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1240億円没収 涙ぐむ支援者 タイ 2010年2月26日
タイのタクシン元首相一族の約760億バーツ(約2000億円)に上る資産をめぐる裁判で、
タイの最高裁は26日、このうち約460億バーツ(約1240億円)について、
職権乱用による不正蓄財と認定し、没収する判決を言い渡した。
巨額資産の没収は、国外逃亡中の元首相や国内の支持派に大きな打撃となる。
現政権と元首相派は昨年4月の衝突で多数の死傷者を出しており、対立が再び先鋭化する恐れもある。
最高裁は元首相が在任中、税法改正やミャンマー政府への借款などを通じ、一族企業に便宜を図ったと指摘。
首相就任時に所有していた資産を除き、不正な利得と結論づけた。
これまでの裁判で、元首相側は「すべて適法な取引で、職権乱用などはしていない」と主張していた。