一也容疑者（４３）＝清水町久米田＝が死体遺棄容疑で逮捕され、全容解明に向け一歩進んだ。
御殿場署の捜査本部の調べによると、夫婦の間には生活費をめぐる金銭トラブルがあったとされ、元夫は殺害についても認める供述を始めているという。
結婚後わずか数カ月の夫婦に何があったのか。県警は、殺人容疑を視野に詰めの捜査を急いでいる。
逮捕を受け、県警は同日午後３時から、捜査本部のある御殿場署で会見を開いた。
桑田容疑者が殺人についてもほのめかす供述を始めていることから、犯行の経緯や動機について詳しい説明は避けたが、
同容疑者が振り込め詐欺容疑で逮捕される前夜、久松さんの遺体を遺棄した御殿場市の住宅にいたことなどを明らかにした。
同本部によると、桑田容疑者は、振り込め詐欺容疑で逮捕される直前の４月１１日夜、久松さんの遺体が見つかった同市萩原の住宅にいたと供述しているという。
同住宅は、００年に桑田容疑者が新築。元妻（４２）と離婚するまで生活していたとされ、当時、元妻と２人の子どもが暮らしていたという。
桑田容疑者は、昨年６月に元妻と離婚。同年１０月、亡くなった久松さんと結婚したが、今年３月、戸籍上、離婚したことになっている。
同本部では、桑田容疑者が犯行後、遺棄現場の住宅に頻繁に出入りしていた可能性もあるとみて、元妻などから詳しい状況を聴いている。
会見では、犯行の動機や手口などに質問が集中したが、捜査本部は殺人容疑の捜査への影響を考慮し、「夫婦間で金銭トラブルがあったようだ」
などと答えるにとどめ、終始、具体的な説明を避けた。今後、殺人容疑立件に向け、詰めの捜査をする方針だ。